- 運営しているクリエイター
記事一覧
日本ベッドの歴史(11): 線径から見直した新たなマットレスと「五感で感じる」展示会 ─2006年─
スプリングから改良した新たなマットレス
2006年(平成18年)、80周年を迎えた日本ベッドは再び、マットレス製品の改良に本格的に取り組みました。
ポイントは、マットレスのもっとも根本的な部分であるスプリング。 開発は線径レベルの見直しから行われました。
まず、1.2mmから1.7mmまで、0.1mm刻みで線径の異なる硬鋼線を使ってコイルスプリングをつくり分けました。更に、その線径の違う6種類
日本ベッドの歴史(9): 初代シルキーポケットとスリープソリューションのはじまり ─1990年代─
1990年代は大きな転換期
1989年の初めに、元号は昭和から平成へと改まり、続く1990年代は変化の大きな時代となりました。
1980年代後半から始まったバブル景気は、1991年に終わりを迎え、大きな事件、大震災、政治的変動など、日本内外共に大きな転換期に入ります。
バブル期には、人々はラグジュアリーな感覚を追い求めました。
家具業界に於いても、海外高級ブランドの日本国内出店など、ラグジュア
日本ベッドの歴史(7):独自技術のポケットコイルマットレス ─1980年代─
ボンネルスプリングマットレス 主役の時代
1950年代、日本ベッドで最新式の量産品といえば、連結式のボンネルスプリングマットレスでした。
この時期の日本ベッドカタログに、マットレスの種類を紹介したページがあります。
当時のマットレスには大きく分けて、「スプリングを使っているもの」と「スプリングを使っていないもの」の二種類がありました。
最高級とされたのはやはりスプリングマットレスで、日本ベッ
日本ベッドのマットレス 4つのポイント:その3「まっすぐなテープエッジ」
日本ベッドのマットレス製造法、三つめの特徴は「まっすぐなテープエッジ」です。
point3:まっすぐなテープエッジ
日本ベッドのマットレスは、ふちがまっすぐです。
といっても、今時、ふちがうねうねと波打っているような頼りないつくりのマットレスはそうそうありません。たいていのマットレスは皆、きちんとしっかりした姿で綺麗に売り場に並んでいます。まっすぐ仕上がっているからというだけではあまり自慢に