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#福島
福島が《FUKUSHIMA》になってから
私は、ある3月の日曜日に、神奈川県相模原市の大きな病院で生まれました。母の実家がそこにあったので。けれど、産声をあげてひと月も経たないうちに、私は「福島の子」になりました。
福島県福島市。福島県の真ん中の一番上にあって、人口は30万人にギリギリ満たない街です。県庁所在地なのにあの郡山市にはちょっと気後れしちゃう、かわいい街です。小学校の社会科の授業では、「福島市は猫の形をしているね」と教わります
南相馬市 ゲン・チャチャ・ピッピのはなし
水と空気がきれいな田舎の古民家で、夫婦でのんびりと自然を満喫しながら人間らしい暮らしをしたい。そんな夢を持って東京で暮らしていた小坂さん(仮名)夫婦が、南相馬市の古民家に一目惚れしたのは、震災が起きる6年前のことでした。
まずは、ご主人が東京での仕事を辞めて移住し、奥さまも、その3年後に完全に移住しました。古民家は住みやすいように最低限のリフォームをして、隣接する裏山と田んぼ、そして畑も一緒
南相馬市・シロのはなし。
まずは自己紹介から、ですよね。
ボクの名前はシロといいます。6歳の男の子です。体重は、最近は測ってないけど、たぶん13~4キロくらいじゃないでしょうかね。福島県の南相馬というところで暮らしています。といっても、いまは本当のおウチではなく、カセツといって、小さなプレハブ作りの長屋の 4 畳半二間に、お母さんとユージ、おばあちゃんとボクの4人で住んでいます。 昼間お
CMproject〜あれから5年、福島へ〜
「福島」
この単語を聞く機会も少なくなった。
そう、あれから5年が経った。
5年前と言えば、僕たちのほとんどは中学生だ。
「遥か昔の遠い思い出」
「過去」
僕たちにとって5年前の記憶は、遠い昔の過去の思い出だ。
東北大震災
忘れてはいけない出来事だとわかっていても、東北で震災を直に受けていない当事者でない僕たちにとっては、日常的に意識を向け続けることはない。
そんな僕たちだが、2