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書籍コラム

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本からネタを得て書いたコラムをまとめました。
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記事一覧

誰もが持っている「日常」の愛おしさ

【約1100字/3分で読めます】 長嶋有の『三の隣は五号室』を紹介しました。 好きな作家さん…

いっき82
20時間前
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文学性が高いと難解に感じる理由

【約1800字/4.5分で読めます】 映画『大人は判ってくれない』『ヴィレッジ』、小説『三四郎…

いっき82
4週間前
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純文学的な生き方

【約900字/2.5分で読めます】 『大人は判ってくれない』『ヴィレッジ』という二つの作品を紹…

いっき82
4週間前
46

印象に残った本 BEST20(後編)

【約1800字/4.5分で読めます】 前回に引き続き「BEST20」を挙げていきます。 ※番号が付い…

いっき82
1か月前
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印象に残った本 BEST20(前編)

【約1300字/3.5分で読めます】 昨日の記事で紹介した『一万円選書』で「選書カルテ」という…

いっき82
1か月前
41

ビジネス文書が読者に与えるストレス

『「簡潔さ」は最強の戦略である』 という本を紹介しました。 この本を読んでいて 強く頷ける…

いっき82
2か月前
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自分とは違う立場の人をどれだけ理解できるかで世界は変わる

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 『ハイ・ライズ』を紹介しました。 『ゲゲゲの謎』は昨年公開された アニメ映画作品、 『ハイ・ライズ』は '70年代のイギリス文学です。 なんの関連性もなさそうな 2作品ですが、私なりに二つの作品に 共通点も見出しました。 その共通点は、 「上の人間が下の人間を利用する」 という構図です。 『ゲゲゲの謎』は '50年代の日本が舞台になっており、 戦後の空気感が濃厚に漂っています。 そんな中で主要人物の 水木は戦争から帰った 帰還兵として、

自分は半年間でどれほどのコンテンツを楽しんでいるのか

毎日つけている手帳のメモから 私が半年の間に どれだけの本、テレビ、動画、 ポッドキャスト…

いっき82
2か月前
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2024年1~6月に読んだ本

昨年末に手帳をいただき、 その日から読んだ本、 観たテレビ番組、映画 聴いた音楽、遊んだゲ…

いっき82
2か月前
28

最近の私のテーマは「自然」「日常」「静寂」

最近の私の趣向は 「自然」「日常」「静寂」に 向いてきている気がします。 それは紹介してい…

いっき82
2か月前
31

趣味の合う友人はほぼいない

またまた先日読んだ 奥田英朗の短編「家においでよ」を 読んで感じたことを書きます。 前回ま…

いっき82
3か月前
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フィクションに登場する現実世界のもの

※2500字近い記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 前回に引…

いっき82
3か月前
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男の隠れ家に憧れる

短編集『家日和』のレビューを 投稿しました。 奥田英朗の作品は以前から好きで、 他の作品で…

いっき82
3か月前
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『原田治展』に行ってきました

札幌で開催中の『原田治展』に行ってきました。 原田治(1946~2016)は 多摩美術大学を卒業後、 アメリカでイラストを学んだ方で、 日本では帰国後の '70年代から活躍していた イラストレーターです。 有名なのはミスタードーナツのイラストですね。 私が子どもの頃も、キャラクターが 描かれたグッズをよく見かけました。 会場は、元・北海道四季劇場で、 今は「東1丁目劇場施設」と名前を代えて、 展示会などが催されているところです。 (今でも劇団四季の公演に使われることが