マガジンのカバー画像

映画感想

592
映画の感想を書いています。
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

映画「ルイス・ウェイン」感想 猫を描き続けた画家の話だが、なぜか妙に現実的な話だった。主役はドクターストレンジの俳優

映画「ルイス・ウェイン」感想 猫を描き続けた画家の話だが、なぜか妙に現実的な話だった。主役はドクターストレンジの俳優

ネコ好きな人の一生かと侖ったら違った。猫を書き続けた画家の話だ。ウェインは、絵が上手く、動物が特に上手い。電車の中でも描くぐらいだ。ある時を境にして、猫の絵が売れて人気になるが、権利を取られてしまい、描いても描いても儲からない。

著作権は大事であり、稼ぐための必須事項だ。それがないとなると生活は苦しくなる。劇中を観ていると、豊かになったり、貧しくなったりを繰り返している。そーゆーのを観ていると何

もっとみる
映画「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」感想 ストレンジ×ホラー×邪道の魔術

映画「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」感想 ストレンジ×ホラー×邪道の魔術

ドクターストレンジは、インフィニティ・ウォーを観て好きになった。魔術はカッコよく、円環、循環、永遠を表しているのではないかと思う。単独作の前作で、ドクターストレンジの成り立ちと紹介は終わり、アベンジャーズで本格的に他のヒーローと協力していく。イケメンおじさんだがインテリで、たまに怒る姿がギャップだ。

本作では、完全にホラーになっている。特にラストはパラレルワールドの自分の死体を使って魔術で戦って

もっとみる
映画「トップガン」感想 マーヴェリックの昔×出世の意味×コネが大事だと

映画「トップガン」感想 マーヴェリックの昔×出世の意味×コネが大事だと

久しぶりに観たら、色々と感動してしまった。マーヴェリック観てから改めて観たらヤバかった。トム・クルーズが若くて印象的だ。
★若い頃のアイスマンいいよなあ。年取るとかなり出世しているけど、マーヴェリックと同僚なのは感動する。最初に喧嘩するけど、訓練や実戦を通じて仲良くなっていく過程は、トップガンマーヴェリックを観ると泣けてくる。
★トップガンマーヴェリックでは、アイスマンが出世しているのに対して、マ

もっとみる
Netflix映画「ナイブズ・アウト: グラスオニオン」感想 探偵×金持ちのコネ×逸脱する真実

Netflix映画「ナイブズ・アウト: グラスオニオン」感想 探偵×金持ちのコネ×逸脱する真実

中々に面白かった。観ていて印象に残るシーンもある。007をイメージしてしまうのは俳優の影響だろう。まるで007みたいだと思ったが全然違った。ラストは意外というか、強引すぎる。犯人が賢いといいより意外性の勝利だ。
★ダニエル・クレイグはやはりかっこいい。007の最後の作品から変わっていない。探偵役が似合う。ダンディだ。
★監督はライアン・ジョンソンだったのか。スター・ウォーズエピソード8の監督として

もっとみる
映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」感想 映画音楽×芸術×何が人生を決めるか分からない

映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」感想 映画音楽×芸術×何が人生を決めるか分からない

中々に興味深かった。モリコーネは知らなく、かなりの映画に影響を与えている。西部映画に革命をもたらすぐらいの音楽。脚本から音楽をイメージできる才能。
★最初は、映画音楽に対して否定的というのが印象的だ。何でも新しい分野は切り開かれるまで、ペンネームを使うこともある。
★同じではないが、アニメ音楽も時代と共に変化していき、日本でも認められることになった。
★映画監督は個性的で、作曲家と喧嘩することもあ

もっとみる
映画「銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)」感想艦隊戦×姉と弟の葛藤×仕事は上司と部下次第

映画「銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)」感想艦隊戦×姉と弟の葛藤×仕事は上司と部下次第

結構、面白かった。艦隊戦がメインだけど、ラインハルトの姉前での声色の変化とか、ヤンの親友の上司への恵まれなさとか。仕事って、本当に上司次第だなと感じる。ヤンは前作で、上司と一悶着あったから助かった。上司と後は部下次第とか、なぜか仕事の本質が見えた。
★ラインハルトの声色の違いに戸惑う。姉上が本当に尊敬、愛しているんだなと。
★ラインハルト、上司から有能な部下取り上げられて不憫。だけど、部下を焚き付

もっとみる
映画「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海」感想 クラシック×艦隊戦×英雄達

映画「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海」感想 クラシック×艦隊戦×英雄達

★初めて観たが、引き込まれた。ラインハルトがカッコいい。
★背景はまったくわからんが、帝国側のキャラに魅力あり。
★ラインハルトの部下がかっこよすぎる。能力が高く頼もしい。
★ラインハルトに意見する艦長すごい。まあね、ラインハルトは艦隊の指揮と戦術担当だから。
★クラシックが荘厳で、印象的だ。下手に変な音楽使わないのはびっくりした。
★帝国側は、貴族がいて、高貴な感じがした。逆に現場のパイロットや

