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世界多分一周旅の途中

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2022年12月から世界を多分一周しそうな旅に出ました。旅の途中から何かをお届けします。 ※2023年11月に日本に帰って来てしまいましたが、振り返って綴っていきます。
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#旅のフォトアルバム

4年ぶりのコンク!【世界多分一周旅 ルピュイの道2023②】

4年ぶりのコンク!【世界多分一周旅 ルピュイの道2023②】

旅の続きをようやく。

2019年のコンクのnoteはこちら↓

そして2023年に戻ってきたのがこちら↓

「ルピュイの道」という名の巡礼路を歩く旅のnoteはこちらにまとめています。↓

コンクの町にバスでなんとか辿り着いたが、4年ぶりの感動はそれほどない。
以前は歩いて旅をして、山を越えて、山の中から突然見えたコンクの教会に非常に感動をしたのを覚えている。今回は、飛行機、列車、夜行列車、そし

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ウォーキング in パリ ①【マレ地区、エッフェル塔】〜世界多分一周旅フランス編〜

ウォーキング in パリ ①【マレ地区、エッフェル塔】〜世界多分一周旅フランス編〜

長い前置き旅行記は新鮮な方が、その勢いでぶわーっと書けるから性に合っていたので、これまでは基本的にそうして書いてきたのだが、今、10ヶ月前の2023年5月2日の出来事を思い出して書こうとしている。
11ヶ月間の世界多分一周旅の日々の出来事を細かく綴ったメモは、大量に手元にある。
それを見ながら、思い出してもう一度脳内で旅するのも悪くない。

そんな訳で、2023年の5月2日のたった1日だけうろうろ

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世界多分一周旅、ヨーロッパ編終了の今の気持ち。

世界多分一周旅、ヨーロッパ編終了の今の気持ち。

ヨーロッパの旅が終わった。
終わってしまった。
今、スペインのマドリードから、コロンビアのボゴタに飛ぶ飛行機の中でこれを書いている。
昨日は珍しくあまり眠れなかったし、機内でもあまり眠れない。
久しぶりにLCCではない飛行機だというのに、機内食が4時間経っても出てくる気配がなくて、お腹が空きまくっている。
モニターで、もう何回見たか分からないドラマ「FRIENDS」を流しながら、自分のイヤホンでi

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「あなたはなぜここに来たのか?」【世界多分一周旅イスラエル】

「あなたはなぜここに来たのか?」【世界多分一周旅イスラエル】

今現在、イスラエルのエルサレムにいる。
昨日、テンプル・マウント(神殿の丘)に立った時に、イスラエル兵に尋問を受けた。
そして、エルサレムの聖ヤコブ大聖堂でも、神父に同じ質問をされた。

「あなたはなぜここに来たのか?」
「なぜこの国に、この地に興味を持ったのか?」
「あなたはキリスト教徒?イスラム教?違うのになぜ?」
「ここに実際に来て何を思うのか?」

伝える努力をしたが、英語だったのでうまく

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ブルガリアで絶景ハイキング!【世界多分一周旅バルカン編】

ブルガリアで絶景ハイキング!【世界多分一周旅バルカン編】

ブルガリアと言えば、ヨーグルトとバラくらいしかイメージにない私。
何があるのか分からないまま、トルコから夜行列車で国境を越えて、首都ソフィアに来てみた。Googleマップを見てたら、絶景が見られるという場所を見つけたので、行ってみることにした。

向かったのは、山の上の湖。
海ばかり見てきたこの世界多分一周旅のヨーロッパ編。美しい山も見たいなと思って探していた時に、ブルガリアで見つけた。「Seve

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ヴェネツィア・スナップ【世界多分一周旅イタリア】

ヴェネツィア・スナップ【世界多分一周旅イタリア】

ヴェネツィアに到着した時は長距離移動続きで疲れ果てていたので、4人用のドミトリー部屋をたまたま1人っきりで独占できたことに感謝した。
次の日も昼までベッドで過ごし、大量に洗濯をして(手洗いで手が擦り切れそうなくらいの量)、それを部屋中に干して、洗濯物を見ながらバナナとクロワッサンを食べて、Tverで日本のテレビを見たりした。

かの有名なイタリアのヴェネツィアに来ているというのに、一向に出かける気

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最終日は本当に駆け抜けた。【世界多分一周旅バルカン編#8】

最終日は本当に駆け抜けた。【世界多分一周旅バルカン編#8】

駆け抜けてきたバルカン半島の旅も最終日。
それはそれは、長い一日の始まり。
まず、サラエヴォを22時に出発するバスに乗り、8時間揺られてクロアチアのザグレブに向かう。

夜行バスで、指定席ではない場合は、私は迷わず最後列へ行く。
空いていれば、誰も最後列に座らないので、体を横にして足を伸ばして眠ることができるからである。
酔い止めの薬を飲んで、壊れているシートベルトをなんとなく足に巻き付け、腕一本

