タケさん

合唱大好きおじさんで、港南台アカペラシンガーズ、合唱団お江戸コラリアーずで歌っています…

タケさん

合唱大好きおじさんで、港南台アカペラシンガーズ、合唱団お江戸コラリアーずで歌っています。薩摩琵琶も語っておりまして、錦心流琵琶全国一水会横浜支部長 武部丈水。

記事一覧

プロとアマチュアの違い

オヤジブログ怪気炎 vol.122 自分のパフォーマンスに対して、いくらかの報酬を得ていれば、プロフェッショナルなのでしょうか? それは専門的であることはもちろん、生…

タケさん
7時間前
2

練習回数に見切りをつける

オヤジブログ怪気炎 vol.121 小学生の漢字練習の話です。手を動かし鉛筆をノートに走らせて、繰り返し書くことで覚えているのですが。いったい何回書けばいいのでしょう…

タケさん
1日前
5

「負の感情」の発散と手当て

オヤジブログ怪気炎 vol.120 喜怒哀楽のうち、怒りと哀しみを負の感情と捉える人がいる。心にかなり強いストレスがかかるからだろう。 へそ曲がりのオヤジは考えた。最近…

タケさん
2日前
2

三年寝太郎がしていた準備

オヤジブログ怪気炎 vol.119 三年寝太郎という民話がある。戦国時代、周防の国にいた平賀清恒がモデルらしい。ゴロゴロしていた若者が突然スーパーパワーを発揮して、大…

タケさん
3日前
3

楽譜とエントロピー

オヤジブログ怪気炎 vol.118 突然物理用語が出てきて、困惑されるかもしれないけど、難解な数式は出てきませんのでご安心ください。 エントロピーが増大すると、無秩序に…

タケさん
6日前
11

プロから学ぶ

オヤジブログ怪気炎 vol.117 音楽も伝統芸能にもプロフェッショナルの方がいらっしゃる。琵琶演奏会場の後、プロのお話を伺う機会がありました。 表現が聴き手に伝わって…

タケさん
7日前
8

落語に学ぶ間の取り方

オヤジブログ怪気炎 vol.116 先日、春風亭一朝、一之輔の親子落語会を聴きに行ってきました。立板に水のごとく一気に話したあと、間を置いて聴き手の耳を引きつける。さ…

タケさん
8日前
7

サムライアリ

オヤジブログ怪気炎 vol.115 サムライアリという蟻は、他の蟻の巣を襲いそこの女王蟻を殺して、巣を乗っ取ってしまう。巣を乗っ取られた侵入してきたサムライアリの奴隷…

タケさん
9日前
2

支配の歴史を学んでどうする?

オヤジブログ怪気炎 vol.114 日本史の時代区分は政権の所在地名が付けられている。飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸・・この名付け方でいけば、今も江戸時…

タケさん
10日前
1

消費される音楽と受け継がれる音楽

オヤジブログ怪気炎 vol.113 坂本龍一さんの自伝「音楽は自由にする」を読んでいたら、次のような文に出会った。 「バリ島の伝統音楽について長老の言葉『バリ島にはプロ…

タケさん
13日前
5

法を学ぶ意味

オヤジブログ怪気炎 vol.112 朝ドラ「虎に翼」で、法律を学ぶ学生が描かれている。まだ男女同権とは言い難い時代の問題について、法廷を舞台にしながら視聴者も共に考え…

タケさん
2週間前
3

令和版一揆?

オヤジブログ怪気炎 vol.111 先頃山城国一揆に関する古文書が多数見つかったとのニュースを読みました。 もう我慢ができねえ! 堪忍袋の緒が切れた時、人々は結束して一…

タケさん
2週間前

蒸気機関車が動くまで

オヤジブログ怪気炎 vol.110 今はあまり走っていないが、昭和前期まで鉄道の主力は蒸気機関車であった。煙をモウモウと噴き上げて爆進する姿は、高度経済成長に邁進して…

タケさん
2週間前

AI育成計画

オヤジブログ怪気炎 vol.109 仮想空間でさまざまな試練を経験させて、それを乗り越えられるAIを育てている人がいらっしゃる。それは200万年分の学習に相当するらしい。実…

タケさん
2週間前
1

身近な人に曲をつくる

オヤジブログ怪気炎 vol.108 生まれて初めて、ピアノトリオの曲を書いてみた。そんな大それた曲ではなくて、ただ身近にチェロやバイオリンを弾く人がいたので、ピアノパ…

タケさん
3週間前

BWV227

オヤジブログ怪気炎 vol.107 すぐれた作曲家は身体が曲想に支配されてしまったかのように、次から次へと曲を作るので、自分の作品を整理することに無頓着な、またはその…

