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2分で読める子育てエッセイ 息子の行動編

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#言葉

2分で読める子育てエッセイ№862『さっきは要らないと言ったよね?』

2分で読める子育てエッセイ№862『さっきは要らないと言ったよね?』

ある日、朝食に目玉焼きを作ろうと思った。
「目玉焼きを食べる人!」
と家族に訊いたら、まだ寝ぼけ眼の小4の息子に素っ気なく要らないと言われた。
ふーん。
しばらくして、レタスと目玉焼きを1つのせたお皿をダンナの前に置くと、息子にこう声をかけた。

「みて~、お父さんの目玉焼き、メッチャおいしそうでしょ?」

さらに息子の好きなウスターソースをかけてみせた。その途端、さっきは要らないと言った息子が急

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2分で読める子育てエッセイ№855『最近のしょうもないエピソード・メッチャ暇にしていたとき』

2分で読める子育てエッセイ№855『最近のしょうもないエピソード・メッチャ暇にしていたとき』

中1の娘と小4の息子は動画が大好き。それも言葉遊び系のネタを仕入れて来てはワタクシを笑わせようとする。
「お母さん、商品名や映画のタイトルの前後を入れ替えてメッチャふつうにするって動画をみつけたよ」
といって動画をマネして見せる。
「『デス・ノート』、入れ替えたら『ノートデス!』ね? メッチャふつうだよね~」
おもしろーい。
でもワタクシ考えても考えても全く思いつかないので、その時はすっごく悔しい

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2分で読める子育てエッセイ№844『全然気にしない派』

2分で読める子育てエッセイ№844『全然気にしない派』

ある日、帰宅した小4の息子の靴が目についた。靴の中に砂がいっぱい。
こんなに入っていたら、ゴロゴロして気持ちが悪いだろうに・・・と思ったので
「靴の中に砂がいっぱい入っているから庭に捨てておいで」
と息子に声をかけたら、息子がなんてことなさそうにこう言った。

「あ、こっち、靴に砂が入っていても全然気にしない派」

うそ~ん! なにその派。
気になって仕方ない派のワタクシが、砂を捨てに行くと、そこ

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2分で読める子育てエッセイ№25 『車内人気№1の遊びは?我が家は・・・しりとりではありません』

2分で読める子育てエッセイ№25 『車内人気№1の遊びは?我が家は・・・しりとりではありません』

我が家の車内での定番遊びは、しりとりよりも、ジャンケンよりも夢中のものがある。

『こんな、○○あったら嫌だ。ティン♪♪』ここまでをリズミカルに言い 続けて自分の答えを言うのがお決まりのスタイル。今では我が家の大定番、大喜利だ。

四人がお互いを笑かそうと必死に頭をひねる。小3の娘はモチロン、幼稚園児の息子まで大張り切りで参加する。

昨日のお題は「こんなエスカレーターあったら嫌だ!」だった。

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2分で読める子育てエッセイ№221『息子の添削・・・厳しい~』

2分で読める子育てエッセイ№221『息子の添削・・・厳しい~』

小1の息子の宿題は、その日に習ったひらがなの復習プリント。
大きな見本の字に、払う止めるなど、細かく注意書きがある。

『昔はこんなのあったのかしら』
覚えていない事をいい事に

『ワタクシの字が美しい字に程遠いのは、こ~んないい教材が無かったから』
と、言い訳をする。

担任の先生に見本のような美しい字で連絡を頂くたび、
『え~、返事書くの恥ずかしい(*ノωノ)・・・』
と思う事数回。

「一緒

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2分で読める子育てエッセイ№252 『語彙力を伸ばすのにいいかな・・と思ったけれど、ちょっとしたハプニング』

2分で読める子育てエッセイ№252 『語彙力を伸ばすのにいいかな・・と思ったけれど、ちょっとしたハプニング』

小1の息子の宿題に、ひらがなのプリントがある。

一通りひらがなを習ったので、今は3つずつ復習をしている。

その中に 「あ」のつく単語を3つ書きましょう
という問題があった。
4マスの回答欄。2~4文字で答えればよいとのこと。

ところが、息子は4文字にこだわって譲らない。

まだ、語彙数もそれほど多くないのでピンとこない。
最後の1つがどうしても思いつかず、鉛筆が止まっていることが多い。

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2分で読める子育てエッセイ№253 『肉うどんの事だと思っていたけれど記憶違い?それとも化かされていたの?』

2分で読める子育てエッセイ№253 『肉うどんの事だと思っていたけれど記憶違い?それとも化かされていたの?』

先日、息子が
『「たぬきうどん」って何?』
と言い出した。
多分、テレビで見かけたこの名前が気になったのだと思われる。

可愛いイメージの「たぬきのお肉が入っているうどん」って思ったのかな。

ワタクシも子供の頃、同じ疑問を持ったので、
『わかる~』
とちょっと嬉しく、懐かしくなった。

『たぬきのお肉が入っている訳ではないよ!』
と、だんなが最初にお断りを入れ、お国によって天かすうどんの事だった

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2分で読める子育てエッセイ№271 『うん!静かだったよ~』

