マガジンのカバー画像

対話と関係性と組織

52
運営しているクリエイター

#OD

同一化するということ。

同一化するということ。

欠けてるものを埋めるより、よいところや個性的なところを伸ばす考え方が好きだ。

特に、人の場合は「欠けてる」「足りない」って考えるのがいやだし。
理想との差を埋めるなら「足してる」ともいえるのだけど、イメージ的に、埋めるより伸ばす方がいいなと思う。

完成系をイメージして埋めていくのって、その枠の中に縮こまるイメージがあって。
完成イメージを目指すのでなく、伸ばしたらおもしろいものを、伸びるように

もっとみる
欠けてるものを埋めるのかあるものを伸ばすのか。

欠けてるものを埋めるのかあるものを伸ばすのか。

先日、読書会で話していたときに、
欠けているところを埋めるようなギャップアプローチか
よいところを伸ばすようなポジティブアプローチか
という話が出ていた。

例にあったのがギャップアプローチだったので、ほんとにギャップアプローチがいいのかどうかという話になって。
単に好みの話だけど、私含めポジティブアプローチの方が好きな人がいて盛り上がった。



欠けているのを埋めるのは、わかりやすいし進めや

もっとみる
自律にどこまでフォローがいるのか。

自律にどこまでフォローがいるのか。

社内で、自律型人材へという話が以前からあり、その方針や世の中の方向性を踏まえて、事業部内でも、組織の力を高めるためにと自律型人材育成の検討が進められている。

その中で、自律型人材が育ったり定着したりするためには、自律的にキャリアアップスキルアップのために手をあげられるしくみが必要ではないかという話が出ている。
自律的な人材が集まる組織である外資企業などが行っていてうまく機能しているようだというこ

もっとみる
制度があるから変わらないこと。

制度があるから変わらないこと。

制度って、何かをよくするために、何かがうまくまわるようにするために、整えられるのだと思うけど。
制度があるためにうまく動かないこととか、見えなくなることがあるように思う。

制度の運用とか、制度自体の中身ではなく、個人個人の意識や行動が、制度に沿ってしまっていないかなって思って。

制度があるから、制度に期待して制度が変わってくれたらいいと考えてしまうとか。
制度があるから、制度ができたり改善され

もっとみる
残業を減らすことと健康と生産性。

残業を減らすことと健康と生産性。

組織の健全性についての話をしていたときに、残業の多さなど仕事の負荷と健康の話が出た。

残業が多いとストレス度が高く、体調やメンタルへの影響は大きいし、それは生産性の低下にもつながる。
残業規制するなど、会社側が強制的に残業させなくする効果があるのかどうか。

効果については業界や業種などの差がありそうという話だが、たとえば運送業では明らかに効果があったそうだ。
つかれが事故に直結する業務だと効果

もっとみる
相談先を複数持つこと。

相談先を複数持つこと。

人に頼るって、自分ではできないってことであまりよくないように思ったり、迷惑かけて申し訳ないとか思ったりするけど。
頼りすぎないためにも、かかえこんでつぶれないためにも、必要なことだと思う。

自立するということって、ひとりでなんでもするってことではなくて、たくさん依存先をもつことだ、という。
この考え方が好きだしそのとおりだと思っている。

ひとりでなんでもなんとかしようとして負担が大きくなると、

もっとみる
外から問題をながめるか、中に入って見るのか。

外から問題をながめるか、中に入って見るのか。

マネージャーが部署内の課題を見るときに、自分を外に置いている人が多いように思う。
それはマネージャーだけでなくて部下もなのだとは思うけど。

というか、意識しないとたいていの人が、自分は問題を見ている人の立ち位置になって見てしまうのだと思うけど。

でも、「自分の部署の課題を出して」と言われたマネージャーの方達が、たいていは「メンバーからこんな課題が出ている」といった言い方をしていて、なんだかなぁ

もっとみる
「提案していいんですか?」

「提案していいんですか?」

若手を中心にキャリアの相談に乗っている方が、やりたいことがあるけどそれが与えられない、やりたいことがあるけど部署にはその仕事がない、というような人に、自分から上司に提案してみるようにというと
「提案していいんですか?」
と言われる、と言っていた。

提案していいと思っていない、指示を聞くものだと思っていて、自分から何かするマインドがない、と。

確かにあまり自分からこうしたいという人は少なくて、若

もっとみる
言葉を知っていたって伝わるわけではない。

言葉を知っていたって伝わるわけではない。

社内でだいぶ前からアジャイル開発やアジャイル的な組織づくりに取り組んできたという方と話したとき。

これまでと違うやり方は、なかなかよさがわかってもらえなかったり、理想論とか、できる人がやってるからできるだけって言われたりとかしませんか、と聞いてみたら、
「確かにそういうことは多いし、初期にはほんと大変だったけど、最近は、アジャイル開発とか心理的安全性とか、言葉が知られてきたからだいぶわかってもら

もっとみる
絶対に「できない人」がいるってほんとに思う?

絶対に「できない人」がいるってほんとに思う?

部署内のコミュニケーションなどについて話していたときに、
「自分の意見を言えない人いるよね」
「そういうのは、できない人はできないから、させようとしても無理じゃない?」
というように言っていた方がいた。

それ、ほんとに本気でそう思う?っていうのがすごい疑問で。
たとえばその場所では言えない人言わない人っていると思うけど、ほんとにどんな場所でどんな相手にでも自分の意見言えないとかなくない?
言えな

もっとみる
自分のこと、どれくらいわかってる?

自分のこと、どれくらいわかってる?

「自分は」どうしたいのか。
「自分は」どんなのが好みなのか。

そんなのわかってるって思うだろうけど(実際自分でもそう思うんだけど)、意外とわかってないこともある。

これはいや、これは苦手はわかるけど、どうなったらいいと思えるのか具体的にイメージはできてないとか。
実際にその状況になったら、なんか違うなって感じるけど、どうなると満足かは言えないとか。

なんかいやだなぁって思っても、何がいやなの

もっとみる
一般解でなくて、「自分は」どうなの?

一般解でなくて、「自分は」どうなの?

信頼していれば、安心できれば、自ら発言や行動ができる。

というようなことはよく言われるし、実際そうだとは思うんだけど、ただそれを「心理的安全性」というような言葉ですませたくはなくて。

どんな信頼や安心があればいいのかって、一般解はあるのだろうけど、ひとりひとり違うだろうし、ひとりの中でも状況や気分でも違うだろうし。

一般的にはこういう状況だったらいいでしょう、みたいなのは違うと思う。最低限そ

もっとみる
外から問題を見ていること自体が問題。

外から問題を見ていること自体が問題。

自分のまわりの、自分が問題と思っていることについて、自分は関係ないかのように蚊帳の外から見ている状態になっている時点で、その、自分が問題の外にいるかのように思っているそのこと自体も含めて問題だ、と思う。

というのは、わかっているんだけど。

実際に、問題を外から見て批判者になってしまっているなぁと反省して関わり方変えてみたこともあるのだけど。

でもまだやってしまっているなぁと。

*

「対話

もっとみる
関わりの持ち方のいろいろ。

関わりの持ち方のいろいろ。

所属している組織で活動方針などについて話し合っていて、運営していく中でそれぞれどんな部分に興味をもっているのか、という話になった。

運営チームとして集まっているメンバーで、この組織の運営が目的ではあるのだけど、改めて話を聞いてみたらそれぞれ興味があるところがばらばらでおもしろかった。

テーマやコンテンツを素材、イベントをつくるのを料理、といったメタファーでの話になったのもあって、それぞれの差が

もっとみる