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7iro CARAVAN 南相馬小池長沼 2/2/2014

東日本大震災の直後、2011年3月19日から私たちは、イヌやネコと暮らしてきたヒ­トと、ヒト暮らしてきたイヌやネコに対し、どのような支援が最も有効で、必要とされて­いるのかを模索し、行錯誤を繰り返しながら、被災地へ幾度となく足を運んでいます。2­014年2月2日に南相馬小池長沼に訪問した時の様子を映像作家の平原由規氏が素敵な­映像にまとめてくれました。 Since March 19th, 2011, right after the Great East Japan Earthquake, Do One Good has frequently been visiting quake hit areas, questioning what is the best support we can provide to people and their pets. This clip is about one of our recent visits to Minamisoma city in Fukushima prefecture, created by our great friend, Yuki Hirahara (http://vimeo.com/yuukih).

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      7iro CARAVAN 南相馬小池長沼 9/9/2013

      東日本大震災の直後、2011年3月19日から私たちは、イヌやネコと暮らしてきたヒ­トと、ヒト暮らしてきたイヌやネコに対し、どのような支援が最も有効で、必要とされて­いるのかを模索し、行錯誤を繰り返しながら、被災地へ幾度となく足を運んでいます。2­013年9月9日に南相馬小池長沼に訪問した時の様子を映像作家の平原由規氏が素敵な­映像にまとめてくれました。 Since March 19th, 2011, right after the Great East Japan Earthquake, Do One Good has frequently been visiting quake hit areas, questioning what is the best support we can provide to people and their pets. This clip is about one of our recent visits to Minamisoma city in Fukushima prefecture, created by our great friend, Yuki Hirahara (http://vimeo.com/yuukih).

      • 天国のクジラのものがたり

        どこか遠くで、キミの声がする。 ボクはキミを探す。 ここはどこなんだろう。 ボクの目の前には、階段がある。 やわらかな光の中、雲を突き抜けて、空へと続いている。 ボクのカラダ、なんかへんだな。 さっきまでは、立って歩くことも出来なくて、 だるく重かったボクのカラダ。 いまはなんだか、飛んでいるみたいに軽い。 長い、長い、階段。 不安になって、ボクは振り返る。 いま昇ってきた階段は、ボクのすぐ後ろから消えてしまっている。 いくつかの雲を追い越した先の、青い空に浮かぶ雲の

        • 片足を失ったライガの話し

          3月初旬の熊本。 『放浪している犬がいるから、保護してほしい。』 という、地域住民から1本の通報がありました。 連絡を受けた保健所の職員が現場付近を探索すると、20キロほどの雑種の中型犬が、足を引きずり歩いています。 保健所の職員が捕獲しようと近づくと、犬の右前脚にはちぎれたワイヤーロープがぶら下がっていて、その部分は肉がめくれあがり、白い骨までもが見えていました。 重傷であることは一目瞭然でした。 保健所の職員はまず、ワイヤーロープを外そう

        7iro CARAVAN 南相馬小池長沼 2/2/2014

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        • 7iro CARAVAN by Do One Good
          7本

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          『被災地で起きたペットのはなし~シーズーのガンちゃん編~』

          このはなしは、ある大地震の被災地で起きたペットにまつわる出来事である。 13歳になるシーズー犬のガンちゃん(仮名)は、30代の娘とその母親とともに、一軒家で暮らしていたが、地震によって家は全壊し、住む場所を失った。 母娘はガンちゃんを連れ、ひとまず親せきの家に身を寄せたが、いくら親せきとはいえ犬連れで押しかけるような状況に、肩身の狭い思いをしていたことは想像に難くない。 ケガこそなかったものの、長年住み慣れた家が一瞬で崩壊し、恐怖と先行きの不安感のなか、母娘の精神状

          『被災地で起きたペットのはなし~シーズーのガンちゃん編~』

          南相馬市 ゲン・チャチャ・ピッピのはなし

           水と空気がきれいな田舎の古民家で、夫婦でのんびりと自然を満喫しながら人間らしい暮らしをしたい。そんな夢を持って東京で暮らしていた小坂さん(仮名)夫婦が、南相馬市の古民家に一目惚れしたのは、震災が起きる6年前のことでした。  まずは、ご主人が東京での仕事を辞めて移住し、奥さまも、その3年後に完全に移住しました。古民家は住みやすいように最低限のリフォームをして、隣接する裏山と田んぼ、そして畑も一緒に購入しました。こうして小坂さん夫婦が思い描いていた田舎暮らしの夢は、まさに叶っ

          南相馬市 ゲン・チャチャ・ピッピのはなし

          宮城県七ヶ浜町・国際村避難所と ダックス一家のはなし

          七ヶ浜町は、東北随一の大都市、仙台からクルマで2~30分の距離にありながら、海と山の豊かな自然を感じることができる、半島の小さな町です。その町名が表すとおり、 七つの浜からは豊かな海産物の恩恵を受けることができ、なかでも松島湾で養殖される海苔は、 古くから皇室御用達のブランド海苔として、町の発展に寄与してきました。 2011年3月11日、東北地方沖を震源とする巨大地震と、それによって引き起こされた大津波 は、東日本の沿岸部を襲い、甚大な被害に直面せ

          宮城県七ヶ浜町・国際村避難所と ダックス一家のはなし

          南相馬市・シロのはなし。

          まずは自己紹介から、ですよね。 ボクの名前はシロといいます。6歳の男の子です。体重は、最近は測ってないけど、たぶん13~4キロくらいじゃないでしょうかね。福島県の南相馬というところで暮らしています。といっても、いまは本当のおウチではなく、カセツといって、小さなプレハブ作りの長屋の 4 畳半二間に、お母さんとユージ、おばあちゃんとボクの4人で住んでいます。 昼間お母さんとユージは、お仕事とか学校があって出かけてしまうから、おばあちゃんと

          南相馬市・シロのはなし。

          『名無しの黒い犬、ノラクロのこと』

          『名無しの黒い犬、ノラクロのこと』 これは、ある災害避難所での話である。 白い犬を連れて散歩していると、どこからともなく現れる犬がいた。首輪も着けていないところを見ると、今のこの犬に、飼い主はないようだ。 黒毛にグレーのブチ、少し困ったような表情をしたその犬は、人に引き綱をひかれて歩く白い犬のあとを、トコトコと付いてきた。 どこに寝床を作っているのかもわからないが、その日以来、白い犬と散歩していると、決まってこの犬は現れた。 しばらくすると、白い犬に近づいては、お互いに

          『名無しの黒い犬、ノラクロのこと』