コリは音の響きを妨げている。じゃあコリを取り除けばいいじゃない。

演奏していると、身体にちょっとしたコリがあるだけで音がうまく響かないということがあります。
自覚できるコリなら整体を受けるなりして対処できるかもしれません。
しかし身体というものは鈍感なもので、首・肩・腰といったメジャーな部位以外のコリにはなかなか気付きません。
もしちょっとしたコリにも気付けたら、全身コリだらけなことに気付いてしまい、肩こりの不快さを全身で感じてしまうことになるでしょう。

先程も述べたように、コリは音の響きを妨げます。
無自覚なコリがあることで、無意識に身体の動きを制限しているんですね。
音楽家にとっては、コリに気付けた方がパフォーマンスのためにはいいわけです。
ただ気付いても不快なだけなので、それを取り除く術も身に着けたい。

藤本が開催している藤本道場(仮)では、
①身体のどこにコリがあるのか
②その原因がどこにあるのか
③取り除くにはどうすればいいのか
を判断して実際にできるようになるテクニックをお伝えします。

③を伝えるものはネット上に溢れていて、皆さんそれらに飛びつきがちなのでSNSでバズったりしますが、たいてい再現性は期待できません。
本当に大事なことは①②なんです。
人それぞれコリの部位やその原因も違うのに、一様に「これをすれば良くなる」というのはあり得ません。

さらに指導者においては、他人である生徒のコリにも気付く必要があります。
生徒に演奏技術を教えて良い音を出せるようにするのが指導者の役目ですよね。
何度も言うようにコリは音の響きを妨げます。
生徒に良い音を出してもらうにはコリを取り除かないといけません。
コリのあるまま演奏させて、自分の期待する音が出ないからといってただ反復練習させても何の解決にもなりません。
それが行き過ぎた結果痛みに変わってしまい、演奏が苦痛になるなどもってのほかです。

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藤本道場(仮)で具体的に何をするかというと、「筋反射」という身体に備わるメカニズムを用いて、身体にあるエラーを見つけます。
冒頭から出てくる「コリ」はエラーの比喩です。
筋肉が硬いというエラーであればコリになります。
関節のエラーもあれば内臓のエラーもあります。
「なんとなくこの辺の動きが悪い」というエラーもあります。
そしてエラーの原因も筋反射で見つけます。
ここまで来ればそれを取り除けばいいだけです。

例えば、「重心が上がって浮ついた感じがする」という訴えがあったとします。
股関節にエラーが見つかりました。
その股関節のエラーの原因は、股関節そのものなのか別の部位なのか、筋肉なのか関節なのかを見つけます。
股関節そのものだったら股関節を動きやすくしてあげればいい。
別の部位、例えば腕橈骨筋だったら腕橈骨筋を緩めてあげればいい。
腕橈骨筋という一見重心には関係なさそうな腕の筋肉に原因があるなんて思いもよらないでしょう（実際に藤本の診た事例です）。
「重心を下げる」というのはただでさえ抽象的でわかりにくいため、「もっと重心を下げて！」と言われてもどうすればいいかわからない人が多いはずです。
ましてや原因が腕にあるのにそれを放置していれば、いつまで経っても重心が下がらず、「センスがない」という言葉の暴力に苛まれることになります。

そういうの、なくなってほしいんですよね。

他人のエラーもわかるのかという疑問がわくかもしれませんが、実は他人の方が簡単です。
自分の身体を診るのは先入観が入ってしまうため。
鍛練を積めば、先入観を排除し、自分に対してもできるようになります。

本当にそんなことができるのかと思う人もいるでしょう。
今まで藤本が教えてできなかった人はいないのでそこはご心配なく。

今回やるのは導入編ですが、導入編でこの筋反射ができるようになってもらいます。
はっきり言って、筋反射の感覚が掴めれば、あとは応用していくだけで何にでも使えるようになります。

導入編以降の本編ではその応用の仕方、さらに精度を高めるための鍛練、そもそもの身体の使い方などをお伝えしていきます。
音楽家としてやっていくうえで、こんなに便利で広範囲に使えるテクニックは他に無いと断言します。

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＜日時＞
2019年11月15日(金)
13:30〜16:30

＜場所＞
大塚駅から徒歩5分
（詳しくはお申し込み後にお知らせします）

＜料金＞
10,000円

＜持ち物＞
楽器（奏者で持ち運び可能な方）
※ グランドピアノあります

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お申し込みはこちらのフォームまで
https://forms.gle/H2Zg86FgWh19qzyu5

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＜講師＞
藤本将人
脱力演奏研究所 代表。音楽家のための整体院 泉月 院長。認定体軸セラピスト。京都大学理学部卒業（神経生理学専攻）。あん摩マッサージ指圧師。「軸」と「脱力」をキーワードに、音楽家向けに身体の使い方を指導している。その傍ら、京都大学で細胞生化学の研究に従事。細胞外マトリックスの情報伝達や、間葉系幹細胞の分化のメカニズムを調べている。最近は、再生医療を応用した健康・美容事業にも着手。ボディワークだけでなく、細胞レベルで身体を整えていくことを目指す。

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お問い合わせはメールでお気軽にどうぞ。
mitsukiseitai@gmail.com