くれよん@家庭と学校をつなぐ先生

「特別」じゃない「特別支援教育」の話。 子どもたちが、好きなことをたくさん見つけ、さら…

くれよん@家庭と学校をつなぐ先生

「特別」じゃない「特別支援教育」の話。 子どもたちが、好きなことをたくさん見つけ、さらに好きになってもらう仕事をしています。 発達障害を理解するためのnoteです。

記事一覧

人間関係=『信頼残高』

子どもたちと人間関係についての話になりました。 『何を言うかより、誰が言ったかのほうが大事』という、一人の子どもの一言から、話が盛り上がったのです。 くれよんは…

失敗は成功のマザー

くれよんは、野球部です。 学生時代、野球、そして、部活から学んだことは多くあります。 その恩返しと言ったら大げさかですが、教える側になった今、 「部活がやりたい…

『自己紹介ビンゴ』から始めよう

年度初めに授業参観がある学校は、多くありますよね。 子どもたちも保護者も笑顔になるオススメの授業は『自己紹介ビンゴ』です。 『私は○○です』という自己紹介シート…

誕生日ありがとう。

先日、クラスの子どもの誕生日でした。 お祝いをしようと、友だちが朝から教室の飾り付けをしてくれました。 授業で来た先生たちも、その飾りを見て、生徒の誕生日だと気…

1番近くのサポーター

中学生にもなると、家族の会話が減るそうですね。 保護者は子どもを 「何考えてるかわかんない!」 子どもは保護者を 「うるさいから話さない!」 と、言います。 そ…

とことん遊び、とことん学ぼう!

20代の頃、バック1つで海外1人旅に行った僕は、チェコのプラハという街で、イギリスから来た21歳の男女4人組と会いました。 会ったというのは、1泊2000円朝食…

ブタのPちゃんから学ぶ『生活単元学習』

突然ですが映画『ブタがいた教室』って観たことありますか? YOU TUBE に予告編がありますし、アマゾン・プライムでは無料で観られます。 大阪の小学校の実話がモデルで…

『リフレーミング思考』が、明日をもっと輝かせる!

先日、仲良しのスカラママさんとLINEをして、こんな話になりました。 「くれよんちゃんは、リフレーミング力が半端ないよね!」 ん?『リフレーミング』? みなさんはご…

部活で腰をやってしまいましたが、今週もこんな気持ちで働こうと思います。

2月中旬から戻ってきたD選手

この記事は中学校2年生に向けて『学年だより』で書いたものです。 ダルビッシュ有という野球選手を知っていますか? 甲子園で大活躍し、ドラフト1位でプロ野球選手にな…

担任と主任のあいだ

「特別支援教室担任」と「主任」の役割で、言うことがコロコロ変わるくれよんです。 まったく説得力がありません。 自戒の念をこめて記事を書きました。 読んでください…

うるわしき伝統

部活動の体験入部が始まり、2年生の中には 『先輩になったこと』『後輩ができたこと』に対する戸惑いがある生徒も多いようです。 そこで今回の記事は『うるわしき伝統』…

自分が受けた教育を子どもに押しつけてはならない。彼(彼女)はあなたと別の時代に生まれたのだから・・

くれよんが尊敬する先生を紹介します。 彼の名は、サルマン・カーン。 2012年に 「世界中のすべての人に無料で教育を届けたい!」という思いから『カーン・アカデミ…

コロナ禍の授業

コロナによって、授業風景は以前の『一斉指導』に戻りました。 子ども同士の話し合い活動は制限されています。 以前というのは100年以上前(大正時代)です。 これは…

『インバスケット』でやる気スイッチオン!

突然ですが、 くれよんのミッションは 『授業』をもっとおもしろく!です。 大学の講義でこんな話を聞いたことがあります。 『授業を受けている(聞いている)子どもの…

インプット:アウトプットの黄金比は○:○だった!

