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力を抜こうと思っても力を抜けない理由

2つのテニスボールを積み重ねてみましょう。

上のボールが転げ落ちないように、「ちょうどいいところ」を探す必要があります。
そのためには2つのボールの重心線をぴったり一致させればいい。
そうすれば手で支えたりしなくても、積み重なった状態でぴたっと静止します。
言うは易し行うは難しでやってみると結構難しかったりしますが、面白いもので一度できると次からは簡単にできちゃったりします。

2本の重心線が少しでもずれるとたちまち転げ落ちます。
「ちょうどいいところ」を探している段階では転げ落ちないように手で支えている状態です。
「ちょうどいいところ」が見つからなければずっと手で支えておく必要があります。

これが、タイトルで書いた、力を抜こうと思っても力を抜けない理由(の一つ)です。
力を抜けば身体が崩れ落ちてしまうので、いくらがんばって力を抜こうと思っても姿勢を維持するために力を抜けないのです。

逆に言えば、力を抜いても身体が崩れ落ちない状態であれば力を抜けるわけです。
テニスボールでいうところの、重心線がぴったり一致した状態です。
人間の身体はもっと複雑なので球体2つのように単純ではないですが、力学的な原理は同じです。

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講師:藤本将人
京都大学理学部卒業
京都大学 iPS細胞研究所勤務
認定体軸セラピスト

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