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月命日に花を買いに行く
ピンクションが売っていた
珍しい花だと母が求めていた
母が買ったのは紅である
今日は紅、オレンジ、黄色が並んでいる
わたしは黄色いものを選ぶ
確か原産国は南アフリカ
ここの花屋さんは海外から運ばれて来る花がいっぱいだ
十日に一度
神さまのもとに足運ぶ
お盆があって
迎え火、送り火
何回でも通っている
不思議なことに
電車の中は私の隣の席が空いている
まるで母が座っているように
見えないけれど
いつも一緒にいるのだろう
西へ向かう電車の中
いつの間か雨になる
迷いながらも
送り火に行くことにする
母を送りに行きたいと
出掛ける間際に雨は止む
大山は雲で霞んでいる
行けるとこまで行ってみる
ダメなら戻ってくればいい
必要なのは勇気と決断
今日は送り火
母を送りに行きたいけれど
台風が近づいて不安定
天気予報と睨めっこ
タラタラしないで
行かないと
必ずどうにかなると分かっている
行けるところまで行ってみる
ダメなら帰って来ればいい
横なぐり、線状降水帯がやってきて
雨はだんだん酷くなる
たんきかな…タヌキかな
わたしの元から去って行った人たちはみんな気の短い人たちだったのか
人間は似たような人が寄ってくるという
物事が思い通りにならないとイライラする
「あなたとその人は持っている
色が似てるから」
そう言われたのは二年前
不思議なもの、見えないものを感じる人に
「でも色は教えない」
それはどういうことだろう
表面的にはもう大丈夫
でもやっぱり心の中には一物もニ物もある
相手もおんなじ気持