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サラエヴォ・ウォーキング【世界多分一周旅バルカン編#7】

サラエヴォ・ウォーキング【世界多分一周旅バルカン編#7】

モンテネグロ、ブドヴァから隣国のボスニア・ヘルツェゴビナのサラエヴォへ向かう朝7時のバスに乗り込んだ。
モンテネグロを出国し、ボスニア・ヘルツェゴビナへ入国する。
今回は、全員がパスポートを持ってバスを降り、スタンプを押してもらってまた乗るのを2回繰り返した。

ボスニアについて、地球の歩き方やWikipediaを読んだが、非常に複雑で難しかった。
まず、ボスニア・ヘルツェゴビナという1つの国なの

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雷雨のコトル 【世界多分一周旅バルカン編#6】

雷雨のコトル 【世界多分一周旅バルカン編#6】

デンの住むモンテネグロのブドヴァの隣に、コトルという町があり、デンが言うには、そこがとてもおすすめの観光地らしい。

アドリア海沿岸で複雑に入り組んだ湾にある町の一つで、城塞に囲まれた中世の雰囲気の旧市街に美しい教会が建ち並んでいるらしい。
そこの町を、後ろにそびえる丘の上の城まで登って見下ろすと、そこに絶景があるから、行った方がいいよと聞き、天気予報で一日中激しい雨マークが並んでいた日に、行くこ

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モンテネグロのボーイフレンド【世界多分一周旅バルカン編#5】

モンテネグロのボーイフレンド【世界多分一周旅バルカン編#5】

「モンテネグロってどこにあるの?」と確か1ヶ月半くらい前に、私は彼に尋ねた。

カミーノを歩いている時に、スペインの小高い丘の上の小さな集落の宿で、大部屋に私とデンの2人だけしか泊まらなかった夜。一緒に晩ごはんを食べに行った時にそう聞いた。

彼はロシア人で、モンテネグロに住んでいると言った。
「モンテネグロに住んでる」なんてセリフは、私の人生で聞いたことがなかったし、そもそもモンテネグロという単

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駆け抜けたアルバニア【世界多分一周旅バルカン編#4】

駆け抜けたアルバニア【世界多分一周旅バルカン編#4】

駆け抜けたアルバニア。
まずは、印象に残ったアルバニア料理を。

ケバブみたいなものと、大好きなコフタ。
コフタはハンバーグ。コフタって、インドでもミートボールみたいなの(ミートボールぽくしたベジタリアン的な団子も)をコフタと呼ぶし、トルコではキョフテだった気がする。中東やアラブの料理なのだろうと思う。
とにかく美味しい。

その次に印象深いのがパンプキンパイ。

カボチャ好きな私が喜び勇んで注文

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千の窓の町ベラトにて【世界多分一周旅バルカン編#3】

千の窓の町ベラトにて【世界多分一周旅バルカン編#3】

アルバニア、ベラトはのんびりしている。
独特な形をしたベンチにおじさんやおばさんや若者が座ってぼーっとしている。

小さい町だが、だからこそ町歩きが楽しい。
オスム川が真ん中に流れていて、両側に集落がある。私が滞在する宿は北側のマンガレム地区。イスラム教の地区らしくモスクがある。
川の向こう側はゴリツァ地区でキリスト教の地区らしい。川を挟んで分かれているのが興味深い。

マンガレム地区に岩山があっ

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アルバニアに上陸!【世界多分一周旅バルカン編#2】

アルバニアに上陸!【世界多分一周旅バルカン編#2】

「アテンションプリーズ!」というアナウンスのおかげで、フェリーのキャビンの狭い部屋で飛び起きた。さすがに二夜連続夜行フェリーの移動続きで疲れていたのか、朝まで一回も起きないパターンであった。

けたたましくアテンションプリーズ放送が鳴りまくっても、3回目のフェリーの私は慌てたりしない。ここから外に出られるまで1時間以上かかるのである。
車を順番にフェリーから下ろしていく作業にものすごく時間がかかる

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二夜連続夜行フェリーで大移動【世界多分一周旅バルカン編#1】

二夜連続夜行フェリーで大移動【世界多分一周旅バルカン編#1】

さすがに、夜行フェリーを二晩続けて乗るなんてのは、ちょいと酔狂な旅人のやることだったかも知れない。

そもそも先週も夜行フェリーに乗ってナポリからシチリア島に来たわけで、カモメの写真ばかり30枚くらい夢中になって撮影し、タイタニックのテーマ曲を聴きながら潮風を浴びるという悪趣味なことをして、なぜ隣にディカプリオがいないのかと嘆いた夜だった。
そんなナポリからシチリア島へ向かう夜行フェリーをかなり気

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