【活動報告】「理学療法士がコミュニティに関わることで実現できることは?」
2024年6月21日に「患医ネット」の依頼で、「理学療法士がコミュニティに関わることで実現できることは?」というテーマでお話をしてきました。
普段、接点のない立場の方々とフラットに対話ができることは私にとっても気づかされることがたくさんありました。
「患医ネット」とは?
患医ネットは、患者と医療者をつなぐことを目的とした団体です。2011年に設立され、より良い患者協働の医療環境を目指して活動しています。イベントや研修会の開催を通じて、お互いを深く知る場を作ることが主な活動内容です。
毎月、医療や介護にかかわる方々に、その職種についてお話しいただく会を開催しており、今回は理学療法士を取り上げたいということで私にお声掛けを頂きました。
お伝えした内容
今回の話題提供では、①理学療法士について、②コミュニティに関わるきっかけ、③これまでの事例、④これからの取り組みについてお話してきました。
今回お話した内容の一部をお伝えします。あまり見ないデータだと思います。
2023年の各都道府県における10万人あたりの理学療法士の数と、2021年の10万人あたりの都道府県病床数の関係はグラフの通りです。
これを散布図にすると、相関係数は0.817と強い相関がみられます。
このデータだけでも対話の内容が広がります。
対話の中から感じたこと
今回の参加者の立場は、患者、医療従事者の双方の方々がいました。医療従事者の方々にとっても、一緒で働く機会がないと、なかなか何をしている職種か分かりにくいのかなぁと感じました。医療従事者にとってもわかりにくいのですから、理学療法士と接点のない方にすれば、何をする職業、何ができる職業なのかは伝わっていないのかもしれませんね。
こういった機会はこれまでの理学療法士人生を振り返ることができ、とてもありがたいことだなぁと思いました。現時点で、理学療法士として誇れる仕事は、600名を超える小学生の排泄に関する意識改革、行動変容を促せたことかなぁと思っています。理学療法士になりたいと思った時には、全く想像しなかったことですね。
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