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「心の潔癖症」で多くの人は損をする

僕自身は経営者・個人事業主・雇われなどなど様々な人間と対面し、そして多くの人間の心理を分析してきました。


毎日僕の記事を読んでくださっている読者様ならわかっていただけると思いますが、まひろは人間観察が大の好物でして。「この人はどう言う人間なのか。」「何の真意が元になって言動が形成されているのか。」と言うことを分析するのがめちゃくちゃ好きです。

そして見たことのない人を見るととても嬉しくなりますので、我こそはという方一度話してみましょう笑


少し早めの脱線をしましたが、そうしてくると嫌でも同種の人間の共通点が見えてきます。


例えば、経営者に多いのが2パターンで多くの経営者はこのどちらかの人間です。


1つ目が忖度が激しい人。


2つ目が自分の楽しさを重要視する人。


このどちらかです。


忖度が激しい人は、他人にとても気を使ったり、人の言動の真意や裏を感じ取ろうとする傾向が平均に比べて激しい人。


自分の楽しさを重要視する人間は人目をあまり気にせず自分が良いと思ったものを追求する、悪く言えば周りから見ると自分勝手と思われがちな人。


割合的には前者の方が6・7割ぐらいを占めているなというのが体感で、どちらの方が良いと言うことはないのですが、言ってしまえば大成功している人間に多いのは圧倒的に後者です。


普段から僕の記事を読んでくださっている読者様は比較的に経営者の方が多いので、あなたはどちら側の人なのかと言うことを考えてみると面白かったりしますね。


まあこんな感じで、僕は様々な人間と話してきて大体こう言うタイプの人間はこう言う共通点があるなと言うことを記憶しているのですがその中にも当然地獄のゾーンがあります笑


それが、無意識に損をする人間の共通点です。


もう多くの読者様がお気づきになられているかと思いますが、それが今回の記事のタイトルである心の潔癖症、名付けて「精神潔癖症」です。



心理学歴10年、まひろです。


僕の記事では心理学を10年間勉強することによってわかった、人間の本質的な行動原理である「自然の法則」を元にビジネスメソッドの発信をしています。


要するにまひろは心理学の知識を使ってビジネスのやり方を発信している者です。



この「精神潔癖症」がある人間は実はめちゃくちゃ多いです。人口比にして7割以上の人間は確実にこの特徴が当てはまります。


逆に言えばこれがセオリーな人間で、靴で言うニューエラみたいなものです。(他意はありません。)


でも悲しいことに、この共通点がある多くの人間は人間関係・仕事を始めとして私生活までもたくさんの場面で損をしています。


「精神潔癖症」の人間がどんな損をしているのかと言うと、具体的に言うならば

最近書いたこれらの記事の原因になるのはほぼほぼこの「精神潔癖症」が原因です。


「なぜか人間関係がうまくいかない。」


「仕事が嫌い。」


などの悩みですね。


じゃあ一体「精神潔癖症」とは何なのか?と言うことを書いていこうと思います。


人間は自分を正しいと思いたいという心理を持っている生き物です。


例えば、喧嘩や蟠りが生まれるのも大抵その自分を正しいと思いたい心理が原因となっています。


じゃあその証拠にあなたが、直近で体験した、もしくは目撃した喧嘩や蟠りを思い出してみてください。


できればあなたやその人達が何について、両者がどんな主張をしていたのかを思い出せるとより鮮明にこの事実は理解できます。


その時たぶん両者は言い合っていたと思います。


「お前の〇〇なところ何?」


「いやこっちは普通にしてるだけですけど。お前が勝手に勘違いしてるだけでしょ。」


みたいに「お前が!」「あなたが!」「君が!」というセリフを耳にしませんでしたか?


その喧嘩の際にどちらか片方が「俺にも悪いところはあった。ごめん。」と言いましたか?


