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映画「嘘八百 なにわ夢の陣」感想 古美術×騙し合い×推し活

結局、価値というのは、自分が納得できるかどうかだろう。まわりから見たらゴミに見えても、自分からしたら宝石になる。そこに、騙し合いがあって、贋作だろうが、過程や背景を見るとそちらの方が価値のある場合もあるから不思議だ。古畑任三郎のエピソードで、古美術商が犯人のときがあったが、これさ本質をついている。例えば、客観的な価値があっても、納得できないモノには価値を感じない。価値は人の生き方、環境で決まると思う。辛いときにアイドルの歌に救われれば、アイドルを推して、人生を満足させたりすることもある。もちろん、生きるためにお金という、ある程度誰にとっても安定した価値を持つものがあるが、推し活に代表されるような価値をもってもいいはずだ。

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