先日、新聞に『オンライン学習、国が開発へ』という記事が載りました。 自宅で学習することを想定し、国・自治体・学校が動画を中心とした学習内容をオンライン上にアップ…

人間関係=『信頼残高』

人間関係=『信頼残高』

子どもたちと人間関係についての話になりました。

『何を言うかより、誰が言ったかのほうが大事』という、一人の子どもの一言から、話が盛り上がったのです。

くれよんは、世界的名著『7つの習慣』の中にあった『信頼残高』の話をしました。

銀行口座のように、信頼口座というものがあって、信頼を得れば『+(預け入れ)』になり、信頼を失えば『-(引き出し)』になる。そして、残った残高を『人間関係信頼残高』とい

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失敗は成功のマザー

失敗は成功のマザー

くれよんは、野球部です。

学生時代、野球、そして、部活から学んだことは多くあります。

その恩返しと言ったら大げさかですが、教える側になった今、

「部活がやりたい!」「野球が好き!」

という子どもがいるのであれば応援したいな、という思いで顧問を引き受けました。

そんな野球少年だったくれよんの永遠のヒーローは何と言っても、長島茂雄さんです。

彼は、プレーでファンを魅了するだけではなく、その

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『自己紹介ビンゴ』から始めよう

『自己紹介ビンゴ』から始めよう

年度初めに授業参観がある学校は、多くありますよね。

子どもたちも保護者も笑顔になるオススメの授業は『自己紹介ビンゴ』です。

『私は○○です』という自己紹介シートを読み上げていって、誰かわかった時点で挙手。

その人の名前を用意したビンゴシートでチェックしていくというエクササイズです。

意外な趣味や事実が次々と出てきて、毎年大盛り上がりです。

くれよんの学校も先日、授業参観がありました。今回

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誕生日ありがとう。

誕生日ありがとう。

先日、クラスの子どもの誕生日でした。

お祝いをしようと、友だちが朝から教室の飾り付けをしてくれました。

授業で来た先生たちも、その飾りを見て、生徒の誕生日だと気付きます。

「おめでとう!」

「ありがとうございます!」

が、何度も行き交うステキな1日でした。

生徒の誕生日に、飾り付けをすることがクラスの恒例になりそうです。

そんな『自分も周りの人も』幸せな気持ちになる誕生日をテーマに

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1番近くのサポーター

1番近くのサポーター

中学生にもなると、家族の会話が減るそうですね。

保護者は子どもを

「何考えてるかわかんない!」

子どもは保護者を

「うるさいから話さない!」

と、言います。

そんな一方通行で会話のキャッチボールにならない関係の中ですが、たまには学級通信を通して会話をしてもらうことにしました。

僕たち・私たちの声を聞いて!
以下、子どもたちの声です。

・ゲームの時間をくれ!!
・少しだけ休ませてくれ

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とことん遊び、とことん学ぼう!

とことん遊び、とことん学ぼう!

20代の頃、バック1つで海外1人旅に行った僕は、チェコのプラハという街で、イギリスから来た21歳の男女4人組と会いました。

会ったというのは、1泊2000円朝食付きのバックパッカーズホテルで同部屋になったという意味。

21時頃、宿に着き荷物の整理をしていると、この4人組が入ってきました。

イギリスのオックスフォード大学から来たというこの若者たち。

オックスフォード大学というと世界でも指折り

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ブタのPちゃんから学ぶ『生活単元学習』

ブタのPちゃんから学ぶ『生活単元学習』

突然ですが映画『ブタがいた教室』って観たことありますか?

YOU TUBE に予告編がありますし、アマゾン・プライムでは無料で観られます。

大阪の小学校の実話がモデルです。

あるクラスで総合学習の一環として26人学級の子どもたちと、若い頃のクーピーにそっくり(!?)な妻夫木聡さんが「ブタのPちゃん」を教材にして学習を進めていく物語です。

注目すべきは「ブタ」という1つの教材(1匹の先生)を

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『リフレーミング思考』が、明日をもっと輝かせる!

『リフレーミング思考』が、明日をもっと輝かせる!

先日、仲良しのスカラママさんとLINEをして、こんな話になりました。

「くれよんちゃんは、リフレーミング力が半端ないよね!」

ん?『リフレーミング』?

みなさんはご存知ですか?