2分で読める子育てエッセイ№271 『うん!静かだったよ~』

お休みの日、だんながたま~に子供達を連れてお買い物に出かけてくれる。
それも、取ってつけたような理由で。
『木の実買ってくる(←ナッツの事)』
『ネジをみてくる(←どこの?)』
など。

お家が大好きな小1の息子。
『買う物がないから行かな~い』
ごもっともである。この後、アイスを買ってあげるからと、だんなにしつこく言われ、仕方なくついていくハメに。

本好きな小4の娘。
『気になる本があるから、

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2分で読める子育てエッセイ№322 『もう今は絶対に無理だけど』

2分で読める子育てエッセイ№322 『もう今は絶対に無理だけど』

子供達がまだ、肩車出来ていた頃のお話。

だんなは背が高いので、現在小1の息子が肩車をすると高すぎて怖がっていた。

『うそ~ん!肩車って高いから面白いんじゃーないの?』

そう思い込んでいたワタクシ。息子によくよく聞いたら、天井に頭をぶつけそうで怖かったらしい。

『なるほど・・・』

しょっちゅう どこかにぶつけてケガをするだんな。
そんなだんなに絡むと、けがをするかもしれないと息子も小さい

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2分で読める子育てエッセイ№378 『もっともっと聞きた~い!』(改定)

2分で読める子育てエッセイ№378 『もっともっと聞きた~い!』(改定)

おばあちゃんが、うちの息子と話がしたくて、
『学校はどう?』
とか
『運動会はどうだった?』
と、いろいろ話しかけるので、何かを言わなければならないと小1の息子なりに気を遣ったらしい。自分の得意分野のテレビゲームの話をし始めた。

『おばあちゃん「家具モッド(mod)」とか「建築モッド」ってあるでしょ?』

おばあちゃんはテレビゲームが全く分からない。意味すら分からない言葉を聞き取れるはずもない。

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2分で読める子育てエッセイ№379 『その微妙な表現はお見事です。』

小1の息子は成長痛があるのか、時々肩を気にする。でも、決まって寝る前に言い出すので、めちゃくちゃ痛くてたまらないという訳ではなさそう。

「ポキポキって音がするよ」

と息子が言っているのを聞いて、うちのだんなが珍しくまともな事を言った。

「お父さんも、背が伸びる時は、あちこちがよくポキポキ言ってたよ。
病気ではないから、そう心配しなくても大丈夫。」

そして、もう一つ、デカいだんなのアドバイス

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2分で読める子育てエッセイ№386 『大きくなったら~ってよく言ってたけど・・・』

2分で読める子育てエッセイ№386 『大きくなったら~ってよく言ってたけど・・・』

6歳の息子が最近
「早く10才にならないかな~」
と言い出した。

「何だ?一体何に憧れを持ち出したの?」

ワタクシも子供の頃、早く大人になって『自由に旅行がしてみたい』とか、『自分でお金を稼いでみたい』とか思ったよな・・・

「でも何で・・・10才?」

ちょっと中途半端だと思ったら、息子がこう言った。

「お兄ちゃん用のおもちゃの銃を使えるから!10才になったらいいよってお父さんが言ってた。

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2分で読める子育てエッセイ№391 『一言日記、なんか他人事日記』

2分で読める子育てエッセイ№391 『一言日記、なんか他人事日記』

小1の息子に「一言日記」という宿題がある。
たった一行、今日の事を書けばいいので、

「超楽勝じゃーん」

と思いがちのワタクシと大人達。

ところが、

「何書こうか?」

と、小4の娘とワタクシに毎回毎回聞く。
なるほど。素材探しが難しいのね。

「何か学校で面白い事とか、変わった事なかったの?」

と仕方ないので、こちらも毎回毎回ヒントを出すと

「う~ん。無いな~」
と定型文が返ってくる。

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2分で読める子育てエッセイ№400 『どうしても伝えたかった気持ちは嬉しいけどね・・・今?』

2分で読める子育てエッセイ№400 『どうしても伝えたかった気持ちは嬉しいけどね・・・今?』

77などゾロ目や1234などの連続した数字をレシートやナンバープレートでみつけようものなら

『何か良い事ありそうじゃーん!』
とウキウキする派のワタクシ。

この数字を【エンジェルナンバー】といい、その数字に意味があるという事を知りさらにお得な気分。

あまりにも一人しつこく喜んでいるので、家族の間では、このエンジェルナンバーという言葉がすっかり定着してしまった。

長期連休中のある日、
『お母

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