タケさん
3週間前
プロとアマチュアの違い

プロとアマチュアの違い

オヤジブログ怪気炎 vol.122

自分のパフォーマンスに対して、いくらかの報酬を得ていれば、プロフェッショナルなのでしょうか? それは専門的であることはもちろん、生活のための主たる収入を得ていることだと言う。
まずはプロスポーツ選手が思い浮かびますが、音楽の場合は純粋に演奏だけで生活している人がどれだけいるのでしょう? ボクは趣味、つまりアマチュアで合唱や琵琶楽を続けているのですが、合唱のプロ

もっとみる
練習回数に見切りをつける

練習回数に見切りをつける

オヤジブログ怪気炎 vol.121

小学生の漢字練習の話です。手を動かし鉛筆をノートに走らせて、繰り返し書くことで覚えているのですが。いったい何回書けばいいのでしょう? ドリルに回数分のマス目があるならそれが目安になりそうですが、そこまで繰り返さなくても覚えられる人はいるでしょうし、またもっと別の方法で練習が必要な人もいるでしょう。
漢字については、そもそも音声で入力すれば自動的に漢字かな混じり

もっとみる
「負の感情」の発散と手当て

「負の感情」の発散と手当て

オヤジブログ怪気炎 vol.120

喜怒哀楽のうち、怒りと哀しみを負の感情と捉える人がいる。心にかなり強いストレスがかかるからだろう。
へそ曲がりのオヤジは考えた。最近ボクはあまり怒ってない。哀しみが理由で泣いてない。いいことじゃないですか? と言われそうだが、おそらくは脳の中に怒りや哀しみを感じるネットワークがあって、そこが機能していないのだろう。
世の中から怒り・哀しみ、さらには憎しみを

もっとみる
三年寝太郎がしていた準備

三年寝太郎がしていた準備

オヤジブログ怪気炎 vol.119

三年寝太郎という民話がある。戦国時代、周防の国にいた平賀清恒がモデルらしい。ゴロゴロしていた若者が突然スーパーパワーを発揮して、大きな仕事を成し遂げる。
似たような話は、いくつもありそうで垢で作られた力太郎も、はじめは寝ているばかりの大喰らいであった。
ボクは昆虫の完全変態を連想します。幼虫が蛹になり、予想もつかない姿で成虫になる。蛹でいる間は、自らの身体を溶

もっとみる
楽譜とエントロピー

楽譜とエントロピー

オヤジブログ怪気炎 vol.118

突然物理用語が出てきて、困惑されるかもしれないけど、難解な数式は出てきませんのでご安心ください。
エントロピーが増大すると、無秩序にエネルギーが拡散していく。声も、叫ぶ・吠える・泣く・わめく・・などの状態はエントロピーが増大しているのでしょう。
さて、歌う。とりあえず秩序立てないことには共有できないので、開発されたのか楽譜。収まりが付いたので、さまざまな構造が

もっとみる
プロから学ぶ

プロから学ぶ

オヤジブログ怪気炎 vol.117

音楽も伝統芸能にもプロフェッショナルの方がいらっしゃる。琵琶演奏会場の後、プロのお話を伺う機会がありました。
表現が聴き手に伝わってこそ、感動が生まれるわけで、一も二にも聴きに来てくださった皆様に楽しんでいただけることを大切にしていらっしゃる。
ボクは、一体何のプロなのかと自問すれば、不登校の生徒など課題を抱える生徒の皆様を支援していることで若干の報酬を得てい

もっとみる
落語に学ぶ間の取り方

落語に学ぶ間の取り方

オヤジブログ怪気炎 vol.116

先日、春風亭一朝、一之輔の親子落語会を聴きに行ってきました。立板に水のごとく一気に話したあと、間を置いて聴き手の耳を引きつける。さすが噺家です。
ボクは教師稼業で生計を立ててきたのですが、未だに日本の公立学校の授業は、40人近くの子どもたちを前にした一斉指導が中心です。どうしても声を張るので、教師の中には喉を痛めてしまう人も少なくありません。声は商売道具なので

もっとみる
サムライアリ

サムライアリ

オヤジブログ怪気炎 vol.115

サムライアリという蟻は、他の蟻の巣を襲いそこの女王蟻を殺して、巣を乗っ取ってしまう。巣を乗っ取られた侵入してきたサムライアリの奴隷となり、働かされるのだ。
何とも不条理な生態だが、弱肉強食の自然界で現実にある話なのだ。ショッキングなのは、単に肉質動物が捕食する話と違って、集団単位で支配する関係が成立しているところだ。
自分たちの方が強ければ何してもいいのか? 

