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じぶんへの ご褒美

イベントで会うお客さんたち

私のつくった絵と言葉の本を、ゆっくり読んでる姿

それを ゆったり眺めるのが好きだ。

慌ただしい時間は 人それぞれにあるだろう

眉間にシワを寄せてるときも あるかもしれない

私の出店場所へ わざわざ寄ってくれて

たまたま 見つけてくれたりもして

その存在を知って 読んだり お話ししたり

そういう時間が ありがたい

例え買ってもらわなくても

手にして チカラが入っていた眉が やんわりする

表情がゆるんで 笑みがこぼれたりする

もう それだけで あぁ良かったなぁ って想う。

原画や絵本が お嫁にいったりすると

どうか元気で なんて思ったりする。

それも良かった良かった。と安心


今回の新作の絵本は、ガリ版印刷を個展で発表したときに

白黒も いいな。ってひらめいて

わざと モノクロの絵本をつくった。

読んでくれた人が 感じたままの色が浮かんでくれたらいいから。


でも 私の塗る色も見たいのよね。って

ある婦人が言ってくれ

色バージョンをオーダー

自分の絵なのに、色を足すときの緊張感はあるものだ

「自分へのご褒美なの」と その方は言う。

私の母くらいの年齢だろうか

とても嬉しくて 涙がでそうだった。

老若男女 気に入ってもらえることが、なにより嬉しい

ほんとに 絵本は 大人にこそ いいもんだ。

sonoe


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