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選ぶことがこわいと思った。
自分以外の誰かの、何かの、いのちについての選択は とっても難しい。
どれも正解のようにもみえるし、どれも間違っているようにもみえる。
こんなにこわいことにもしっかり向き合って、子どもを育てていくなんて。
お母さんってすごい。お父さんってすごい。
今日は布団一式丸洗いした。
真っ暗な部屋の中、洗いたての寝具にごろんと寝転がって、少しだけ網戸にした窓から流れ込むカエルの合唱を子守唄に 眠りにつく。
金曜の夜の飲み会よりも、SNS映えする可愛いスイーツよりも、こうして微睡む時間が一番しあわせ。
結局わたしは田舎の子だ。
私は、笑いのツボが浅い。
爆弾は日常の中に溢れている。
健康診断のために受診したクリニックの待合室で、某女芸人さんと同じ名前が呼ばれた。
返事する声がそっくりだった。
顔は、似ていなかった。
全て見届けてからそっと目を閉じて耐えた私は、またひとつ大人の階段を昇った気がする。
誰かにこんなに熱烈に送別してもらえるのは、人生で初めてのことかもしれない。
モノよりも、言葉よりも、最後にただ顔を見に来てくれる人がいることって、なんて有難いんだろう。
明日で 1年1ヶ月のフリーター生活が終わる。
ピーナツクリームの朝
「あ、世界から消えたいな」と思う瞬間がある。
深刻な悩みがあるとか、病んで病んでどうしようもないとか そんなことではなく、ただなんとなくそう思う。
今朝だったら、寝惚け眼でトーストを作ろうとして オーブントースターの網に食パンを置く瞬間がそれだった。
トースターのフタを閉めながら、特に理由はないけれど、と心の中で呟く。
ジジジッという音とともにタイマーを回しながら、それにしても健全な自分
久しぶりにコンビニで唐揚げを買った。今日はカフェが忙しすぎてお昼ご飯が食べられなかったからね、って自分に言い訳。今夜はちょっと春の匂いがする。
人生初デートの思い出
人生で初めて デートらしいデートをしたのは、大学1年生の夏休みだった。
相手は、同じ大学の1年生。
天文サークルの新歓コンパで出会った男の子だ。
ケイン・コスギを文化系にした感じの、真面目そうな子だった。
私はコンパに参加しただけでサークルには入らなかったのだけれど、彼は春が過ぎてサークルの勧誘活動が終わってからも熱心に連絡をくれた。
学部も違ったし、サークルの新歓コンパ以外の接点は無かったか