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股関節はどこにある?

股関節ってどこにあるかわかりますか?

ほとんどの人は結構曖昧だと思います。

股関節は上前腸骨棘と恥骨を結んだ線の真ん中(よりちょっと下)くらいにあります。
また大腿骨頭は、大転子から大腿骨頚が内側に伸びてそこに付いています。

ここで着目してほしいのが、股関節は大腿骨軸(水色破線)の延長線上にはないんですよね。
なので、股関節の屈曲・伸展も内旋・外旋も大腿骨軸に沿って行われていません。

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ところが、解剖図ではだいたいの股関節の位置をわかっているつもりでも、感覚的には股関節は大腿骨軸の延長線上、上前腸骨棘の下くらいにあると思いがちではないでしょうか?
そういう認識だと、実際の動きとはずれが生じてしまいます。

腸腰筋を使って股関節を動かしましょうってよく言われるけど、認識がずれていたら腸腰筋は働いてくれません。

腸腰筋のコピー


図の青丸の位置にある架空の関節を動かすとしたら、腸腰筋ではなく大腿直筋や縫工筋を働かせた方が効率がいいでしょう。
腸腰筋が働いたら内転しそうです。

実際、ほとんどの人は大腿直筋を使って股関節屈曲しています。
すると効率が悪いのはもちろん、外向きの力が発生するため左右のブレが生じます。

そのブレを修正するために、中殿筋など外側の筋肉を緊張させて姿勢を保持することになります。
こうなると立位保持するだけでも常に筋肉を緊張させていないといけなくなり、脱力できなくなります。


こういった認識のずれを解消するためにはどうすればいいか

股関節の正確な位置がわかればいいんです。

股関節を触って股関節を動かしてあげると、脳が「あ、股関節ってここだったんだ」って気付いてくれます。
そうすれば、「股関節屈曲のためには大腿直筋じゃなくて腸腰筋を使うべきだな」と修正してくれます。

いわゆるボディ・マッピングなわけですけど、股関節にはそのやり方にコツがあります。
それをワークショップでお伝えします。

股関節をとことん柔らかくするワークショップ
11/16(土)13:30〜16:30<東京>
11/23(土)10:00〜13:00<京都>

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