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エッセイあれこれ

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2022年1月の記事一覧

凡庸雑記「忙殺」やっぱり忙しくて、情けなくて、書けなくて

凡庸雑記「忙殺」やっぱり忙しくて、情けなくて、書けなくて

最近、やっぱり、忙しくなってしまった。今年はゆっくりじっくり生きていきたいと、一年の抱負を胸の中にしっかりと秘めたのに、やっぱり、日々「忙殺」される貧乏父さんだ。

忙しさの中で妙に、昔読んだ「金持ち父さん・貧乏父さん」を思い出す。内容はすっかり忘れたが、金持ちは働かなくていいオーナーになり、貧乏父さんは日々あくせくと働く従業員まま。

なんて、身もふたも、希望も何も、全くないことを確か書いていた

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凡庸雑記「癖」悪癖やら良癖色々あるが、写真機も癖で選んでも。

凡庸雑記「癖」悪癖やら良癖色々あるが、写真機も癖で選んでも。

現在、写真機はNikonのZ6を使っている。今更ながら、Nikonなんてと思いながら、ほんのひと時SONYα7IIを手に入れて、これでいよいよオサパラして、新しい扉を開くだろう。と、思ったのも束の間、なんだか結局Nikonに舞い戻ってしまった。

決して、α7IIとSIGMAの45mmの写りが悪かったわけではなく、それどころか、独特の立体感はとても魅力的で、35mmの素晴らしさを教えてくれた貴重な

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凡庸雑記「場所」★怠け者の性なのかいつでもどこでも出来やしない。

凡庸雑記「場所」★怠け者の性なのかいつでもどこでも出来やしない。

マンダラートと言うのが昔々あった
昔、一時期マンダラーとという、アイデア出しツールがある。ほんの一瞬、話題になっただけなので、ほとんどの人は知らないかもしれないが、マインドマップかこれかって、知る人ぞ知るアイデアツールだった。

個人的にはとても興味を持って、自作リフィルを作ったり、iOSアプリをかじったりしていた。

ただ、今はどうしているのだろう。全く、噂を聞かなくなってしまった。根強い使用者

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凡庸雑記「推敲」

凡庸雑記「推敲」

絶望的思い昨日書いた文章を読み返してみて絶望に近い思いになった。

打ち間違いがあるは、変換は誤っているは、変なところで(、)を打っているは、挙げ句の果てには文章のつながりが全くなっていない。突如として、話が別の流れになり、迫撃砲に見舞われたように起承転結が崩壊している。

我が身の哀れな知能にほとほと呆れ返える。そりゃ、日本語を喋ることができるし、文章を書いてそれなりに日常生活は送れる。が、人に

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凡庸雑記「逃避」

凡庸雑記「逃避」

逃避の道具
芸術というのは、僕にとっては主に「逃避」の道具である、正直なところ。

普通は、真っ当で前向きに、人としての美意識を高め、精神を豊かにするものだ。時には、不相応にひけらかすための装飾として使われたり、経済の道具として使われたりもするが、概ね、人類の繊細で美しい側面を照らす光であろう。

それなのに、iPad Proの前で、キーボードを迷いながら打っているこの男ときたら、尻込みし後退した

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凡庸雑記「無造作」★Appleとライカを無慈悲に無造作に目的のために道具として使いたい憧れについて

凡庸雑記「無造作」★Appleとライカを無慈悲に無造作に目的のために道具として使いたい憧れについて

大切なものを大切に
大切に“大切な”モノを使うことは、大切なことだ。

僕の場合、Apple信者なのでApple製品はとても大切に使っている。iPhoneやiPadには使う前にケースとフィルムを、それも、必ず「耐衝撃」とうたっている製品を購入し、用意して待ち構え、まずは装着の儀式を行ってから使っている。

これは、大切なカメラも然り、なるべく傷が付かぬように、衝撃を与えぬように気を遣いながら日々使

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凡庸雑記「写真家」

凡庸雑記「写真家」

いつものようにYouTubeで写真家の渡辺さとるさんの「2B Channel」を観ていたら、写真家はと言えるのはどんな人なのかと、話していた。

普通に考えると、人様に“写真家”と言えるのは、写真を撮ることで、それだけで、生活していける人だと思う。それこそ、プロの写真家の証明。

でも、渡辺氏は生活していけるかどうかは、お金を儲けられるか否かは関係ない。自分自身で写真家として自覚があり、創作し続け

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凡庸雑記「未来」★未来の写真機はどうなんだ?

