りみっと

囲碁・テニスが好きな旦那と二人暮らしの漫画・折り紙大好きな放課後児童支援員してるおばさん

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  • 連想ゲーム的な雑記

    連想ゲーム的に思ったことを書き連ねた記事のまとめ

  • 【漫画感想】

    ネットだったり書籍だったり… とにかく漫画の感想です。アニメではありません。

  • 気になるジョン

    通勤途中に見かけるワンコ。とっても可愛い! ジョンの幸せを祈っての雑記。

  • 博士と助手シリーズ

    植物学者木下とその助手井上の日々日常を描いたショートショート集

  • 迷作の森 壱

    2000字位までの作品収納庫 ショートショート中心

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風の中で待っている…

お小遣い叩いて買った初めてのレコード(レコードなのだよ。CDじゃなくて)は、当時大人気TV番組『木枯らし紋次郎』の主題歌『だれかが風の中で』だ。この曲や物語の良さは、むつらさんのnoteに時々熱く綴られているので、そちらを読まれると良いと思う。で、むつらさんのnoteの語りと多少被ってしまうかもしれないが、私の好きな歌詞の部分はイントロの… どこかで誰かがきっと待っていてくれる と、エンディングの… きっとおまえは風の中で待っている である。この2文だけで既に物語が、

    • 【日記みたいなもの】9/14「サラダ音楽祭」にて

      孫(二歳男子)と一緒に鑑賞する予定だったが、孫は発熱したので欠席。旦那と二人のデートみたいになってしまった。 この音楽祭は0歳から参加できるので、周りは乳幼児連れの家族がたくさん!小学生もいたが、ほぼ園児くらいの児童連れで占められていた。うちの孫にとっても初めてのコンサート体験となるはずだったのに… まぁ、次回もそのうちあるだろう。 さて、東京都交響楽団の演奏が始まる。オープニングは案の定あの曲『ドラクエⅤ』天空の花嫁より「序曲のマーチ」だった。子どもたちよりもその親たち

      • 【SS】ひらめき膝(裏お題)|#毎週ショートショートnote

        「今日はジェスチャーをします。これから先生は体を動かして何かをします。何をしているところなのか当ててください。わかりましたか?」 「「「はーーい!」」」 おひさま幼稚園はジェスチャー大会になった。子どもたちもやりたいと言いだしたので、途中から役が変わった。 「次は太郎くんの番ね」 パクパク食べる動作をした後に、泣き顔になって床をコロコロ転がる太郎くん。 「わかった!食べ過ぎてお腹が痛くなった、でしょ?」 「当たり!!」 次は正解したミコちゃんの番だ。 しゃがん

        • 【SS】ときめきビザ|#毎週ショートショートnote

          「マジかよ。でも、今さら?」 かつて一世風靡していた恋愛シミュレーションゲームの続編が出るらしい。 高校生の主人公たちが伝説の樹の下で告白し、OKがもらえたらハッピーエンドでゴールだった。続編は、高校を卒業し大学生となった彼らが学問やバイト等あれこれ腐心し、初めての二人だけの海外旅行に出かけラブラブのまま帰国できるか…をプレイするそうだ。 まず、海外旅行に行きたくなる気運つくり。そして旅行費用の工面と日程調整。何よりも、どこの国に行きたいか…それが大事らしい。パスポート

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        風の中で待っている…

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          帰省して|#シロクマ文芸部(約2100字)

           懐かしい声が聞こえた気がした。ずっとずーっと昔にどこかで聞いた、確かに聞きおぼえのある声。でも、誰なのか、いつどこでなのかは思い出せない… ◇  大学の夏季休暇は長い。9月に入ってもまだ続いている。僕は就活も兼ねて、ちょっと帰省していた。 「大学二年で、もう就職活動って… 勉強もしなくちゃならないのに大変だねぇ。海音も少しはゆっくりしなさい。お父さんも飲みたがっていたよ」 「母さん!成人してもお酒は二十歳になってからだよ。まぁ、父さんとも久しぶりにいろいろと話したか

