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インナージャーニー【Day78】 本当にほしかったもの
昨日から
胸にモヤモヤが鎮座して
何気にちょっとずつ
増幅している。
一昨日
12月8日の満月に
自分の内側で起きた事件で
現実逃避期間は終了。
そして昨日
エージェント等に連絡して
一気に行動を起こしたのだが
どれも肝心な返事が来なくて
かなりイラッとしている。
この感覚、感情は
いったい私の中の何について
訴えているのだろう?
私はかなり
行動力がある方だと思う。
そして
自分の頭で
【詩】月時雨‥Tsukisigure
*・☪:.。
*・☪:.。
あなたも知らない
わたしの涙
あなたに見せない
わたしの涙
月明かりだけが
知ってるの
人知れず流す
涙のその理由(わけ)も
誰にも言わない
誰にも見せない
夜の秘め事
月時雨‥。
お月様だけに
話せること
眠りにつくその前に
月明かりにそっと
打ち明ける
胸に秘めた心の音を
ひとり抱えるのは
つらいから‥
【ショートショート】ショートショート王様#毎週ショートショートnote
「勅令である」
直方体のたらこ唇から、厳かに告げられる。
白と青のツートンの正体を誰も知らない。かにを自称するそれは、小さなヒレをパタパタと動かす。
日曜日、王様がショートショートのお題を出す。国民はみな一週間以内に上納品を提出するのだ。
血眼になって走り回り、ネタを捕まえ、磨きをかける。
ネタが見つからない国民は悲惨だ。浮浪者のように彷徨い「アラヤダあの子、まだ上納できないの
視線の先|#夏ピリカ応募
山形から東京の高校に転校した初日から、僕の視線の先は彼女にあった。
一番前の席で彼女は、僕が黒板の前で行った自己紹介には目もくれず、折り畳み式の手鏡を持ち、真剣な顔で前髪を直していた。そのことが気になって、彼女の様子を観察してみる。休み時間になる度、彼女は不器用そうに手鏡を開く。自分の顔と向き合い、たまに前髪を直す。何度か鏡の中の彼女と目が合ったような気がする。鋭い目つきで少し怖い。隣の席の
4年ぶりの通学路(後編)|#夏の香りに思いを馳せて
前編→
気がついたら、教育実習も終わりに近づいていた。7月が目の前に来ている。教育実習が終わったら、確かすぐに期末テストになると聞いていた。『七夕飾りに、みんなのテストの結果が良いものでありますように…と、願いを書こうかな。』そう考えて、ある日帰り道途中で駅前の花屋に寄り笹を、文房具屋で折り紙を買って帰った。自転車の前かごで笹の葉がワサワサと揺れている。な
星とハンス|#夏ピリカグランプリ
ハンスはときどき、夜中に家を抜けて草原に行き、寝っ転がって星をながめるのが好きだった。
両親はハンスが幼い頃に亡くなっていた。祖父母に育てられたが、その祖父母も亡くなって数年経つ。だから、夜中に家を出て、草原で夜明かししても誰にも怒られない。「今日は冷えるな。」と、自分で自分の体のことを注意するくらいだ。
「今夜も星がきれいだ。」
昼間、大工の親方に「お前は何でそんなに不器用なんだ。」と叱ら