凡庸雑記「未来」★未来の写真機はどうなんだ?

とうとう出現M11ライカM11が発表された。変わらないことが、どれだけ心地よいのか、賞賛されるのか、教えてくれる超高級写真機

変わらないと言っても、外観のみで中身はかなり刷新された。今かな改良は、ガジェット系の方々に任せるとして、個人的に面白いと思ったことを。

今回、目玉なのが6000万画素という高画素。手ぶれ機能もないのに、神経質な高画素を載せてくるとは、流石に無茶振りライカ。最高の画質を与

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朝が起きられないなら深夜があるじゃないか「深夜写真家」への道

朝が起きられないなら深夜があるじゃないか「深夜写真家」への道

自慢じゃないが朝が起きられない朝が遅い。自慢じゃないが起きられない。

すなわち、夜が遅いからだ。家全体が夜型のために、布団に入れるのが早くて24時となる。その上、寝付けなくて読書や動画でゴソゴソしていたら、あっという間に1時間が経つ。

こんな感じで、ようやく眠りにつく日々を過ごしているから、どうしたって朝は遅くなる。

写真と早起きちなみに、ご存知かと思うが、写真撮影が趣味だ。

写真を写すと

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凡庸”写真”雑記「(かっこいい)青」

凡庸”写真”雑記「(かっこいい)青」

絞りf16が青空にはいい写真家の渡辺さとる氏がyoutube配信している「2B Channel」で、「晴れた日の露出は、絞りをf16にして、シャッタースピードとISOは同じとする」と語っていた。

何気なく観ていたYouTubeだったので、一体それが本当なのか、どの配信で語っていたのか、すっかり忘れてしまったが、とても印象深く残っていた。

真実かどうか調べてみるそこで、Googleに(f16 露

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凡庸雑記「構図」

凡庸雑記「構図」

構図を愛する”構図”を愛している。

写真が好きなせいか、はたまた生来それに心を惹きつけられるのか、自分自身でもわからないが、何につけ構図の美醜を基準に、あらゆるものを見ている。

写真を撮影ているとき、構図が最適になるように、使用する画角をあらかじめ決め、レンズを合わせ、足を動かして、自分なりに美しいと信じられる瞬間に、シャッターを切る。

慌ただしいスナップでも、なるべく構図を美しくしたいと心

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凡庸雑記「コダクロームの色」

凡庸雑記「コダクロームの色」

コダクロームの赤

また、昔の話だけどコダクロームの色が好きだった。

コクのある深く渋い色合い、特にコダクロームの赤が印象的で、赤というよりも紅と表現した方が正しいその色に、心が惹かれていた。

この特徴ある発色は「外式」という現像方式のおかげだった。特殊な方式で、詳しくは分からないが、発色現像中に発色を加える(正しくはないがこんなものか?)方式で、かなり手間がかかった。

堀内カラーという、業

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同じ写真機で撮ったのに、ここまで”写圧”が噴き出すのかと驚いた日

同じ写真機で撮ったのに、ここまで”写圧”が噴き出すのかと驚いた日

さて、今日は何を書こうか。

せっかくの休み、せっかくの時間。無駄に過ごしてしまっては、もったいない。と、言いつつも今日も一日家で、映画を見たり、本を読んだり、のんびりと言えば耳に優しいが、だらだら過ごしていた。

どうも、この子供の頃から、こんな調子で有限な時間の、有意義な使い方がどうにも下手である。

せめて、そんな日常から、一つでも、二つでも感じた、考えたことを捻り出しては、書いてみようとこ

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凡庸雑記「雪」★過去は美しく輝き、今は白い世界に慄いて

凡庸雑記「雪」★過去は美しく輝き、今は白い世界に慄いて

大雪降るびっくりするぐらい雪が降った。

最近、それほど降ることもなかったので、一度振ったらどんな悲劇が起こるか、すっかり忘れていた。

案の定、振った後にその恐怖心をふんだんに浴び、したたかに打ちのめされることとなった。

空から喜びが降る思い出すに、雪をこれほどまでに、恐怖するようになったのは、いつからだろうか?

子供の時には、雪が降るっと言うのは、一年で起こる出来事の中で、絶対上位に必ず入

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