          帰省して|#シロクマ文芸部(約2100字)

          9/14 ここに来ています。

          9/14 ここに来ています。

          【SS】タンバリン湿原(裏お題)|#毎週ショートショートnote

          「こう毎日蒸し暑いと頭の中までじっとり湿っぽくなるな」 魔王を退治した勇者四人たちは、かつて魔王の住んでいた城の一室で、かき氷というものを食べながら談笑していた。 「じっとり湿っていると言えば… あの時の戦いを思い出さないか?タラハカニというお化け蟹が住んでいた湿原のこと」 「いたな。バカでかくて甲羅の硬いカニな」 「湿原を通る人たちをニカニカ笑って捕まえて食べる、とんでもない化け物だったよな」 タラハカニ討伐の思い出話に花が咲いた。 「図体デカいくせに意外と素早

          【SS】タンバリン湿原(裏お題)|#毎週ショートショートnote

          【SS】モンブラン失言|#毎週ショートショートnote

          最近の彼女は、ちょっとオーバーワーク気味。疲れているようだ。何か力になれることはないかな。 「金曜日、食事とかどう?」 「定時には出られないかな。でも、一緒に食事したい」 「じゃあ、仕事終わる頃にメールして」 そして金曜日。僕は居酒屋で持込みの許可ももらって待っていた。 「ごめん、ちょっと遅刻しちゃったね」 「大丈夫。一杯だけ飲んでたけど」 先に飲んでたなんてズルい…とか言われたけれど、仲良く乾杯をした。 「この店、刺身が美味いんだよ。あと揚げ出し豆腐。お勧め

          【SS】モンブラン失言|#毎週ショートショートnote

          栗のサバラン|#サバランさん同好会(会員No.19)

          旦那と外食しての帰路、デパ地下のケーキ屋さんで見つけました。サバラン…それも『栗のサバラン』なるものを!最後のひとつでした。買うしかないでしょう🤩 どちらのケーキ屋さんかと思ったら… 葉山の日影茶屋系列のお店でした。横文字が長くてわからなかったわ。 「お酒が強いですけれど大丈夫ですか?」と聞かれました。もちろん「はい、大丈夫です」とにこやかに答えました。お酒は…多分ラム酒だと思います。 きれいなツヤツヤのブリオッシュ生地にはラム酒がたっぷりと染み込ませてあります。「C

          栗のサバラン|#サバランさん同好会(会員No.19)

          BUNGEI-BU12|#シロクマ文芸部(約900字)

          「レモンから連想されるのは、やはり梶井基次郎の『檸檬』だよね」 「いや、米津玄師の『Lemon』だろ?」 「文芸部なら、高村光太郎の『レモン哀歌』とか出して欲しかったな」 「別に歌だっていいだろ?さだまさしの『檸檬』もあったな」 「なかなか古いのを出してきたな」 「マカロニえんぴつの『レモンパイ』はどうだ?」 「♪揺れながら 少し悲しいキスをしたい  夜の長さに飽きたのだ  甘くて残したレモンパイ♪ てか?」 「お前、知ってんじゃん!」 能戸高校文芸部の自称

          BUNGEI-BU12|#シロクマ文芸部(約900字)

          【SS】入浴委譲(裏お題)|#毎週ショートショートnote

          僕の家はお手伝いをするとポイントがもらえて、ポイントを貯めるとお小遣いやお菓子などに交換できる。この夏休みはいっぱいお手伝いをしたからポイントが貯まった。お兄ちゃんよりも頑張ったと思う。さて、何と交換してもらおうかな。やっぱりお小遣いがいいかな… 「ふーっ、毎日暑いけど今日は最高に暑いや。シャワー浴びよう!」 部活から帰ってきたお兄ちゃんが、風呂場に行こうとする。 「ちょっと待った!僕も汗かいたから今行こうとしてたんだ」 「そこは兄貴に譲ってくれよ。もう汗臭くて死にそ

