声楽家 ケース1

声楽家さんの症例報告。
かばんをリュックに替えたら、肩は楽になったけど腰が痛くなったと。
まずはそれを取りましょうってことでTLで診ました。
(以下全てTLで診てます)
頚椎3番っぽかったので、頚椎3番を側屈・回旋してもらったら、痛みがなくなって腰が軽くなりました。
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次に、ワークを一通り復習しましょうってことでまずはクロスポイント。
膝裏が弱そうだったのでそれを伝えると、案の定、膝裏はあまりやっていなかった。
リアストレッチで裏転子。
裏転子が効いた状態で軸タンブリング。
揺れてるのを診ると胸椎6番が硬かったので、そこを藤本が触りながら揺れてもらうとゆるみました。
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お腹を突き出すような姿勢を指導されてきたので、昔からみぞおちが硬いという訴え。
そんな人はたいてい横隔膜が硬い。
特に左の横隔膜が硬いので、診てみると右の上前腸骨棘あたりにエラー。
そのエラーを取るためには右の大胸筋と出たので、自分でほぐしてもらいました。
横隔膜がゆるんで、胸郭の左下の方に息が入ってくるようになりました。
「そういえば」と、昔からその辺には違和感というかあまり息が入ってこなかったそうな。
技術云々ではなく、身体に問題があったってことは少なくないですね。
身体の問題を放置して、あーだこーだと色々試しても暗中模索してしまうのは当然です。
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歌い手さんによくある「頭の後ろが開かない」という訴え。
引っかかったのは《中丹田》と《ウォール》。
中丹田のワークをしたら、胸がぐーっと狭まるのがなくなった。
今まで、苦しくなると肩を前に持ってきて胸を狭める癖があったことに気付いたそうです。
肩が前に来ればその分、背中や首の後ろは緊張しちゃいますからね。
ウォールは背中を使えるようにします。
ウォール入れたら、頭の後ろが開きました。
これも「そういえば」と思い出して、以前師匠から「羽が生えたように」という指導を受けたそうです。
そのワードでどれだけの生徒が理解できて背中を使えるようになったのか謎。
そんな指導より、肩から膝下にかけて身体の背面を擦るだけで背中が使えるようになりました。
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ついでに、中丹田と下丹田、それぞれ意識を向けたときの声の違いを感じてもらいました。
歌は特にそうですが、感情の起伏なんかを声に乗せないといけない。
身体意識を使い分けられるようになれば、そういうのが高い再現性でもってできるようになります。
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個人セッションでは、クライアントさんごとにそれぞれ持っている悩みを解消していきます。
そのうえで「こうなりたい」という各自の理想の演奏スタイルに近づけるように身体の調整をし、さらには身体意識を使いこなせるようにワークの指導をしていきます。
京都では随時受け付けています。
東京の空き状況
12/8(日)
9:00〜(日暮里)
10:30〜(日暮里)
1/10(金)〜13(月祝)、東京にいます。
今ならほぼ希望通りのお時間に受けられます。
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音楽家のための«軸と脱力»ワークショップ
12/8(日)13:30〜16:30
軸の重要性はよく言われますが、「軸とは何か」説明できる人は少ないですね。
その辺りをしっかり説明し、脱力との関係性を理解してもらいます。
身体に軸を通すワークを実践し、実際に体感しましょう!
時間が余れば身体意識のワークもやります。
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▼ 藤本道場(仮)
身体意識は、ワークをすることで活性化できます。
が、本当の意味で身体意識を使いこなすためには、身体意識にアプローチする方法を学ぶ必要があります。
藤本道場(仮)ではTLというテクニックを用いてその方法を学びます。
オンラインで導入編を開催します。
12/16(月)18:00〜21:00
10,000円
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お問い合わせは、メッセージ、コメント、メールでどうぞ。
mitsukiseitai@gmail.com

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