Maki Rindoh

ライティング・ライフ・プロジェクトファシリテーター、キャリアコンサルタント、グラフィッ…

Maki Rindoh

ライティング・ライフ・プロジェクトファシリテーター、キャリアコンサルタント、グラフィックレコーダー。 伝えること、人の力を引き出すこと、人と人の関係性を高めること=組織力を高めることにが好きです。  #ライティング・ライフ・プロジェクト #WLP #キャリコン #グラレコ

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「アドバイスしないと!」って思ってない?

マネージャーの方で、部下に相談されたらちゃんとアドバイスしないと!って思ってしまって困っている人が多いように思う。 「よいアドバイスができているか不安になる」という話もよく聞くし。 もともと担当していた業務とは違うところのマネージャーになった方や、しばらく現場から離れてたりした方が、「この業務はよく知らないから/今の業務についてはよくわかってないから、アドバイスができない」と困ってしまうという話も聞くし。 シニアの方やシニア近い方など、年上の部下に対しては自分が経験して

    • 「ちゃんと話す」をがんばらない。

      対話の場で話をしていた方から、 「なかなか言語化できなくて話せないから、ちゃんと話せるようにがんばりたい」 「前回聞いてばかりだったから、もっとしっかり意見言えるようにがんばりたい」 という感想やふりかえりを聞くことがある。 でも、「ちゃんと話す」「しっかり話す」ってしなくてもいいよ?って思う。 会議とかでは、ちゃんとまとめて理論的に説明して、とか、わかりやすく言語化して話して、とか言われがちだし、そうせざるを得ないことが多いだろうけど、ただ話すのに、「ちゃんと」「しっか

      • 自信がないままでもいい。

        先日、女性管理職の方々の対話の場で、 「自信を持ってアドバイスできない」 「部下に相談されてアドバイスするときに、ほんとにそれでよかったのかと思ってしまう」 という声が上がっていた。 「会社の制度などの質問なら調べたらわかるけど、その人の悩みとかキャリアとかにたいして、どうアドバイスするのが正しいかわからない」 「いくら考えても、これでいいと思えない、自信がない」 という話。 ひとりの方から話が出てから、ほかの方からも、同じ!悩む!不安!って声がたくさん出ていて、先輩の管

        • 違いを乗り越えるために。

          先日、大学のファシリテーション講座のサポートをさせていただいた。 「価値観と人間関係」がテーマの回。 チェックアウトのとき、ひとりの方が、 「こんなにいろんなことに価値観の違いがあって、だからコミュニケーションが大事なんだと思った」 というようなことを話していた。 そういう内容を講座で教えていたわけではない。 価値観について、自己認識について、聴き方について、話し合いの手法について、そういう講義とワークを重ねて、出てきた言葉だ。 話し合いの手法を学ぶワークで、いろんな困

        「アドバイスしないと!」って思ってない?

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        記事

          自分が体現することで支えていくこと。

          NCDAカンファレンスの報告会を聞いて思ったこと覚え書き。 こちらの記事の続き。 * 参加された方のお話でいくつか印象的なことがあったのだけど、水野みちさんが、ご自身の発表のあとの対話で話していた、登壇者で派手な服装をされてた方が語っていたこと、というのが特に印象に残っている。 「好きな格好をしていても、それは私の仕事のパフォーマンスにはまったく関係ない」 「好きな色の服を着て、好きなアクセサリーをつけて、自分自身が好きな姿でいることで、好きな姿でいたい人をエンパワメン

          自分が体現することで支えていくこと。

          自分が見てるように見えるだけ。

          価値観の違いで困ったりうまくいかないときって、それぞれの価値観が理解し合えなくてもめるパターンが多いように思う。 でも、違うことに気づかないからうまくいかないことも多い。 よくあるのは、価値観押しつけてしまっていることに気づかなくて、押しつけられた側が困ったりもやっとしたりするパターンだと思うのだけど、価値観を押しつけて見ているのが自分に跳ね返ってるパターンもあるように思う。 自分の価値観で世界を見てるから、自分が厳しい目で見てると、自分も厳しく見られてるように感じてる人

          自分が見てるように見えるだけ。

          違うってだけで否定じゃないよ?

          意見が違うとき、対立して戦いみたいになってしまうのって、どれが正しいか?みたいな、正解がひとつって思ってしまうからだと思う。 いろんな意見があっていいのに。 っていうのはみんなわかってるのに、自分が(自分たちが)正しい!って言いたがる気がする。 自分と違う意見が肯定されてると、自分の意見が否定されたって思ってるような人もいるよね? ただ、違う意見っていうだけなのに。 * 自分が言った意見と違うことをほかの人が言ってても、それは自分の意見が否定されてるのとは違う。 ほか

          違うってだけで否定じゃないよ?