          【SS】入浴委譲(裏お題)|#毎週ショートショートnote

          【SS】誘惑銀杏|#毎週ショートショートnote

          植物学者の木下と助手井上は、秋の学会に向けて某大学の研究室に向かっていた。 「博士。この銀杏並木は秋になったら紅葉がきれいでしょうね」 「そうだな、井上。通訳の立方さんとのデートコースの候補にでもどうだ?」 「また、それですか!」 木下博士は何かと井上と立方さんをくっつけたがる。まぁ、二人が中学同窓生だと聞いてからの話なのだが。 「ところで、この銀杏並木には面白いスポットがあるそうだぞ」 「どんなですか?」 「弘前公園の桜みたいに、空がハートの形にみえる枝葉のと

          【SS】誘惑銀杏|#毎週ショートショートnote

          流れ星|#シロクマ文芸部(約900字)

          「流れ星が流れる時に願い事を3回唱えることができたら、その願いは叶うって…本当かしら」  蒸し暑い夕方、僕と涼風さんはかき氷を食べに出かけ、ちょっと頭がキーンと痛くなったのを癒すために公園へ寄った。誰もいないのもあり、久しぶりにブランコに座って漕いでみた。漕ぐと頭痛がひどくなったので止めた。 「ねぇ、聞いてる?流れ星って、願い事叶えてくれるかしら」 「涼風さん、どうしたんですか?何か困ったことでもあったのですか」 「そうね、困ったことだらけだわ」 「僕は涼風さんって

          流れ星|#シロクマ文芸部(約900字)

          【SS】甘夏の肉離れ(裏お題)|#毎週ショートショートnote

          私は甘夏が好きだが、旦那は八朔を好む。彼の説だと、八朔の方が甘くて果肉も食べやすい…とのこと。 「ええっ?甘夏の方がジューシーで甘いと思うよ」 「僕にとってはグチャっていう甘さに感じる」 「ひどい!何よ、グチャって…」 旦那の表現には、時々イラッとする。 「八朔の方が果肉がパリッとしていて、皮も剥きやすいし」 「甘夏だって、そんなに剥きにくくないと思うけれど…」 「いや、八朔に比べたらグチャってしてる」 「グチャって言わないでよ」 どうしても甘夏はグチャってしていると

          【SS】甘夏の肉離れ(裏お題)|#毎週ショートショートnote

          【SS】ひと夏の人間離れ|#毎週ショートショートnote

          漫画の世界の話かと思ったら、まさか自分が体験するなんて… 期末試験がうまくいかず駅のホームでボーッと立っていた。誰かに押されて落ち電車が来て… 後は覚えていない。 気がついたらカブトムシになっていた。 なんで木にしがみついているんだろう…と思った自分の手が虫の手で、ビックリして叫ぼうと思っても声が出ない。背中がパカッと割れて空も飛べる。そして美味しい匂いのする木に自然と足が向く…というか羽が向き、また木にしがみつく。頭には角があり、木の汁に群がる虫たちを角で振り払う。虫

          【SS】ひと夏の人間離れ|#毎週ショートショートnote

          白い月|#シロクマ文芸部(約1700字)

           今朝の月山先生は、なんか変だった。いつもなら「おはようございまーす!」とニコッと笑って元気に教室へ入ってくるのに、黙ってスーッとドアを開けて入ってきた。そして教壇の前に来て初めて「おはようございます」と挨拶をした。それも小さな声で。日直の挨拶の声も、先生と同じくらい小さな声になってしまった。  月山先生は… 泣いていた。どうしたんだろう。何があったのかな。 「皆さんに悲しいお知らせをしなくてはいけません」   悲しいお知らせって… まさか… 「春から病気で入院してい

          白い月|#シロクマ文芸部(約1700字)