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たんきかな…タヌキかな

わたしの元から去って行った人たちはみんな気の短い人たちだったのか

人間は似たような人が寄ってくるという

物事が思い通りにならないとイライラする

「あなたとその人は持っている
色が似てるから」
そう言われたのは二年前

不思議なもの、見えないものを感じる人に
「でも色は教えない」

それはどういうことだろう

表面的にはもう大丈夫

でもやっぱり心の中には一物もニ物もある

相手もおんなじ気持ちだろう

母がいなくなってから心の闇を感じてる
みんなが誰しも持っている
これがこころが大人になるということか

わたしだけではないと
そういうものを見せてもらう

わたしには必要なこと
三歳こころのままでは駄目なのか

今、私のそばにいる人たちは気の長い人たちだろう

ずっとずっと立ち直るのを黙って見守ってくれている

わたしも見習わないと

少しでも気長にならないと
短気なわたしはいけないね

不器用で頑なだけど

わたしの人生
変わってゆく
どんな風に変わるのかは分からない
変わることは不安である、恐怖である

いいことも悪いこともない

ただ淡々と

何が起こるか楽しみたい

分かったよ
その人とわたしが似てるのは甘えん坊
年上の人に甘えたがる

そして気まぐれ、短気なところ

人間ってばかしあい
タヌキのように

知らなくていいこともあると教えられる

これも経験なんだよね

母がいなくなってから二回目のお盆の日 

優しい人に囲まれてわたしは親元で泣き笑い

タヌキなわたしは変わって行く
不器用だけど頑なさは抜けてゆく

ゆっくりと

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