2分で読める子育てエッセイ№221『息子の添削・・・厳しい~』
小1の息子の宿題は、その日に習ったひらがなの復習プリント。
大きな見本の字に、払う止めるなど、細かく注意書きがある。
『昔はこんなのあったのかしら』
覚えていない事をいい事に
『ワタクシの字が美しい字に程遠いのは、こ~んないい教材が無かったから』
と、言い訳をする。
担任の先生に見本のような美しい字で連絡を頂くたび、
『え~、返事書くの恥ずかしい(*ノωノ)・・・』
と思う事数回。
「一緒に宿題を始めようよ」
の感じを出すのに丁度いいと思い、こう声を掛けてみた。
『イチ(息子)君は字が綺麗だね。お母さんが上手に書けるように教えてくれない? 払うとか止めるとか、怪しいんだよね~』
すると息子が不思議そうに聞いてきた。
『お母さん、字が下手なの?それとも書き方分からないの?』
自分で大袈裟に言ったとはいえ、直球の言葉に胸をエグられる。
まあ、その通りなんだけども・・・
『いいよ!』
快く、ワタクシの書いた字を添削してくれた。
『ここは、ちょっと棒が長いなと思うので、短く直します』
いつも先生にこんな風に言われているんだなあ と思う様な口調で、
言葉を添える。意外と色々と覚えているし、しっかり聞いているのね。
『イチ君も宿題のここに書いてみてよ』
すると少しずつ、宿題が進み始める。うけけ。作戦成功。
ところが、そう簡単に全部は終わらない。
『これは、お母さんの方が綺麗でない?』
『いいや、これはこう!』
時々納得のいかない、オリジナリティあふれる見解で、息子は遠慮なく朱書きする。
『え~。さっきは大きめで書けって言ったのに、やっぱり小さめに書いた方がいいの~?』
そんなやりとりが10回もあり、書き直しした後には、
『もうええっちゅうに!』
と悪態をつきたくなる。
その時、なんやかんやと言っては、宿題や勉強を引き延ばそうとする、
気持ちも思い出した。
子供からみると、親が言っている事って、こんな風に見えているのかも
やだな・・・
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