          戦うのでなく共存したらいい。

          違う意見があるとき、どれが正しいか?って話になりがちなのが不思議だなぁと思っている。 どれかひとつが正しいものだ、と思うから、同じ意見にさせたい!ってなるんじゃないかなぁと思って。 それぞれの意見があっていいじゃん? それぞれ「そうなんだね」「わかる」で終わっていいじゃん? * たとえば、「きのこの山」と「たけのこの里」って、どっちがおいしいのかってすごい意見分かれるけど、だからといって、自分と違う意見の方をなくすべき、どっちかに意見まとめるべき、ってならない。 なん

          戦うのでなく共存したらいい。

          共感するって同じ意見になることじゃない。

          「共感するって言ったのに、なんで賛成してくれないの?」 「わかるって言ってくれてたのに、なんで違うこと言うの?」 みたいなこと、あったりしない? 「わかってもらいたい」というのが、相手が同じ意見になるまで説得する、みたいになってたりしない? 共感って同じことを思うんでしょう? っていう誤解があるような気がする。 わかるなら同じ意見になるでしょう? っていう思い込みがあるような気がする。 * 共感って、共感を示す言葉としてよく言われる、「わかる」という言葉そのままだと

          共感するって同じ意見になることじゃない。

          自分というものをどう語る?

          はじめて会った人に自己紹介するときとか、ひさしぶりに会った人に近況を話すときとかに、自分のことをどう話す? 名刺交換で話すような、どこの会社でどの部署でどんな製品やサービスやってます、みたいなことを話す人も多いと思う。 そこまで具体的でなくても、業種職種役職、何ができるかとか。 (最近は名刺交換みたいな場も減ったから、そんなに多くはないかもだけど、年配の方とかにはまだ多そうなイメージ。) 子供がいくつで、どこ行ってて何をしてて、とか、家族の話をする人もいたりするよね。 子

          自分というものをどう語る?

          アメリカと日本の支援の違いはなんだろう? -NCDA Coference 参加報告を聞いて感じたこと-

          野々垣みどりさんが開催された「NCDA Coference 参加報告会」に参加しました。 カンファレンスに参加した方々が、それぞれ聞いた内容や参加してのご感想などを話してくれて、対話したりしてまた深まって、楽しかった。 リアルに最新の情報などをシェアしていただけるのはありがたいなぁと思うし、コンテンツのシェアだけでなく、みなさんそれぞれが、どうしたら参加できるか、どれだけ楽しく有意義だったか、といった、気軽に参加してみようよってメッセージが散りばめられてるのが印象的だった。

          アメリカと日本の支援の違いはなんだろう? -NCDA Coference 参加報告を聞いて感じたこと-

          自分の小さな「幸せ」を見つけること。

          「やりたいこと」とか「なりたい姿」とか、しっかり考えようとすればするほど難しいよね? (気軽に、これやってみたい!こんな人に憧れる!みたいなのは言いやすい気がする。) 「なりたい姿」っていうのもそうなんだけど、 「幸せ」とか「満たされる」とか「価値観」とか「大事なこと」とか、そういうものをすごく大きな意味のある理想的なものように考えるから、難しくなるんじゃないかな?とも思う。 SNSで見かけたり有名な人が語ったりするような、キラキラでHappyで人から憧れられるような(自

          自分の小さな「幸せ」を見つけること。

          なりたい「姿」ってなんだろう?

          キャリアを考えよう、というとき、「やりたいこと」と同じくあげられるキーワードが「なりたい姿/ありたい姿」だよね? 「やりたいこと」を考えるの難しい、「やりたいこと」がわからない、って言う人多いけど、「なりたい姿」ってますます難しいんじゃないかと思う。 * 「なりたい姿」を考えようとするとき、多分イメージするのは、どんな自分になりたいか、というものの外側の部分なんじゃないかと思う。 何をしているか。 どんなところに住んでいるか。 どれくらいの収入があるか。 どんな暮らし

          なりたい「姿」ってなんだろう?

          自分がほしいものはなんなのか。

          目標を決めて達成しようとしたり、不安を取り除こうとしたり、いろいろがんばらないといけないっていうことばかりだなぁと感じてしまう。 少し前までは、必要とされるものがわかりやすくて、社会や会社が求めることをどんどんやりましょう、って感じでがむしゃらにがんばってきたりして。 今は、求めるものはそれぞれ違うから、自分のやりたいことやなりたい姿を見つけてがんばりましょう、ってがんばらないといけなくて。 がんばってばかりでしんどくならない? がんばれって言われて続けてしんどくならない

          自分がほしいものはなんなのか。

          資格を取るのはスタートだから。

          リスキリングで新たなことを学ぶためとか、セカンドキャリアのためとかに、資格取得を考える人は多いと思う。 結構大変な資格のためにがんばる人もたくさんいる。 資格があれば何か仕事につながりそうって思うから、って人も多いよね? それは間違ってないけど正しくもない。 * 資格って、何かの仕事をする上で必要な知識やスキルなどがあることを示すためのものだ。 特定の資格がないとできない仕事もあるし(士業とかそうだよね)、資格がなくてもできるけどスキルレベルの判断に資格が使えることもあ

          資格を取るのはスタートだから。

          自分だけの体験を積むこと。

          どんな道を進んでも、そこで経験することから何かが得られるものだと思う。 寄り道まわり道のいいところは、まっすぐ進むときにはできない経験をたくさんできるところ。 まっすぐな道を進むより、想定外があったり自分で考えたり判断したり試行錯誤したりが多いところ。 * 経験は財産だと思う。 その人にしかわからない、そのときその場にいた人にしか感じれない認識できないってことは強いと思う。 特に今、調べればたいていのことはわかるし、AIがなんでも調べてまとめてくれるし、ロボットやA

          自分だけの体験を積むこと。