勉強不足なくれよんは、ちょっと調べてみました。

Google先生によると『リフレーミング』とは・・

同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなる。例えば、試験で残り

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部活で腰をやってしまいましたが、今週もこんな気持ちで働こうと思います。

2月中旬から戻ってきたD選手

2月中旬から戻ってきたD選手

この記事は中学校2年生に向けて『学年だより』で書いたものです。

ダルビッシュ有という野球選手を知っていますか?

甲子園で大活躍し、ドラフト1位でプロ野球選手になったスターです。

彼は、日本ハムファイターズでエースピッチャーとして活躍して、日本のエースとなり2012年からはアメリカのメジャーリーグで活躍しています。

そのダルビッシュ選手が2016年に受けたインタビューに、自身が変わったきっか

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担任と主任のあいだ

担任と主任のあいだ

「特別支援教室担任」と「主任」の役割で、言うことがコロコロ変わるくれよんです。

まったく説得力がありません。

自戒の念をこめて記事を書きました。

読んでください。『樽の中のワイン』。

以下、2学年便りに載せた内容です。

『山奥のユダヤ人の村に、新しいラビ(ユダヤ教における宗教指導者)が着任することになった。村人たちはラビが着任する日に、祝いの宴を開くことにした。ユダヤ教会堂の中庭に空の樽

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うるわしき伝統

うるわしき伝統

部活動の体験入部が始まり、2年生の中には

『先輩になったこと』『後輩ができたこと』に対する戸惑いがある生徒も多いようです。

そこで今回の記事は『うるわしき伝統』という資料を使って授業をした時のことを振り返ります。

ある日、剣道部で事件が起こります。2年生の大輔と1年生の雄一が取っ組み合いのけんかをします。1年生の礼儀がなっていないことに対して不満があり、このままでは剣道の和が乱れてしまうと主

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自分が受けた教育を子どもに押しつけてはならない。彼(彼女)はあなたと別の時代に生まれたのだから・・

自分が受けた教育を子どもに押しつけてはならない。彼(彼女)はあなたと別の時代に生まれたのだから・・

くれよんが尊敬する先生を紹介します。

彼の名は、サルマン・カーン。

2012年に

「世界中のすべての人に無料で教育を届けたい!」という思いから『カーン・アカデミー』という学校を作りました。

初めはたった1人の生徒が、今では600万人以上の生徒が学ぶ学校となりました。

彼のつくった学校には校舎がありません。

授業はインターネット上の動画サイトで行われます。

以前見たときは、日本語変換さ

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コロナ禍の授業

コロナ禍の授業

コロナによって、授業風景は以前の『一斉指導』に戻りました。

子ども同士の話し合い活動は制限されています。

以前というのは100年以上前(大正時代)です。

これは批判ではありません。

『できる範囲で、できる限りのこと』をしようと、学校現場は善意で溢れています。

先生方が、子どもたちの『学習の保障』を必死で試行錯誤した結果です。

子どもたちの限られた『学校で過ごす時間』に、もう止まることは

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『インバスケット』でやる気スイッチオン!

『インバスケット』でやる気スイッチオン!

突然ですが、 くれよんのミッションは

『授業』をもっとおもしろく!です。

大学の講義でこんな話を聞いたことがあります。

『授業を受けている(聞いている)子どもの脳波をとる実験の結果は、寝ている時よりも脳波は動いていなかった』と。

しかもその講義のまとめは、、

「子どもは教えると学ばなくなる」

でした。

今回は『1人の名も無い教師に、子どもの脳波を振り切る授業ができるのか、チャレンジし

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インプット:アウトプットの黄金比は○:○だった!

インプット:アウトプットの黄金比は○:○だった!

先日、新聞に『オンライン学習、国が開発へ』という記事が載りました。

自宅で学習することを想定し、国・自治体・学校が動画を中心とした学習内容をオンライン上にアップ。

「どこでも・いつでも学習できるように」というものです。

今はまだ発展途上ですが、今後全国の先生方や専門家の工夫により、クオリティが上がってくることは予想できますよね。

子どもが学びやすくなるなと思う反面、こんなことが考えられませ

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