「出逢い」ー詩ー

冷たい　海風が吹き
人も　まばらな海辺の街
ボクが　君色に　染まった
小さな　喫茶店

しじまが　店をつつみ
潮騒の　音だけが
ゆりかごのように
耳を　打つ

カウンターの
向こうの　君は
ペールブルー色

僕の心は　名前さえ知らない
君の海の　深さに
たちまち　おぼれていた

気まぐれで　列車を
降りた　海の街
フッと　惹かれて
扉をあけた　喫茶店

そこで　僕は
ニンフに　心を
奪われてしまった

これを　宿運というのだろうか・・
フェータリストなら
口ひげを　撫でながら
「左様　これは宿命なり」と
得意げに　あげつらうだろう

君は　僕の　運命に
なるのだろうか・・・

窓の外の　海は　
変わることのない
波の調べを　歌っている・・・
僕の心の舟は
頼りなく　波間をただよう

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　海鳥のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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