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エッセイあれこれ

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#ストリートスナップ

凡庸”写真”雑記「真摯」

凡庸”写真”雑記「真摯」

衝撃的な事があった。見たというべきなのだろうか。

好きな写真家の一人に、ハービー山口氏がいる。人懐こい笑顔が印象的な、写真の大家である。

彼の撮る、市井の人々の表情は、心温まる。人として、愛を持って、真摯に向き合うことで、撮れる写真だ。

初めて、何気ない飲食店の、若い女性店員を撮った、彼の写真を見た時、どこかの女優を使ったものなのだろうか。と、戸惑った。

それにしては、あまりにも自然で、演

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凡庸雑記「成功」ようわからんその正体は?

凡庸雑記「成功」ようわからんその正体は?


無駄話で成功を問うこの間車の中で無駄話をしていて、あいつは成功者だから、あとは遊んだって十分楽に生きていけると、やっかみ半分、ひがみ半分でぼやいていたら。

相棒が、いったい成功とはなんだ?と、聞いてきた。

そう言えば、どこもかしこも成功、成功と言うが、それはいったいぜんたいなんだだろうか?と、思った。

わかりやすいのが、無やりやたらに、大金持ちになることだろう。それか、天まで届く地位を得る

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凡庸雑記「暇つぶし」今年もCP +に行けそうもない。

凡庸雑記「暇つぶし」今年もCP +に行けそうもない。

今年もCP +に行けそうもない。

仕事の都合で群馬に来ていて、今日は休み。昨日は夜中に仕事をして、明日は朝から仕事だから、帰るのが面倒で、止まって休み。

ちょうどCP+の時に仕事があるから、如何ともしがたい。でも、時間があったとしても、片道2,500円するから、気持ちが萎えてしまう。一生に一度は行きたいので、いつかは覚悟して訪れるつもり。

出張先で時間があれば、必ずカメラを持ってひたすら歩い

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凡庸雑記「無駄」

凡庸雑記「無駄」

さて、無駄なことをしよう。今からスタバで無駄なことを書いていく。

最近忙しすぎて、全く無駄なことをする気持ちになれなかった。もちろん、今もひっきりなしにあれやこれや来ているが、アホらしくて手をつけていない。なんたって、今日は久方ぶりの休みなのだから。

こうして、何も生み出さないと思われる、無駄な文章を書きながら、だけど、なぜだか心がホッとしている現実に戸惑いながら、無駄に生きること、生産するこ

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黒いZfcとFM2の似ているけど遠く離れた間柄

黒いZfcとFM2の似ているけど遠く離れた間柄

たかが黒されど黒黒いNikon Zfcが発売された。たかが、黒、されど、黒。

シルバーの時は、そんなに気持ちが揺らがなかったのに、この黒は本当にいい。かっこいい。グッとしまって、カメラに成ったと思ってしまった。

どうして、色が変わるぐらいで、こんなにも、いいんだろう。

たかが色、されど色。現実的には何にもかんにも変わりはしない。モノを売るってこととは、たかが色ひとつを侮ってはいけないってこと

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凡庸雑記「映画」

凡庸雑記「映画」

実は、僕は、映画、青少年だった。

中学高校の時から、足繁く映画館に通い、大阪で就職してからも、梅田や難波に一万円を握りしめて、映画館に行っていた。

もちろん、観たい映画が仕事よりも優先されて、時々、サボっては名画座あたりに出没していた。

昔は(いつの間にやら僕が昔話をしてしまうだなんて哀れだ)、味わいのある映画館が、路地の至る所にあり、それぞれが映画を観る雰囲気を醸し出していた。

確かに、

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何でもかんでも自動じゃあかんで!と全部手動にしたら、支離滅裂の極みになった写真の話

何でもかんでも自動じゃあかんで!と全部手動にしたら、支離滅裂の極みになった写真の話

性懲りも無く、今回も NIKKOR Z 40mm f/2の一節をおば。

Nikon Z6 に、NIKKOR Z 40mm f/2を着け、ぶらぶら散歩しつつ写真を撮るのが、とても快適で病みつきになって困っている。

重い NIKKOR Z 24-70mm f/4Sを着ける気にもならない。そりゃ、ちゃんとした写真を撮らなくてはならない明確な目的があれば、そっちの方が断然芸術作品に化けるのだけど、肩が

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凡庸雑記「あゝNikon」※超有名なポッドキャストでNikonが無かったことになっていて、ただ驚く。

凡庸雑記「あゝNikon」※超有名なポッドキャストでNikonが無かったことになっていて、ただ驚く。

有名ポッドキャストでの一言この間少しばかりショックを受けたことがあって、今でも時々一体どう言うことなのかと思い返す。

いつも聞いている、名のあるポッドキャスト。ガジェット系でかなり詳しくApple製品や、Windows自作パソコン、カメラやその他幅広く紹介してくれて、とてもためになる番組だ。

その中、ニコンのカメラって、最近全く聞かなくなったよね。昔はカメラといえばニコンだったのに、本当にダメ

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凡庸雑記「素直に被写体に向かう」

凡庸雑記「素直に被写体に向かう」

抜け殻とにかく”スゲエ”仕事が終わり、実は最後の締めが終わっていないので、終わったとは言えないけれど、それはさておて、物理的にはようやく終わり、安堵しているというか、抜け殻になっている。

正直、こんな仕事はしたくない。

なんだかもっとダラダラと、うまい具合に仕事とそれにひっついてくる大人の責任を逃げに逃げて、金だけもらって、のらりくらり好きなこと、楽しいことだけして生きてゆきたい、残りわずかな

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凡庸”中途挫折”雑記「蓄積」※できない男の告白

凡庸”中途挫折”雑記「蓄積」※できない男の告白

全くどうしても”蓄積”できない男この話は前に書いたかもしれない。書いてなかったのか、別のブログで書いたのか、全く定かでないので、またおんなじこと書いとるコイツと思ってもご勘弁願いたい。

さて、その内容というのが、僕は全くどうしたって「蓄積」ができない。

世の中ある程度生きていたら、経験が蓄積されて、厚みや深みが燻銀のように出てくる。熟練というやつに進化する。

これがどうにも上手くいかない。う

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凡庸雑記 「スナップ」

凡庸雑記 「スナップ」

スナップは基本中の基本撮影も色々あるが、スナップって言うのは、それはもう、基本中の基本だ。(と思う)

貪欲に街の中を徘徊しながら、自分の感性がビビッときた被写体を、瞬時に、適切な設定で撮影する。かっこよく言えばそんなもの。

撮影する対象も、目的も、意義も、価値も自分自身で決めて、結果は人に委ねる。

私小説のように、自分の日常を切り取る、スナップはなかなか認められ辛い。しかし、だからこそ奥が深

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