言っていないと思います。そうじゃないと喧嘩は起こりませんからね。


相手にムッときて「お前さ、〇〇やん!」って言った時に、「確かに、それは俺に悪いところがあった。ごめんな。」と言われたらイラっとしたとしても喧嘩は起こりませんよね。


喧嘩や蟠りというものは、両者が自分の責任を認めることができれば怒らないんです。


じゃあなぜ多くの人は、他人の責任ばかりを吠え自分はどうだったかと言う事を自分自身に問えないのか。


それは潔癖症だからです。


「自分は正しい存在だ。」「自分に責任はない。」「自分は良い人間だ。」と人は思いたいから、相手に責任がある、相手があんなことをしなければこうはならなかったと責任を相手に転換し、自分には責任はなかったと思いたい生き物なのです。


こういうのを心理学では認知的不協和と言います。

認知的不協和…人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた時に覚える不快感を軽減させるために自身の認知を変更させる事。


まあしかしこんな専門用語をぞろぞろ並べたところで、わかりにくいだけなので具体的に説明していきます。


これはこの認知的不協和理論を提唱したフェスティンガーさんが行った有名な実験なのですが


まず複数の男子大学生にグループAとBに分かれてもらいます。

そしてその人達には、片手でお盆の上に12個の糸巻きを置いては取り除くだけの作業を30分、続いて48個の四角い栓を時計回りに4分の1回転させるだけの作業を30分という簡単な作業をしてもらいます。


そしてその後男子大学生は次に自分と同じ実験をする女子大学生にこの実験は面白いし楽しいということを伝えてもらいました。


この後にAグループにはその仕事の報酬として1ドル支払います。(100円ぐらい)

Bグループにはその仕事の報酬として20ドル支払います。(2000円ぐらい)



その報酬を受け取った男子大学生を後々一人ずつ実験室に呼び、実験についての質問をいくつかしました。


その結果、20ドルをもらったグループBよりも1ドルしかもらわなかったグループAの方がこの実験は面白く楽しかったと伝えました。


これが認知的不協和です。しかし、多分よくわからないと思います笑


「ん?なんで?20ドル貰ったグループの方が普通は嬉しいんじゃないの?」


って思いますよね。でもそれは実は違っていて、なぜここで1ドルの報酬だったAグループの方が楽しさや面白さを伝えたのかというと、大学生達が抱いた認知の不協和を自分で正当化するためです。


「あれ、1時間も訳のわからない作業をさせられて、面倒くさかったのに1ドルしか僕は貰えないのか?」という自分の中の矛盾を消すために「この実験は楽しかった。」と理解することによって、不快感から軽減させました。




他にも喫煙者のもっとわかりやすい認知的不協和の話もあります。


喫煙者には喫煙をすると、肺がんになるリスクが高くなりますよということを伝えました。


ここで大体の人は「たばこを吸いたい」「たばこを吸うと肺がんになる」という2つの認知が自分の中で矛盾を起こします。


論理的に考えるのなら自分の体の害を減らす一番論理的に正しい判断は「たばこをやめる」なのですが、多くの人はそちらではなく「たばこを吸うと肺がんになる」の方をねじ曲げようとします。


例えば「いや、でも交通事故で死ぬ確率の方が高いから。」や「喫煙者で長生きの人もいる。」と言って「たばこを吸うと肺がんになる」の方を否定しようとします。



まあこの認知的不協和の実験を読んでいただいてもわかっていただいたと思いますが、人間は自分の事をどうしても正しいと思いたい存在なんですよね。


だから「精神潔癖症」の人間は下手したら日本人は8割が当てはまります。


でも上でも書きましたが、この「精神潔癖症」は人間関係・仕事・恋愛など私生活や仕事において大きな損をします。


それはなぜかというと、自分は正しいと思いたいから、自分の責任やミスや非を認められないから、自分の改善点や欠点を直すことができないからです。


例えば仕事で、実は自分の仕事の遅さが一番チームの足を引っ張っているのに自分の立場が少し高くて少しのわがままなら通るから、いつまでもそれを他人のせいにしていては成長もくそもあったものではありません。


そこで「精神潔癖症」を克服して「まずは俺が遅いから、仕事効率を上げよう。」と自分の非を認めることができればもっとその人は良くなることができます。



ということで、実に5人に4人が当てはまる「精神潔癖症」仕事・人間関係・恋愛において大きな損の元になっています。



明日は「精神潔癖症の治し方」を書きます。興味がある方はぜひ。


それでは、あなたの人生がより豊かないなるように僕は心の底から応援しています。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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