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2023年1月の記事一覧

ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』から得た、生きる上で忘れたくないこと。

ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』から得た、生きる上で忘れたくないこと。

今回のnoteは私が人生で最も影響を受けた本、ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」について、特に印象に残った2つのシーンについて綴ろうと思います。

ちなみにヴィクトール・E・フランクルはこんな人です。

「夜と霧」は、フランクルが過ごした収容所生活のリアルな記録です。
かなりリアルな描写もあるので、読むのに心の負担が少しかかるかもしれません。私は一度は観ておきたいと思い、映画も観ましたが、少

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愛、時間、死から逃れられない

愛、時間、死から逃れられない

僕が好きな天気は雨の日だ。多くの人は、やっぱり晴天を好む。
でも、何故かって??
雨が降った日の朝に起きると、雨で濡れた地面とその空気が醸し出す”雨の匂い”が体感できるから。強いて言うのなら、ずっと雨でも良い笑

僕は今3回生の冬を迎えて、もう”就職”という時期。大学のサークルに企業説明会・面接、大学生活と多忙な日々をある意味送らないといけない。その中で、昨夜から

『素晴らしきかな、人生』

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かつて私淑していた人々はどこに行ったのか?

かつて私淑していた人々はどこに行ったのか?

先日、最近よく見ているYouTubeチャンネルである「ゆる言語学ラジオ」というチャンネルを見ていたら、なかなか面白いことを言っていた。

曰く、理系・工学系の人々は「世界を変えたがりがち」だというのである。特にプログラマー系の人は、「自分のコードで世界を変えてみせるぜ」と意気込んでいるものだ、と。

一方、文学系の学部の人は、あまり世界が変えることに関心はなく、どちらかというと内的世界のほうに関心

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「知りたくなかった自分を知り、認めたくない自分を認めるのが、自分探しの本質」

「知りたくなかった自分を知り、認めたくない自分を認めるのが、自分探しの本質」

10代や20代の頃の「自分探し」は、「自分でも気づいていない自分の可能性や長所を探すこと」だったし、それで正解だったと思う。

でも、今は為末さんの言うように「認めたくない自分を認めること」というのも納得できる。

一見ネガティブに聞こえるけど、年齢を重ねていく中で、この言葉の意味が分かるようになってきた。

いつまでも「私はこんなところで終わる人間じゃない。ここにいる人たちと同じレベルで終わるつ

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