記事一覧
運動を継続するためには?
「暮らしと医療の談話室」の間藤です。
暮らしと医療の談話室とは?
暮らしと医療の談話室は、地域で暮らす患者、市民と医療、介護従事者が顔の見える関係となり、治療やケアについて共に考える素地を作ることを目的として埼玉県越谷市で活動をしています。
活動の一環として、「解決を目指さない対話」を毎月第三金曜日に開催しています。
「解決を目指さない対話」のグランドルール
対話を中心としたワークショッ
ランチェスターの戦略が活かされた?住民の要望を実現するための取り組み
ランチェスター戦略とは、競争の場において「強者」と「弱者」がそれぞれどのように戦うべきかを考えるための戦略理論です。この戦略は、第一次世界大戦時にイギリスのフレデリック・ランチェスターによって提唱された「ランチェスターの法則」に基づいています。この法則は、戦闘における兵力の数や武器の性能に基づいて戦闘力を評価するものです。軍事戦略を元に作られた法則ですが、中小企業が大企業に勝つための戦略として、ビ
もっとみる身体活動・運動の目標はどんな感じ?
前回の記事では、「21世紀における第三次国民健康づくり運動(健康日本21(第三次))」について触れました、その上で、臨床でリハビリテーションに関わるだけでなく、地域の方々の健康に関わる理学療法士が注目している「個人の行動と健康状態の改善」について述べました。
そこで今回は「個人の行動と健康状態の改善」の中でも理学療法士として関心のある「身体活動・運動」の目標設定について、国がどのように考えている
「地域におけるコミュニティマネジメント」とは?埼玉県鴻巣市での自治会長研修会での講演会
今年の2月に埼玉県小川町で自治会向けの講座を行いました。行政区長を対象としたコミュニティマネジメントの講座です。
その時の講座の様子がどのように伝わったのかわかりませんが、「小川町で自治会向けに行った内容を鴻巣市でも」という形で依頼を頂きました。小川町での講座は、彩の国コミュニティ協議会での講演がきっかけですので、こうやってコミュニティのつながりが広がっていくのは本当にありがたいことです。
今
【活動報告】「理学療法士がコミュニティに関わることで実現できることは?」
2024年6月21日に「患医ネット」の依頼で、「理学療法士がコミュニティに関わることで実現できることは?」というテーマでお話をしてきました。
普段、接点のない立場の方々とフラットに対話ができることは私にとっても気づかされることがたくさんありました。
「患医ネット」とは?
患医ネットは、患者と医療者をつなぐことを目的とした団体です。2011年に設立され、より良い患者協働の医療環境を目指して活動
自動車や公共交通機関に頼りすぎない地域づくりを移動手段から考える【後編】
前編では地域における移動の課題についてまとめました。
公共交通機関やタクシー以外の移動手段として、自転車の可能性についてお伝えします。
自転車は危ない?
リハビリテーション病院で仕事をしていると、「今回を機に自転車に乗るのを諦めます」という方や「家族からもう自転車には乗らないようにと言われた」という方に良く出会います。これまで自転車に乗っていたのに、乗ることを諦めてしまうわけです。
確かに
自動車や公共交通機関に頼りすぎない地域づくりを移動手段から考える【前編】
私は理学療法士として、人の身体活動に関心を持っております。
リハビリテーション病院で仕事をしていると、退院後の患者さんの”移動”について考えさせられます。
これまで自動車を運転してこられた方の場合、「今回を機に免許を返納したら」と家族に言われる患者さんが多いような気がします。自転車を乗っていた方も同様で、「また転ぶと危ないから自転車は乗らないでね」と言われるようなことが多いです。
では公共交
複数のコミュニティに異なる立場で関わることのメリットは?
PTA会長をしているときに、息子が少年野球のチームに所属していたので、コーチ(名前はカッコ良いですが、野球経験のない私は球拾い要員)として
少年野球に関わっていました。
小学校区内での少年野球チームなので、PTAでも少年野球でも関わる人はほぼ同じ属性。PTAでは責任者、少年野球では一番下っ端のコーチ。PTA会長をしたいので、少年野球では他のコーチからは「会長」と呼ばれるのですが、「おい会長、ボー
身体を動かすコミュニティ活動が地域貢献に繋がる?
私は以下の3点を大切にしながら、日々の活動をしております。
①人の身体活動を支援する
②コミュニティ活動の支援する
③人とコミュニティの”間”を継げる
コミュニティ活動の重要性はいろいろなところで触れられていますが、新たなコミュニティ活動に参加することって勇気がいりますよね。また、せっかくコミュニティに飛び込んでも、継続することが難しい…。
今回は、自分の好きなことをしながらコミュニティ活動
「私たちの時代は~」が口癖のPTA活動OG/OBをどうするか~コミュニティマネジメントの視点から(後編)
前編ではオプトインが強すぎるPTA活動が、「私たちの時代は~」が口癖のOG/OBを構造的に生み出し続けることを述べました。
ではどのように対応していけばよいか。タイプ別に方法をお伝えしますね。
「私たちの時代は~」というのはどんな人?
前回も述べましたが、「私たちの時代は~」という方は2パターンがあります。
1つ目のパターンは、PTA本部役員を熱心に頑張ってくださった方々。印象としては、前
「私たちの時代は~」が口癖のPTA活動OG/OBをどうするか~コミュニティマネジメントの視点から(前編)
時短で話題の「鬼時短」。組織文化を変更しない前提で、時短だけにフォーカスしていることがすごいと思います。具体的には8つの鉄則から構成されています。その中の鉄則8「「内部統制」という言い訳を封じよう」という箇所で、オプトイン・オプトアウトという言葉が登場します。
【オプトイン】
「承認する」という行動をすると、そこではじめて承認される
【オプトアウト】
「承認しない」という行動をとらない限り、承認
イベント運営で本当に大切にすることは?
イベント運営でのトラブル回避方法について、事例を交えて前編と後編に分けて報告しました。
この内容は、イベント責任者がイベント協力者と参加者のために配慮すべき事項をまとめています。イベントの成功には、運営スタッフ間での準備も不可欠ですよね。
今回はイベントを行う上で、スタッフ間で共有しておくことについてまとめますね。
なぜ、イベントを行うか?
イベントに協力してくれるスタッフは、様々な立場の
ジブン株式会社設立趣意書、定款
「稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則」や「まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか」などの著者である木下斉さんをご存じですか?
私は”まちづくり”という視点で、以前からフォローしております。私の専門領域である医療、福祉の文脈とは異なる”まちづくり”の視点は参考になります。
そんな木下さんは「ジブン株式会社経営のすゝめ」を提唱しています。
※ヤバ病(ヤバいよ病院)シリ