#18★「私がなんとかしなきゃ」を卒業する
昨日はたっぷり睡眠をとった。
“とらせてくれた”とも思っている。
22日の夜に、原因不明でお腹を下し、22時には寝たのだけれど、翌朝も体調は戻らず。
それでも7時半に起きた5歳息子くんの元気な声につられて、なんとか起き上がろうとすると、小6の長女と夫が心配そうに声をかけてくれた。
「ママ、大丈夫?」
「つらそう。寝てていいよ?」
その瞬間、2人の優しい声かけにホッとして嬉しくなっている自分と、休みの日なのに夫に任せて寝てていいのかと申し訳なさを感じている自分とが葛藤していた。
ただ、あまりに眠気が強かったのと、なんだか乗り物酔いしたかのようななんともいえない不快感があったので、家族に甘えることにした。
「ありがとう。ごめんね…。午前中は寝かせてもらうね。」
そう伝えた時に、私を責める人は誰もいなかった。
おかげで、午前中のみならず、結局夜までほとんど横になって過ごさせてもらった。
22日の夜から24日の朝までの、31時間中、24時間も寝ていた。(起きていたのは7時間だけ。)
本当によく寝た。
いや、こんなにも人って眠れるものなのかと驚く程にたくさん寝た。
携帯もほとんど持たず、音楽も聞かず、ひたすらに寝れたのだ。
それも全ては、朝ごはん、昼ごはん、晩ご飯、洗い物、洗濯物、掃除機、洗面所掃除、トイレ掃除と、家族が協力し合って済ませてくれたおかげだ。
何の心配もなく、眠ることが出来たのだ。
以前は、
「え?ママ来ないの?えーーー……。」
とふてくされたり、不満そうなこどもたちの声や、
「熱あんの?ないの?俺も疲れてんだけどなぁ。」
と嫌そうな夫の声があったのだ。
その声たちを聞く度に、休むことに対する罪悪感は膨らんでいた。
特に、こどもたちが乳幼児の時期には授乳があったり、ママを後追いしたり、「ママじゃないと嫌っ!」というモードがあったりと、どうしても必要な存在であったこともあり、「多少の体調不良なんて気にしてられない!」と気を張っていたのもある。
気を張って、我慢して乗り越えるのが通常運転になっていたのだろう。
“熱がないのに横になる” “家事育児をやらずにただただ休む” なんて今まで出来なかったのだ。
ただ、これは育児が始まってからだけではない。
「私がなんとかしなきゃ!」
「私さえ我慢すればなんとかなる」
「私が元気で笑っていれば丸く収まる」
と本気で思って生きてきたのだ。
もはや思考の癖レベルではなく、アイデンティティとして刻まれているような使命感を持って、そう思っていた節もある。
さらに、私の母も、祖母も、叔母もそう思って生きているように感じるから、受け継いできたものでもあるのだと思う。
その状態で『母親』という役割を担ったもんだから、そりゃあもう、思いっきり張り切って背負い込んでしまった。
今思えば、その思考回路だったからこそ、夫とも気が合っていたのかもしれない。
彼もまた、とても頑張り屋さんなタイプなのだ。
(この話はまた今度にしよう。)
そんな私が、1日ほとんど何もせずにただただ寝てても許される世界になった。
夫も、こどもたちも、私を責めることはなく、「大丈夫?」と心配してくれたし、リビングに行けた時には嬉しそうに迎えてくれた。
長男は抱きついてきて、「マーマ、大丈夫?」と言いながら私の頭をたくさん撫でてくれた。
「ありがとう。大丈夫だよ。」と抱きつき返して彼の頭をたくさん撫でると、とても満足そうな表情で食卓へと戻った。
長女と次女も、いつもなら来ない膝の上まで来て、今日あったことや気になったことをいろいろと話してくれた。
「そっかぁ。面白かったね!」「へぇ~!それはびっくりしたね!!」とそれぞれの話題に私が答えると、これまた満足そうな表情で食卓へと戻っていった。
存在しているだけで喜んでもらえるなんて、幸せだよなぁ。
そして何より、私自身も、横になってる自分を許容することが出来たのだ。
「私がなんとかしなくていい」
「私が我慢しなくてもいい」
「私が元気で笑っていなくても大丈夫」
そう心から思えたのは、大きな変化だ。
まぁ、ここまで思えるようになったのは、今日1日の出来事だけのおかげではない。
本当に小さな積み重ねがあっての今なのだ。
最初は、息子がまだ2歳の時に「1時間ひとりでお風呂に入る」ところからが挑戦だった。
初めの頃は全然思い通りになんてならなかったし、理解されなくて悩んだり、罪悪感で押し潰されそうにもなった。
それでも、何度もチャレンジするうちに、だんだんとみんなが慣れていったのだ。
少しずつ、ひとり時間を設けたり、土日にこどもたちを預けて私だけ出かける日を作っていったり。それも最初は仕事の日だけだったのが、講座を受けるためだったり、イベントに行く予定だったりと、段階を経て時間を作っていったのだから。
「ママがいなくてもなんとかなる」
「ママが我慢しなくてもいい」
「ママが元気に笑うために時間をつくる」
これは、私と、家族で作り上げてきた関係性であり、軌跡だ。
あ。ちなみにね、これは私がいろんな人と関わってきたからこそ得られた価値観でもあるの。
だから、関わってきてくれた人達のおかげでもあると本当に思っている。
そうして築き上げてきた今だからこそ、任せて、頼って、甘えて、緩んでも許されるようになったんだろうなぁ。
もう、「私がなんとかしなきゃ」は卒業だね。
もし、今もそう思っている人がいるのなら、ゆっくりお話を聴きたいと思う。
あなたがなんとかしなきゃと思っていることは何ですか
あなたがなんとかしなきゃいけないのは、なぜですか?
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