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2023年2月の記事一覧
『ग्रेट इंडियन आर्मी मोटरसाइकिल कॉर्प्स』
「俺は上の右端とっぴする」
「いや待てよ去年おまえあの位置やったべ?連続はずるいわ」
「ずるいとかないって。実力。華があるやつがやるべき」
「おまえが華があるなんて誰が言ってんだよ?」
「みんな言ってるしな」
「みんなって誰だよ?」
「うるせえ俺のが女にモテる」
「は?俺のがモテるに決まってんだろ」
「じゃあバレンタインのチョコの数」
「おまえから言えや」
「せーので言う?」
『ペンションUNIZUKA殺人事件 ~セ、セキララ…~』
(まえがき)
読み始めたあとは自己責任でお願いします。
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「この中に、犯人はいます!」
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いちおう名乗っておこう。僕の名前はLEVIN。私立衛府乱大学の4回生だ。
卒業を目前に控えたこの冬、僕はひとりミステリを読み耽るためこの山深いペンションを訪れたってわけ。それがとんでもない悲劇の始まりだということも知らずに…。
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「残念ながら、そう結論を導かざるを得ません。なぜならお
『「gっはは!おべおもしれ!たこじゃね、たこ!」』
「うぁだば、じじゃ酒ざぁづってぐいんぐいんだぁばmouどばんでだだでぁ」
久しぶりに訊く曾祖母の方言が懐かしい。
「だぁづてあいけどnn、それだんばたのしみでぇや」
両親も祖父母も使わないこの土地の言葉、幼いころの耳に残っているから、僕はかろうじて聞き取れる。
「往生でねぇの」
盆でも正月でもないこの季節に、僕はなぜだか故郷に帰りたくなって。ひとり列車を乗り継いで、曾祖母のもとへ。
亡
『知らなかったでポリスはいらぬ』
こないだの週末に
ちょっとドライブがしたくなって
2億光年先のффф星まで
朝はやく出て
夕方には自宅に戻ろうと思ったら
なんと渋滞で真夜中に
宇宙首都高から宇宙東名に切り替わる
ジャンクションのところで
玉突き事故があったらしくて
だからしょうがないから
高速降りて
帰りは下の宇宙一般道で
そしたら面倒なことに
宇宙検問に引っかかった
ヘルメットに
チューブを繋がれ
『ホンジツノエイギョウハシュウリョ…」』
「…ですからお客様…何度も申し上げておりますように、そのような質問にはお答えしかねます…」
「もういいわ」
ピッ
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ピッピッ ピッピッピッピッ ピッピッピッピッ
トゥルルル
「コチラハセイキュウヒャッカテンオキャクサマセンターデス、ホンジツノエイギョウハシュウリョ…」
ピッ
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ピッピッ ピッピッピッピッ ピッピッピッピッ
トゥルルル
「パティスリーウメダでございます」
『「なんだか興奮してきたな!」』
「さいきんの牛肉は流線型なんだな」
夫の斜め上のコメントに
わたしはさいしょ
戸惑ったけれど
たしかに言われてみれば
米沢牛のサーロインスライスも
近江牛の肩ロースブロックさえ
見事な流線型を保って
我が家に届いたんです
「やっぱ新鮮さのアピールかな」
なるほどね
我が夫のその発想力にはあっぱれ
いまどき
ふるさと納税も
クリックしたら5秒後に
インターフォンが鳴るも