複数のコミュニティに異なる立場で関わることのメリットは?
PTA会長をしているときに、息子が少年野球のチームに所属していたので、コーチ(名前はカッコ良いですが、野球経験のない私は球拾い要員)として
少年野球に関わっていました。
小学校区内での少年野球チームなので、PTAでも少年野球でも関わる人はほぼ同じ属性。PTAでは責任者、少年野球では一番下っ端のコーチ。PTA会長をしたいので、少年野球では他のコーチからは「会長」と呼ばれるのですが、「おい会長、ボールもってこい!」と指示されたりします。変わった日本語ですよね。オープンAIで確認すると、日本語的には「会長、ボールを持ってきてください」が良いようです。
関わる人が同じであっても、コミュニティが異なると別の視点を持つことができます。組織運営や情報共有、連絡方法などなどたくさんのことを学びました。
最近、これまでに接点のない領域のコミュニティに関わることで新たな気付きがありました。複数のコミュニティに関わることのメリットについてお伝えしますね。
複数のコミュニティに所属する
職場以外のコミュニティ活動に参加すると、「このやり方、職場でも使えるかも」とか「職場だったらもっと効率よくできるのになぁ」という経験はありませんか?これは職場以外のコミュニティに参加したからこその気づきです。軸となるコミュニティ以外のコミュニティに参加することで、軸となる
コミュニティ活動を相対化することができます。
「うちの職場(団体、コミュニティなど)とここが違うなぁ」という気付きが得られることが、複数のコミュニティに所属するメリットです。
異なる立場で関わる
コミュニティ活動を相対化できることが複数のコミュニティの所属するメリットですが、コミュニティに異なる立場で関わると気づきが多くなります。同じ立場(例えば、それぞれのコミュニティで代表として関わるみたいな感じ)で関わることが悪いわけではありませんが、立場が異なることで視点も異なります。視点が異なれば気づきも増えますよね。
越境学習?
私自身のこれまでの経験は、「越境学習」と言えるのかもしれません。最近になって知ることになった概念ですが、石山恒貴さんは「ホームとアウェイを行き来することによる学び」を越境学習と定義しています。
複数のコミュニティに所属(さらに異なる立場で!)することは、まさに「ホームとアウェイの行き来」です。
事例紹介
2024年3~4月にかけて「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」という学習コミュニティでスプレッドシートの活用についての講座を受講しておりました。
普段所属しているコミュニティでは比較的責任のある立場で関わることが多いのですが、今回は知り合いがいないコミュニティに役割を全く発揮できない状態での参加しました。
実際に講座に参加して、講師だけでなく参加者同士の交流がスプレッドシートの理解に繋がりました。誰かの困りごとは自分の困りごと。一人で勉強するだけでは気づけなかったことですね。講義だけでなく、適度な負荷量の課題もスプレッドシートを実践していく上で、有効だったと思います。課題のフィードバックは、解答を提示するのではなく、課題に対する過程に寄り添ってもらえたのが関数を使う視点を広げてもらった気がします。
一方的な講義ではなく、双方向的な講義であり、また困っていることをいつでも伝えて良いというルールと雰囲気作りが徹底されていたことが、意欲的に講座にむきあえたのではないかと思います。
今回学んだものは、さっそく職場のシステム作りに活かしております。苦労しながらではありますが、少しずつ形になってきています。スプレッドシートでできること、まだまだたくさんありますね!
まとめ
私は、コミュニティ活動を支援することを活動指針としています。
コミュニティ活動を前進させるために、複数のコミュニティに異なる立場で所属することを、自分自身の体験を踏まえお伝えしました。新たなコミュニティに踏み出すのって勇気がいることかとは思いますが、気軽に参加してもいいんじゃないかと私は思います。コミュニティへの関わり方についてはまた報告しますね。
今回はコミュニティ運営側の配慮についても気づくことができました。コミュニティ運営のノウハウについても今後お伝えします。
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