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エッセイ

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2019年8月の記事一覧

noteの苦しみ

noteの苦しみ

noteの連続更新をはじめて、今日で41日目になる。今、わたしは寝不足気味だ。

たぶんまだ連続更新に慣れていないから、短時間でパパッと書くコツが掴めなくて。
書きたいことを書こうとすると、文章が長くなってしまうのも、わたしの特徴のひとつ。

いつも夜10時くらいからだんだん焦りはじめ、なんとか日付が変わる前にnoteを更新して、一息ついて、寝る。

すると結局深夜1時くらいにはなってしまっていて

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恵まれている、ってなんだろう【インド】

恵まれている、ってなんだろう【インド】

はじめての海外旅行で、インドに行ったときに強烈に感じたこと、忘れられなかったこと。

インドより日本のほうが何もかも恵まれているように見えるのに、どうして日本人は楽しそうに生きていないのだろう。
貧困の中で暮らすインド人のほうが、よっぽど幸せそうに見えた。

noteではすでに話しているけれど、わたしは120万円くらいかかる、歯列矯正をしなければならなくなって、本当に悩んでいた。
どうやって生きて

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わたしが働く理由

わたしが働く理由

働く理由、ってほんとうに色々あると思うのだけれど、わたしは何より同期のために働いているのかもしれないな。

入社して6年目になって、10人いた同期は3人になった。中間管理職が少ない会社なので、3人とも今はなかなか上の立場にいる。

ふだんは自分の仕事に忙殺されてなかなか周りを気づかう余裕もないのだけれど、ふとしたときに思う。
みんな、辛くないかな。苦しくないかな。ちゃんと寝られているかな、って。

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辛い覚悟なんかじゃないよ

辛い覚悟なんかじゃないよ

もしかしたら、今まで適当に生きてきたツケが回ってきているのかもしれない。

ああ、でもツケという言葉は適切じゃないかな。なんだろう、うーん、リバウンド?とか?まあ、そんな感じだ。

大学に行くのが夢だったわたしは、福島の田舎から迷うことなく上京した。東京は、楽しかった。だから大学時代も、好きなことはとことん打ち込んだけど、それ以外は適当にくぐり抜けてきた。

就活は、第一希望の業界を挑戦もせずに諦

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わたしは自分の力で、そこへ行く。

わたしは自分の力で、そこへ行く。

週末になると、我が家の玄関には靴が一足増える。

わたしより遥かに大きいその靴を見るたび、わたしの足もこのくらい大きかったらもっと色んな場所へ歩いていけるのかもしれないなあ、と羨ましく思う。

わたしの背がもっと高ければ、違う景色を見ることができるのに。
わたしの手のひらがもっと大きければ、たくさんの物を掴むことができるのに。

わたしだって身長は163㎝あるけれど、男性はそれより優に大きな身体を

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知ってた?海月って飼えるんだよ

知ってた?海月って飼えるんだよ

大学のサークルの先輩が、海月を飼っていた。

海月なんて飼えるの?とびっくりしたけれど、どうやら本当に海月はペットにできるらしい。

彼女の家の水槽をみたときは単純に驚いたし、その間ずっと、水槽から目を離せなかったのを覚えている。

海の月と書いて、クラゲ。

月を飼うなんて、身の丈を越えた、ずいぶんな行為のようで。驕りがすぎるなんて言われてしまいそうな気もするけれど。

言葉も思想も持たない彼ら

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覚悟が足りなかった

覚悟が足りなかった

歯列矯正を受けなければならなくなった。

昔から永久歯が生えてこないところがあるのは知っていて、だましだましやってきたけれど、でももう、歯列矯正をするしか方法がない。

時間がかかるし、ワイヤーをつけるのも嫌だし、何より問題なのは、お金。

見積を出してもらったら、歯列矯正代で120万。別途調整費を通院時に毎回払わなければならないらしい。

120万・・・。
世界一周もワーホリも行けちゃうよ。

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noteを30日連続更新して変わったこと

noteを30日連続更新して変わったこと

①PVが3000から11000になった

一番の変化は、これかな。毎日更新しているからアクセスは増えて当然なのだけれど。
30日連続更新か1万PVになるまではとりあえず続けよう、と思っていたらどっちも達成してしまった。嬉しい!
もちろん今後も続けます。

