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2021年11月の記事一覧
自由に選べるという幻想
自分がやりたいようにやるということは素晴らしいことですがその弊害もあると思います。自分で自分をくすぐってもくすぐったくないのは、自分でやっているので予想がつくからです。つまり、自分のやりたいことは今の自分の想像の範囲の中にしかなく、やりたいことをやり続けることで想像の範囲の中に止まる恐れがあります。
例えば自立して自分で決められる大人になってほしいと、子供に自由に選択させていたら子供が自分の心地
活動的であることで忘れようとしているもの
若い時は社会的にアクティブだった人間に久しぶりに会うと、鬱になっていたり活力が失われていて別人のようになっているということがあります。以前はそういう方と話をして「どうして活動的ではなくなったのか」と考えていたのですが、今は「活動的にならざるを得なかったのはなぜか」と考えるようになりました。
活動的である時は意識も活動も外に向かっています。外の問題を解決し、外での成功を考えています。外に向かって一
忠誠の時代 自由の時代
リモートワークの推進、五輪前のごたごた、スポーツ競技の移籍制限撤廃、個人のキャリアの不安など、一見関係のないこれらの事柄には一連のつながりがあると感じています。根底には「ムラの文化」から「個人の文化」への移行があるのではないでしょうか。
「ムラの文化」とは「組織は個人より重要」「忠誠心が大事」「強制を許容する」「ムラの掟は社会のルールより上位にある」ではないかと思います。これが個人の文化になると
【感想】療育なんかいらない! #1
こんにちは、もももと申します。
普段小説ばかりで、実用書はほとんど読まないのですが、珍しく気になる本を現在読んでいるので、少しずつ感想を書いてきたいなと思います。
正直、好きな小説なら何十万字でも読み続ける自信があるのですが・・・実用書系は不向きなのか、興味はあっても本当に進みません( ;∀;)
なので、少しずつ読み進めながら感想を書いていこうと思います(´艸`)
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勇敢に生きたら失敗する。 勇敢に生きるとは傷つことを厭わないこと
これは映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」からの第三話です。第二話は以下でした。
こんなにも材料が揃っても傷つくことが怖くて踏み出せない。
恥やバルネラビリティ(心の脆さ)のヒューストン大学の研究者ブレネー・ブラウンの言葉を紹介します。
彼女はたびたび、1910年のテディ.ルーズベルト大統領の演説を引用します。
「本当の勇気は弱さを認めること 」より。
批評家に構うな。欠点を指摘したり揚げ足
グレタ・トゥーンベリさんが怒るスピーチ前に何があったのか? 映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」より
こんなこと思っていませんか。グレタさんは大人に利用されているのでは? 操られているのでは? または、そんなこと言うなら、スマホも電気も使うな、文明社会から出て行けみたいな。また、そんな声をネットでみかけていました。
自分もそうだったんだと思います。グレタさんのニュースに対して、そんなコメント投稿を見るたびに、傷つくことが嫌で、今のライフスタイルを変えたくなくて、言行不一致になることが嫌で、行動で
トラブルを経験できなかった人生
自分探しというのが私たちの世代では流行りました。探せば探すほど迷うだけだよとよく居酒屋でくだを巻いたものですが、仮に自分探しに有効なものを一つ見つけるとしたらそれは「葛藤」だと思います。二つの相矛盾する価値観が自分の中でぶつかりあり、そこで悩み苦しむ中で自分は形成されるのだと思います。
そのような観点からトラブルはとても重要です。友達と喧嘩する、親とぶつかる、社会の不条理に面する、などたくさんの