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中国がゲノム編集小麦・トウモロコシの国内生産を初認可 バイオテクノロジーの活用を加速
中国の農業農村省(MARA)は5月8日、ゲノム編集小麦とトウモロコシの国内生産を初めて認可しました①②。既にゲノム編集大豆は認可しており、認可済みのゲノム編集作物は3作物となります。中国は食料安全保障の強化を目的に、遺伝子組み換え(GM)トウモロコシや大豆の商業栽培も本格化させ、バイオテクノロジー技術の活用を加速させています。
新たに国内生産を認可したのは、中国科学院の研究所と中国企業が共同開
オーストラリアとニュージーランドがGMバナナを世界で初承認 パナマ病に抵抗性
オーストラリア・ニュージーランド食品規制機関(FSANZ)は2月16日、「パナマ病」への抵抗性を高めた遺伝子組み換え(GM)バナナについて、「既存のバナナと同等の安全性と栄養価がある」として、食品としての流通を承認したと両国政府に通知しました①。GMバナナの承認は世界で初めてです。
パナマ病は、世界中のバナナ生産に深刻な被害を及ぼしているとされ、このGMバナナへの期待が高まりそうです。ただ、開
世界の有機農業面積は26%増の9638万ヘクタール 日本は92位に後退
スイスの有機農業研究機関FiBLとドイツのIFOAMが2月13日に発表した年次報告書によると、2022年の世界の有機農業栽培面積は前年比26.6%増の9637万6196ヘクタールとなり、過去最高を更新しました。オセアニアや欧州、南米、北米、アジア、アフリカの全ての大陸で増えており、有機農業が世界的に拡大し続けていることが示されました。日本は27.7%増の1万5319ヘクタールと大きく伸びましたが、
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