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沖縄料理ごっこ

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ゴーヤーの白和え

ゴーヤーの白和え

夏限定の白和えです。
ゴーヤーの苦味と合わせるため、少し甘めの和え衣にしてみました。
日本酒もいいですが、やはりここは、泡盛の登場かもしれません。
これ、ゴーヤー好きなら、ぜひ食べていただきたいです。

1 木綿豆腐1/2丁(175グラム)は水きりする。

豆腐をキッチンペーパーでくるみ、缶ビールを重石にして水きりします。

2 ゴーヤー1/4本は縦4等分にして3ミリ幅切り、塩小さじ1/2をふって

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夏のポテサラ

夏のポテサラ

以前に「春のポテサラ」の記事を書きました。

今回の「夏のポテサラ」は、ゴーヤーが主役。
苦味がうれしい大人のポテサラです。
みょうがもいい仕事をしてくれます。

1 ゴーヤー1/4本は3ミリ幅に切って塩小さじ1/2でもみ、しばらくおいて水気をしぼる。みょうが1コは縦半分に切って斜め薄切りにする。にんじん4センチは薄切りにして30〜50秒ほど電子レンジで加熱し、せん切りにする。玉ねぎ1/4コは横半

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ゴーヤーとなすの酢鶏

ゴーヤーとなすの酢鶏

ゴーヤーチャンプルーでもゴーヤーンブシーでもなく、いつもと違った感じでゴーヤーを食べたくて、酢豚にすることを思いつきました。
思いきって酢豚の豚もやめて鶏肉に。酢鶏とゴーヤーの融合です。
苦味と酸味はよく合いました。ごはんがすすむおかずです。

1 鶏もも肉250グラムはひと口大のそぎ切りにしてボウルに入れ、しょうゆ小さじ1、酒小さじ1をもみ込む。

鶏肉に下味をつけておきます。

2 ゴーヤー1

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ゴーヤータシヤー

ゴーヤータシヤー

那覇にあった沖縄料理店「ままや」で食べた、ゴーヤーと卵だけのゴーヤーチャンプルー。
ずいぶん潔いゴーヤーチャンプルーだな、と思ったものです。

ままやの料理については、こちらでも書いています。

あとで知ったのですが、豆腐が入っていない炒め物はチャンプルーとは言わず、「タシヤー」というのだそう。諸説あるようですが。
ままやのメニューにはどう書いてあったのか、今となっては知る術がありません。

今回

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タマナーチャンプル

タマナーチャンプル

タマナーは沖縄言葉でキャベツのこと。
つまりタマナーチャンプルーは、キャベツのチャンプルーです。

あまり沖縄の居酒屋でもメニューにないような気がしますが、見落としているのでしょうか。。
沖縄でわざわざキャベツ食べなくても、という意識が働いて、目に入ってこないのかもしれません。

1 木綿豆腐は水きりして、角切りにする。

豆腐の水きりは、キッチンペーパーに包んでバットなどに入れ、皿をのせて、その

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島らっきょうの塩漬け

島らっきょうの塩漬け

沖縄に行くと、毎回、ジップロックを持ってくればよかったと思います。
島らっきょうを買って帰りたいから。

以前、普通のビニール袋に入れて持って帰ったら、帰りの飛行機も、電車でも、島らっきょうの匂いがもれて大変だったのです。

最近は、家の近所でもときどき売っているので助かります。
しかも、皮をむいた状態で売っているときもあり、うれしくなります。
あの薄皮をひとつずつむくのは、なかなか根気がいる作業

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マーミナチャンプルー

マーミナチャンプルー

「マーミナ」は沖縄の方言でもやしのこと。
なので、マーミナチャンプルーは、もやしのチャンプルーです。

沖縄の市場では、あちこちでおばぁたちがゆんたく(おしゃべり)しながら、
もやしのひげ根をとってますね。
あれにもうまい人と下手な人がいて、年上のおばぁだからといって、うまいわけではなく、若いおばぁのほうが目がいいので、早くて手際がいいそうです。
今年の2月ごろに沖縄を訪れたとき、ゆんたくに混ぜて

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麩たまご

麩たまご

閉店してほしくない、自分にとって大切な飲食店が何軒かありますが、那覇にあった「ままや」もそのひとつ。残念ながら、もうありません。
スパムを使ったような現代風の沖縄料理ではなく、昔ながらの素材の味を大切にした、やさしい味わいの沖縄料理が食べられる貴重なお店でした。

この麩たまごは、ままやで食べたものを自分なりに再現してみたものです。
料理名は、「麩たまご」ではなかったはずで、すっかり忘れてしまいま

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豚ひれ肉の黒ごまペッパーマスタード焼き

豚ひれ肉の黒ごまペッパーマスタード焼き

はじめて作った料理本は、フレンチレストランのシェフによるカジュアルフレンチだった。
その本に掲載の「ペッパーポーク」と、沖縄料理の「ミヌダル」を合体させてみた。
ペッパーポークは、名前の通り、豚肉に粗びきの黒こしょうをたっぷりかけて焼く料理。
ミヌダルは、豚肉に黒すりごまをたっぷりのせて蒸す料理だ。

豚肉の片面にフレンチマスタードをぬり、そこに黒すりごまと黒こしょうを混ぜ合わせたものを、たっ

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豚ばら軟骨の酢トウチ煮

豚ばら軟骨の酢トウチ煮

豚ばら軟骨、沖縄料理でソーキといわれる部位。
この部位は、骨がうまい。
よーく煮込むと、プリットロッと独特な食感になる。
しかし、普通に煮たらなかなかこうはならない。
なるかもしれないが、何時間もかかる。たぶん5時間くらい?
そこで、圧力鍋を使った。
久しぶりに使ったし、いままでは玄米を炊くときにしか使ったことがない。
うまくできるか心配だったが、思った通りの仕上がりに。
しかも、あっという間に。

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みそラフテー

みそラフテー

ときどき行くスーパーに、皮つきの豚バラ肉が売っていたので、迷わず買ってきた。沖縄ではよく見かけるが、東京で売っているのは珍しい。

せっかくだから、ラフテーを作ることにした。
いつもはしょうゆ味だか、今日はみそで味つけしようと思いたつ。
先月の沖縄旅行で、ひさしぶりに入った沖縄家庭料理店「ゆうなんぎい」のみそラフテーがおいしかったから。

みそラフテーに初めて出合ったのは、もう15年ほど前だったか

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クーブタイリチー

クーブタイリチー

沖縄に旅行に行くと、夜はたいてい居酒屋に入る。

席につくと、まずはオリオンビールを注文。そのとき一緒に出てくるお通しが、いつも楽しみだ。

店によって、島らっきょうだったり、島豆腐の冷やっこだったりといろいろだが、なぜか、年によっては偏ったメニューになることがある。
ある年の夏は、どの店に行ってももずく酢だった。
またある年は、どこもかしこも、フーチャンプルーだったり。。。
そういえば、先月行っ

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