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脱力するほど重くなる理由
弦楽器や打楽器や鍵盤楽器の演奏において、腕の筋肉で腕の質量を支えていたら、腕の重さは相殺されて、重さが楽器に伝わりません。
図でいうところの赤色と緑色の矢印がベクトル的にゼロになる。
腕の力が抜けた、いわゆる脱力した状態になれば上向き成分が減ります。
すると下向き成分が残り、腕の重さを活用した演奏ができるようになります。
この辺りは力学の知識がないとピンと来ないかもしれません。
残念ながら、
遠隔で身体を診るセミナーをオンラインでやりました
藤本道場(仮)導入編をZoomでやりました‼️
京都、栃木、千葉から、ヴォイストレーナー、ドラマー、通訳・ナレーターの方々が受講してくれました。
初めての試みでしたけど、結構できるもんですね!
皆さんが優秀なのか、藤本が優秀なのか🙄
なんにせよ、しっかり筋反射の感覚をつかんでもらえたようです。
感覚がつかめたら、あとは手を触れてようが触れてなかろうが、対面だろうが遠隔だろうが関係ないので、受講生
ピアニスト ケース1
月イチで通ってくれているピアニストさん。はじめは、弾いていたら首と肩が痛くなって、休みながらじゃないと練習できないとの訴えでした。今ではそこまで痛みが出ることもなくなり、練習に集中できるようになったそうです。
皆さん上達を目指してポジティブ要素を伸ばそうと考えがちですけど、ネガティブ要素を排除することも大事です。〇〇のせいで音が悪くなっている、といったときの〇〇が身体のコリであればコリを取り除け
脱力して「立つ」ことができなければ、脱力して演奏することもできない
「私、脱力して立ててます」という人は少ないと思います。
演奏は「立つ」「座る」という姿勢保持のための筋活動をしながら行うものです。
ただ単に立っているだけでも脱力できていないのに、そんな身体で演奏しても脱力できないのは当たり前。
普段から脱力できていないのに、演奏時だけ脱力しようと試行錯誤している人が多いですが、それはどだい無理な話なんです。
演奏する時だけ何かスイッチが入って脱力モードになる
身体感覚を養うことが上達への近道
先日のトロンボーン奏者さん、最初は感覚が鈍くて、個人セッションのビフォーアフターであまり変化を感じられなかったけど、最近は感覚がシャープになってきて、演奏中に「身体のここが硬い」というのが具体的にわかってきたようです。
逆に気になって演奏しにくいこともあるかもしれないけど、これって誰もが通る道で、身体が緩んできた証拠なんですね。
何もしなくても硬い身体では、硬い/柔らかいの変化を感じられません
よろしくお願いします
はじめまして。音楽家が肩こりで悩むことのない世の中にしたい。
音楽家専門フィジカルトレーナーの藤本将人と申します。
脱力して楽に演奏するためにはどうすればいいか、肩が凝るのはなんとかならないものか、そんな悩みに対するヒントを書いていきたいと思います。