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終わりゆく資本主義・ポスト資本主義を考えるマガジン

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2017年10月の記事一覧

「人はモノではない」ことがわかる内部告発

ここ数日は「嘘・不正・偽装」と「良心・倫理・正義」などについて書いてきました。昔から正義感が強いところがあった私にとって、このテーマはかなり重要なもので、この腐りきった世の中に常に疑問を抱き続けています。多くの人は嘘・不正・偽装は悪で、あってはならないことだとわかっているのにもかかわらず、自分の生活のために勤めている会社・組織の論理(その他個人でもお金や利益のため)で「みんながやってる」ということ

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「みんなやってる」罪の意識が薄れる恐ろしさ

星回りの影響か何なのかわかりませんが、嘘や不正のニュースがぼろぼろ出てきますね。以前に、ないのは労働意欲ではなくホワイトな職場という記事を書いたことがあります。世の中にはグレーゾーンなことをしている組織、企業、団体が本当に多く、そんなところに深くコミットメントして働いて力を与えるくらいなら、「どうやったら少ないお金でも暮らせるか」ということにエネルギーを注ぎたい、といった内容です。嘘や不正が蔓延し

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「需要と供給」論ともっと大事な倫理観

私は経済についてはまるっきり素人ですが、「需要と供給」について思うことがあったので書きたいと思います。経済至上主義に傾きすぎな現代において、モノやサービス等を売ること、利益を出すことが最優先という思想が蔓延していて、「需要と供給」が一致していれば何でもアリだ、それが資本主義だ、的な考えを耳にすることもあります。私はいくら「需要と供給」が一致していてもダメなもんはダメでしょうと声を大にして言いたいと

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「正規・非正規」の枠を超えた働き方

人が働く上で不満に感じることが多いことの一つとして、自分の仕事と給料が見合っていないことであったり、仕事ができない(しない)人が出世して高い給料をもらっていることだったり、いい仕事をしても給料に反映されないことなど、仕事に対する見返りへの「納得いかない感」というものがあると思います。私は公務員として働いていた時にまさにその感覚を味わっていたし、やっても報われない感がものすごくありました。結果、心身

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