もっとみる
映画「大怪獣のあとしまつ」感想 後始末が難しい

映画「大怪獣のあとしまつ」感想 後始末が難しい

特撮だが、特撮みたいではない。変な下ネタと昼ドラ要素が悪い意味で印象にのこる。主人公はかっこいいが、ライバルが昼ドラ不倫しているから手に負えない。何か、ヒロインと結婚したのに、主人公に劣等感あるみたいだし。正直、主人公の上司がライバル感があって困る。
★何か最近話題な映画。海から大型生物が来る。
★ゴジラよりもウルトラマン。
★怪獣は、ウルトラマンにごめんなさいして処理してもらう。そんな話が何かの

もっとみる
映画「大好きポンポさん」感想 全く知らずに×映画館で観たら×マニアックなジャンルだった

映画「大好きポンポさん」感想 全く知らずに×映画館で観たら×マニアックなジャンルだった

★この映画はよくわからなかった。マニアであればあるほど面白いものを作る?
★ポンポさんは子供に見えるけど、デフォルメされてる?かぐさちゃんかな?声優は小原さんだけども。
★管理職が一番大変だよね。人を信頼しないといけないし、自分ではハッパをかけるしかないから。
★映画ってやっぱりこだわりがないと面白いものができない。でも、こだわりが強いと分かりにくいものしかできない。
★キャラが可愛いけど、内容は

もっとみる
映画「嘘八百 なにわ夢の陣」感想 古美術×騙し合い×推し活

映画「嘘八百 なにわ夢の陣」感想 古美術×騙し合い×推し活

結局、価値というのは、自分が納得できるかどうかだろう。まわりから見たらゴミに見えても、自分からしたら宝石になる。そこに、騙し合いがあって、贋作だろうが、過程や背景を見るとそちらの方が価値のある場合もあるから不思議だ。古畑任三郎のエピソードで、古美術商が犯人のときがあったが、これさ本質をついている。例えば、客観的な価値があっても、納得できないモノには価値を感じない。価値は人の生き方、環境で決まると思

もっとみる
映画「この子は邪悪」感想 父親×家族×歪んだ愛

映画「この子は邪悪」感想 父親×家族×歪んだ愛

玉木宏さんがある意味で主演だ。ブラックナイトパレードと同じようなポジションと思いきや、まさかのラスボス。怖すぎて、特にラストのエンディングには泣いてしまうかも。タイトル回収しているから、分かり易いが、恐怖しかない。家族思いの父親が悪魔になっていく過程は見ていて辛くなる。動物との魂の交換とかよく思いついたなと。最初は、虐待している親の魂を動物と交換させて、社会的な行方不明にしていたが、段々と、邪魔な

もっとみる
映画「ドリームホース」感想 競走馬×情熱×人生

映画「ドリームホース」感想 競走馬×情熱×人生

観て良かった。ハッピーエンドはいいものだ。競走馬に情熱を復活させて、人生を華やかにしていく。何かを育てるのは難しく、意見の対立があるが、それでも前を進むことを要求される。気づいたことを羅列していく。

情熱を持つことで一人の人生を取り戻せる。

怪我した馬は無理させない。我が子のように。

怪我からの復帰には、休息よりも競争を。

若い頃の夢は違う形で後々やってくる。

楽しいことをしていると、若

もっとみる
映画「近江商人、走る!」感想 時代劇×勧善懲悪×アドベンチャー

映画「近江商人、走る!」感想 時代劇×勧善懲悪×アドベンチャー

単純に言うと、ヒーロー物だ。悪代官にはめられて、ピンチになった米問屋がアイディアをひねり、危機を脱する。しかし、悪代官の無理やりな権力の前には破れそうになるが、ラストは意外な人物によって救われる、そんな話だ。突飛な方法で、堂島の米相場の情報を知り、家族同然な大善屋を救うことになる。ちなみに筧利夫さんが印象に残る。現代的な時代劇かなと思う。中盤で、町娘を番付ナンバー1にする話があるが、まんまアイドル

もっとみる
「Dr.コトー診療所」感想 コトー先生×役者×最終回か

「Dr.コトー診療所」感想 コトー先生×役者×最終回か

コトー先生は変わらないなあと感じた。島の医者として、毎日、欠かさずに巡回しているのは流石だ。髪の色から、年月が経っているのは分かるが、それ以外はそのままだ。いつの間にか結婚していて、子供も生まれる予定だ。よくあるドラマ続編だが、コトーは作風が優しいから気にならない。それにしても、筧利夫さんは全然変わってなくてびっくりした。他の作品だと、キツめの冷酷な人間が多いイメージなのだが、コトーだとやさしいお

もっとみる