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ミドルエイジのキャリア継続のためのtips

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30代・40代のキャリアとライフイベントとの関係、キャリアストレッチ、転職、キャリアビジョン再構築などのヒントについてご紹介しています。
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2021年9月の記事一覧

管理職になりたい人と、辞退する人

管理職になりたい人と、辞退する人

人材サービス業の調査によると、役職についていない20代~50代の83%は管理職になりたくないと回答したそうです。理由として「責任の重い仕事をしたくない」(51%)、「自分のやりたい仕事ができなくなる」(17%)が挙げられています。管理職の仕事は今の自分には責任が重すぎる等、魅力を感じにくいのかもしれませんね。

日経ニュースより:役職者「なりたくない」8割

一方で、フリーランスから正社員復帰を目

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旗を立てて、キャリア資本を蓄積する

旗を立てて、キャリア資本を蓄積する

大学院進学時に立てていたプランが、実務家兼研究者、というものでした。研究者の道だけを究める姿はイメージできないが、それまでと同じ仕事だけをしている姿もなかったのです。次の道を切り拓きたい、と当時のプランには自分で記載していました。

アカデミックの領域では、一度、扉を開けると知見を広げて深めていくことの終わりはありません。ゆるやかにでも、どのような形でも続けていくことを目的としています。周囲のおか

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報酬と、自由な生活維持の間のジレンマ

報酬と、自由な生活維持の間のジレンマ

非正規社員から正社員を目指す方や、フリーランスから会社員復帰を目指す方の相談で多い内容の一つに、「収入は確保したいが、プライベートの時間も確保したいので踏み切れない」というものがあります。つまり、会社員として毎月安定した給与が入る生活を希望しているが、長時間の拘束がなく、自由な働き方を選びたいというものです。

どの就業形態もメリット・デメリットがありますよね。

けれども、忘れがちなのは、会社員

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ミドルエイジの人生の100のリスト

ミドルエイジの人生の100のリスト

人生の100のリストとは、ロバートハリスさんが学生時代に人生の100のリストを作成して、実行されてきたというお話です。けれども、ミドル、シニアの方の中には、“今から作成しても遅いのでは”と考える方もいるのではないでしょうか。

けれども、思い出してみると、子供の頃や学生時代にぼんやりと思っていた人生のリストのいくつかは、実現しているものです。過去に戻って作成してみて、いくつ実行していたのか、実行で

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共感力と社会課題解決力、企業のイノベーション

共感力と社会課題解決力、企業のイノベーション

フリーランス人材へのニーズで多い職種に、IT人材と並び、新規事業推進人材があります。企業としては、時代の変化に合わせてイノベーションを起こし、ビジネスモデルの変革を起こしたいものの、社員がいきなり新規事業に挑戦するにはハードルの高さもあり、フリーランス人材を活用して進めたいというものです。

企業の新規事業成功事例で、興味深かったものは、共感力と社会課題解決力がキーであるという分析です。地域と共創

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ロールモデル不在問題の対処法

ロールモデル不在問題の対処法

女性からのご相談で多い、「ロールモデルがいない」問題。なぜ、女性にとって大切かというと、ビジネスの世界では、男性が主体となって作り上げてきた慣習や制度がまだ残っており、女性がキャリア継続で悩むときにモデルとなる人を求める傾向があるからです。

けれども、働き続ける女性の先輩たちが多くなかったという現状もあります。正規社員の女性の継続就業率は2018年69%、2000-2004年は52.4%、199

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棚卸から未来志向に変える。大人のレジュメ添削。

棚卸から未来志向に変える。大人のレジュメ添削。

社会人経験が長くなってくると、経歴を棚卸するだけでもかなりのボリュームです。実績も増えてきますね。けれども、それらをただ書き記して、転職やフリーランスの際の仕事獲得に活用しても、なかなか次に進めません。組織内での異動希望の交渉時も、同様です。

これからやりたいことや、企業のニーズとの関連性がわからないからです。

大人世代こそ、レジュメはご自身のキャリア戦略に沿ったアップデートが重要ですね。

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リーダーシップと、人間的な魅力の関係

リーダーシップと、人間的な魅力の関係

リーダーになりたくない、というご相談は数年前まで多かったように感じます。リーダーというと、メンバー全員を引っ張っていく人、指導者、部下の責任も負って残業をいとわない人、大勢を管理する管理職、といようなイメージを持つ方も多かったのではないでしょうか。

引っ張っていくためには、すべてにおいて、メンバーよりも秀でていなくてはならない、メンバーよりも残業して働き続けなくてはならない、プレッシャーもあった

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キャリコンの活躍と、文化と報酬

キャリコンの活躍と、文化と報酬

先日、国家資格キャリアコンサルタントの5年目更新手続きを行いました。指定のキャリアカウンセラー資格を取得していたため、移行して国家資格取扱いとなってから5年となったという経緯があります。

厚生労働省が指定するキャリアカウンセラー資格の一つ、CDA(キャリアデベロップメントアドバイザー)を取得してからは、16年以上です。当時からの社会情勢の変化と、活躍の場を広げるために大切な視点についてお伝えしま

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