②インプットを増やすようになった今までは本は読まないし、Web媒体の記事もあまり目を通すことはなかった。
でも、アウトプットをするには当然、イン

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永遠も一瞬も、同じこと。

彼と付き合って6年目になることを話すと、よく聞かれることがある。

「どうやったらそんなに長く付き合うことができるの?」

今まではなんとなく、一人の時間を大切にすることかな、とか、ちゃんと好きって言うことかな、とかそれっぽいことを答えていた。

たぶんそれも間違いではないけれど、どこか自分自身、腑に落ちないところがあって。

だって長く付き合い続ける理由とかコツとか、そんなことを考えたことなんて

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変わらないものが、ここにあった。【ポルノグラフィティ/一雫】

変わらないものが、ここにあった。【ポルノグラフィティ/一雫】

音楽とか、スポーツ選手とか、アイドルとか、漫画とか。とにかく一度、何らかのファンになった人ならわかると思う。

必ず一度はどこかで、「昔と変わったな」「前のほうが良かったな」と感じる日がくる。

それはかつて、わたしとポルノグラフィティの間にも生まれた溝だった。

語弊がないように言うが、それはポルノが悪いわけでも、わたしが悪いわけでもない。

だって、そういうものだ。

人は変わらずにいられない

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夢と結婚と生き方。

夢と結婚と生き方。

地元に帰ると、小学校や中学校の同級生たちはみんな結婚していて、子どもの1人や2人産んで育てているのは珍しくない。

二世帯住宅を建てて旦那さんの家族と暮らしている友だちや、シングルマザーになって逞しく赤ちゃんを育てている友だちもいる。
大学の友だちや会社の同期たちも、だんだんと結婚し始めた。

そりゃ、26歳だもの。

この年齢のほとんどの女性は、結婚を強く意識していて、いつも誰かと会う度に、そ

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最期の夏のトマト

最期の夏のトマト

祖父は最期、トマトしか口にしなかった。

特に好きだったわけではないのに、最期の夏、祖父は祖母が育てたトマトしか食べようとしなかった。
祖母もそれを心なしか喜んでいるように見えた。

祖母が育てたトマトは、真っ赤で、瑞々しくて、甘かった。

「今年のトマトもおいしいね」
「でも、熊に食われて、少ししか残ってない」

わたしは先ほど祖母が採ったトマトを、ぐしゃりと噛んだ。

「トマトがないと、じいち

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世界平和、なんて大きなことは言えないけれど

世界平和、なんて大きなことは言えないけれど

「中国にもあるよ。日本軍が侵攻してきて、中国人がたくさん亡くなったときの話」

あれは、そう、高校生のころ。

授業で第二次世界大戦末期、沖縄での地上戦を描いた映画を観ていた。
侵攻してくるアメリカ軍と、劣勢の中で戦う日本軍、無残にも犠牲になっていく沖縄の人々。

それを一緒に観ていた中国人のクラスメイトが、一言だけ、そう言った。

あんなに煩かった蝉の声が、一瞬だけ止まったような気がした。

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ずっと続けてきたから、なんなの。

ずっと続けてきたから、なんなの。

「ずっと続けてきたのに、辞めちゃうなんてもったいないよ」

何かを辞めるときに、耳にする言葉。わたしはそれを、意味がないことだなと思ってしまう。

ずっと続けてきたのに。

その気持ちはわかる。でも、ずっと続けてきたからという理由で、これからも続けて、その先に見えるものって、一体なんなのだろう。

継続するか、辞めるか迷っているときに、その理由は、ふさわしくない。

過去は、反省し、未来に活かす

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