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COCOAのサービスを停止するみたいですね…

9/13 河野太郎デジタル担当大臣がコロナ接触確認アプリであるCOCOAの機能停止を発表しました。
時期は未定です。

記事は質疑応答形式で書かれています。

COCOAは2020年6月にサービスが開始され、新型コロナに感染した人との接触を通知するスマートフォンのアプリだ。
リリース後、「陽性者と接触した可能性がある」と通知が届いた後にアプリを開いたら「接触は確認されませんでした」と表示されるなどの不具合や、Android版が2020年9月末から機能していなかったことが2021年2月に判明するなどのトラブルが相次いでいた。

内容をぎゅっとまとめますと

COCOAは失敗だった。
でも何かしらこういうのは今後も必要なので、改善をして新しいサービスとして提供していきたいと考えている。
COCOAの停止時期の予定も新サービスの予定も未定。
「今の時点でこのままいけばいらないねっていうことだろうと私は思っております。」

最後の河野さんの発言が全てだと思います。
使えないものに拘る必要はないという河野さんらしい断ち切り方ですね。
要らない物を捨てる決断が早いのは大事です。
ですが代案とセット…もしくは完全に不要ならば根拠をしっかり国民に説明できないと中々前に進めないのもまた事実。

河野さん的にはとりあえずCOCOAを捨てるないしは大幅に見直すということまで他の省の人たちと話を付けてきたという感じでしょうか。

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ざっくり言うとCOCOAは自分が感染したら「感染しました」と自分で登録して同じCOCOAを登録した人に注意喚起できるサービスです。
でもただでさえ未知のウィルスに感染して不安で治るか治らないかの不安定な心の状態の方が多い中でわざわざ「自分は感染者です」と触れ回りたい人がそう多いとは思えないですよね。

だってCOCOAが反応するということは近くに感染者がいるという証拠です。
場合によっては特定されてしまうこともあり得ますから自己発信するなんて感情のないロボットでもない限りは淡々とやろうとは思えないですよね。

合理的ではあります。
でも感情がある人間は自己犠牲の精神を振りまいてコロナに掛かっていることを赤の他人に伝えようとまではあまり思いませんよね。
「いや私はちゃんと他の人に注意喚起したい」という人もいるでしょうが、周りがみんなそうかと言うと中々難しいのではないでしょうか。
アプリをダウンロードしていない人が10人中1-2人いるだけで感染が拡がる可能性が高いのが現状のコロナ禍です。

COCOA登録キャンペーンみたいなのもありましたが、コロナ感染者にとってはそれどころではないでしょう。
無症状であってもコロナに掛かっていると思うだけで精神的に不安定となり体調を崩す人もいるはずです。

利用者が増えることで感染拡大を防ぐことができることは理論上 正しいことでしょう。
でもCOCOAが出た当初と違い感染拡大を防ぐのが困難なオミクロン株など変異ウイルスに対してどれだけ意味があるかははなはだ疑問が残ります。

コロナに対してはワクチンと治療薬が開発され、急ピッチで修正・改善を繰り返していてインフルエンザのような扱いに変わっていくかのようなタイミングです。

ですが河野さんが言いたいのはコロナに限った話だけではないのでしょうね。

彼は今後もこういう新たな未知のウィルスが出てきた時に必要とされるような電子サービスの必要性を考えています。

日本人が受け入れられるウイルス防止策がどのような形になるのか今後の進展に期待したいところですね。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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