もっとみる
支配の歴史を学んでどうする?

支配の歴史を学んでどうする?

オヤジブログ怪気炎 vol.114

日本史の時代区分は政権の所在地名が付けられている。飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸・・この名付け方でいけば、今も江戸時代の延長なのだが、東京時代とは呼ばない。
知らず知らずのうちに、私たちは時の支配者と巧みな統治機構の仕組みについて学習している。学ぶべきは完璧な政治などあり得ないのだから、その矛盾と葛藤について考察を深めるべきなのだろう。
歴史とい

もっとみる
消費される音楽と受け継がれる音楽

消費される音楽と受け継がれる音楽

オヤジブログ怪気炎 vol.113

坂本龍一さんの自伝「音楽は自由にする」を読んでいたら、次のような文に出会った。
「バリ島の伝統音楽について長老の言葉『バリ島にはプロのミュージシャンは一人もいない」お金をもらって音楽をやるようになると芸能が廃れる。すごく自覚的に音楽を商品化しないようにしている。』共同体が長い時間をかけて培ってきた音楽には、どんな大天才も敵わない。」
商業化された音楽は、自転車

もっとみる
法を学ぶ意味

法を学ぶ意味

オヤジブログ怪気炎 vol.112

朝ドラ「虎に翼」で、法律を学ぶ学生が描かれている。まだ男女同権とは言い難い時代の問題について、法廷を舞台にしながら視聴者も共に考えるような仕組みでドラマが進んでいる。
ボクの場合、日頃法律の適用について実感する場面は少ない。バイクや車には乗っているので交通ルールは意識していますが・・・。学生時代に遡れば、日本国憲法の授業を受けましたが、判例を紹介しながら大講義

もっとみる
令和版一揆?

令和版一揆?

オヤジブログ怪気炎 vol.111

先頃山城国一揆に関する古文書が多数見つかったとのニュースを読みました。
もう我慢ができねえ! 堪忍袋の緒が切れた時、人々は結束して一揆を起こした。一向一揆、土一揆、百姓一揆・・歴史の授業で教わって覚えている方も多いでしょう。
明治時代に入り、政党政治や普通選挙に移行すると、人々の要求を議員が聞き入れ国政に反映できるパイプが一応できた。けれど足尾鉱毒問題の田中正

もっとみる
蒸気機関車が動くまで

蒸気機関車が動くまで

オヤジブログ怪気炎 vol.110

今はあまり走っていないが、昭和前期まで鉄道の主力は蒸気機関車であった。煙をモウモウと噴き上げて爆進する姿は、高度経済成長に邁進していたオヤジの姿と重なり、多くのSLファンがカメラを片手に蒸気機関車を追いかけて、全国を飛び回っていた。
この蒸気機関車。現在でも運行している路線がありますが、実にメンテナンスが大変で手間のかかる代物であります。そこが人間くさいと思え

もっとみる
AI育成計画

AI育成計画

オヤジブログ怪気炎 vol.109

仮想空間でさまざまな試練を経験させて、それを乗り越えられるAIを育てている人がいらっしゃる。それは200万年分の学習に相当するらしい。実際にそのAIを搭載したロボットは転倒してもすぐに起き上がり、およそ移動困難な環境をものともせずに動き回っている映像が紹介されていた。ロボットは自分の構造を認知できていない。いわば目隠しされた状況で動いているのと同じだと言う。し

もっとみる
身近な人に曲をつくる

身近な人に曲をつくる

オヤジブログ怪気炎 vol.108

生まれて初めて、ピアノトリオの曲を書いてみた。そんな大それた曲ではなくて、ただ身近にチェロやバイオリンを弾く人がいたので、ピアノパートはボクでも弾けるように易しくすれば、三重奏曲ができるかなぁ・・と思いつきで短い曲をつくってみたのです。
オヤジブログ怪気炎95の「楽譜という紙切れ」にも書きましたが、演奏されない楽譜はただの紙です。バッハは教会のミサのために、ハ

もっとみる
BWV227

BWV227

オヤジブログ怪気炎 vol.107

すぐれた作曲家は身体が曲想に支配されてしまったかのように、次から次へと曲を作るので、自分の作品を整理することに無頓着な、またはその暇さえも惜しい人がいる。
モーツァルトのケッヘル番号やシューベルトのドイチェ番号は、彼らの作品を整理した番号として、よく使われている。そしてバッハにはシュミーダーによるBWV番号がある。作品が作られた順番ではなく、ジャンル別に整理さ

もっとみる