日本ベッドのマットレス 4つのポイント:その1「フレックスアセンブリ」
日本ベッドのマットレスのつくり方には、大きな特徴が4つあります。
ひとつずつご紹介して参りましょう。
point1:フレックスアセンブリ
フレックスアセンブリは、横になるときの体を均等に受け止めるユニット成形の技です。
ユニット(スプリングユニット)というのは、ポケットコイルマットレスの芯の部分、ポケットコイルスプリングがまとまりになったもののことを言います。
日本ベッドは、独特の方法でこのまとまりをつくり上げています。
コイルスプリングが不織布のポケットに入れられたものが、いわゆるポケットコイルですが、スプリングマシンから出て来たポケットコイルは、まだ、ずらずらと帯状に長く連なっています。
これを四角いマットレスの形に成形していかなければなりません。
このとき、まとめていくポケットコイルの上面と下面だけを、それぞれ不織布の帯でつないでいくのが、日本ベッドの独特な方法「フレックスアセンブリ」です。
成形時にポケットコイル同士を胴体で接着してしまう方法もありますが、こうすると、どうしてもユニットはしっかりと一体化し過ぎてしまいます。
日本ベッドにとってフレックスアセンブリが重要なのは、日本ベッドがマットレスの芯であるスプリングから寝心地をつくり出しているから。
スプリングユニットは日本ベッドのマットレスの寝心地の、大切な肝なのです。
ポケットコイル一つ一つを疎かにせず、業界の常識を超えるシビアさで製造。製造機械の緻密な調整も、自社の人間がこまめに行います。スプリングユニットの精度は、日本ベッドの自負するところです。
丁寧に製造されたポケットコイルの動きは、フレックスアセンブリによって、いっそう自由になり、よりしなやかに体を受け止めることが出来るようになります。
フレックスアセンブリは、日本ベッドの誇る寝心地を成り立たせる、大切な工程の一つなのです。