オヤジブログ怪気炎 vol.172 ハイカラのほとんど対義語(アンチテーゼ)として、蛮カラという言葉がある。戦前に旧制高等学校という今の大学の教養課程に当たる学校があり…
世界史の「この人、気になる!」12 オヤジブログ怪気炎 vol.171 「ローマは一日にしてならず」と言いますが、では滅亡の過程はどうだったのか? 今回はテオドリックの巻…
世界史の「この人、気になる!」11 オヤジブログ怪気炎 vol.170 歴史上西ローマ帝国を滅亡させたのは、ゲルマンの傭兵隊長オドアケルであります。彼は特定民族を率いる…
世界史の「この人、気になる!」10 オヤジブログ怪気炎 vol.169 アッティラと同時期に西ローマ帝国の脅威となった人物がガイセリック。ヴァンダル人の王です。西ローマ…
世界史の「この人、気になる!」9 オヤジブログ怪気炎 vol.168 ゲルマン民族の大移動がフン族の侵入によって開始されたと教わる。ということはフン族はとても征服欲攻撃…
世界史の「この人、気になる!」8 オヤジブログ怪気炎 vol.167 ローマ帝国が東西分裂する前の実質最後の統一皇帝がテオドシウス1世です。 ミサ曲を歌うと、ど真ん中に…
オヤジブログ怪気炎 vol.166 マルハラスメント。文に句点が打たれていることが怖い人々がいると言う。文末には絵文字というやり取りが一般化しているので「。」で区切ら…
世界史の「この人、気になる!」7 オヤジブログ怪気炎 vol.165 紛らわしい名前が世界史には付き物だが、アウグストゥスとアウグスティヌスも覚えにくい。アウグストゥス…
世界史の「この人、気になる!」6 オヤジブログ怪気炎 vol.164 古代ローマの五賢帝の最後を飾るのが、マルクス=アウレリウス。彼の治世下において、ローマ帝国の領土は…
世界史の「この人、気になる!」5 オヤジブログ怪気炎 vol.163 政治家にして文学者としても名を残しているような存在は、ローマ帝政以降ではゲーテくらいしか思いつかな…
世界史の「この人、気になる!」4 オヤジブログ怪気炎 vol.162 「何が真理なのか」よくわからないのは、古代ギリシアも現在も似たようなもの。 「人間は万物の尺度であ…
オヤジブログ怪気炎 vol.161 企業理念としてフィロソフィーを掲げている大企業があると聞きます。また現在の教育界に対して教育勅語や修身の復活を訴える方もおられます…
オヤジブログ怪気炎 vol.160 4月6日に「哲学を必須科目に!」とタイトルした記事を投稿をしました。そもそも哲学を実学から遠い学問と捉え、それを学んだからと言って何…
オヤジブログ怪気炎 vol.159 演歌のサブこと北島三郎さんの音域は、A2〜B4。低い音域から一気に駆け上がっていく歌い方はサブちゃんの魅力だ。音域的にはテナーでして、…
世界史の「この人、気になる!」3 オヤジブログ怪気炎 vol.158 ヘシオドスは実在した古代ギリシアの詩人。ホメロス等が英雄の物語を語っていたのに対して、ヘシオドスは…
世界史の「この人、気になる!」2 オヤジブログ怪気炎 vol.157 今日の主人公ペイシストラトスは僭主。非合法な手段で権力を得た者を指し、一般的に暴君と同じ意味であり…
タケさん
2024年7月22日 05:59
オヤジブログ怪気炎 vol.172ハイカラのほとんど対義語(アンチテーゼ)として、蛮カラという言葉がある。戦前に旧制高等学校という今の大学の教養課程に当たる学校があり、蛮カラを自他共に認めていた学校があります。現在でも一部の学校や応援団のスタイルに往時の名残りをとどめている気がします。単なる懐古趣味ではない。昨今のチャラいナンパな口調やタメ口言葉の日常化を目にすると、敢えて虚勢を張ってワイル
2024年7月21日 06:01
世界史の「この人、気になる!」12オヤジブログ怪気炎 vol.171「ローマは一日にしてならず」と言いますが、では滅亡の過程はどうだったのか?今回はテオドリックの巻です。テオドリックは元々東ローマ帝国の軍人・司令官でした。当時の皇帝ゼノンの対立勢力であった西ローマのオドアケル討伐を命じられ、代わりに西ローマ帝国の統治を委ねられます。この時、テオドリックと共にローマに向かった人々が東ゴート
2024年7月20日 07:33
世界史の「この人、気になる!」11オヤジブログ怪気炎 vol.170歴史上西ローマ帝国を滅亡させたのは、ゲルマンの傭兵隊長オドアケルであります。彼は特定民族を率いる指導者ではなく、ローマ帝国の一将軍でありました。彼は西ローマ帝国の皇帝を廃位したことで有名です。それを東ローマ帝国の皇帝ゼノンに報告すると、貴族の地位とイタリア本土を統治する権限を与えられる。この時点で彼が皇帝を名乗ることも可能
2024年7月19日 06:00
世界史の「この人、気になる!」10オヤジブログ怪気炎 vol.169アッティラと同時期に西ローマ帝国の脅威となった人物がガイセリック。ヴァンダル人の王です。西ローマ帝国は北からはアッティラ、南からガイセリックと二つの敵を抱えていたのですね。フン族の侵入により移動せざるを得なかつた(逃げてきた)ゲルマン人の中でもヴァンダル人は、一旦アンダルシア地方にコシを落ち着けたものの、何とジブラルタル
2024年7月16日 06:05
世界史の「この人、気になる!」9オヤジブログ怪気炎 vol.168ゲルマン民族の大移動がフン族の侵入によって開始されたと教わる。ということはフン族はとても征服欲攻撃力が強い人々で、いくつかの部族が滅亡の憂き目にあったゲルマン人が逃げるようにして西ヨーロッパを目指したという理解でよさそうである。玉突き方式で散々な目に遭ったのがローマ帝国。元を辿ればフン族。やがてアッティラ王が登場して、東ロ
2024年7月15日 07:43
世界史の「この人、気になる!」8 オヤジブログ怪気炎 vol.167ローマ帝国が東西分裂する前の実質最後の統一皇帝がテオドシウス1世です。ミサ曲を歌うと、ど真ん中にクレドという曲がありましてキリストへの信仰告白が表現されます。「キリストは神の子である」と。この教義の元になったニケイア(ニケア)信条を深く信仰していたのがテオドシウス1世。歴史上キリスト教を国教とし、古代オリンピックを廃止し
2024年7月14日 05:49
オヤジブログ怪気炎 vol.166マルハラスメント。文に句点が打たれていることが怖い人々がいると言う。文末には絵文字というやり取りが一般化しているので「。」で区切られると、その文の裏には込められた気持ちが想像しにくいのかもしれない。小学校で教わる句読点の歴史は以外と浅い。キリシタンの文献に見られるものの、実際に定着したのは、明治20年ごろだという。実際古文には句点はない。このブログの文も「
2024年7月13日 04:32
世界史の「この人、気になる!」7オヤジブログ怪気炎 vol.165紛らわしい名前が世界史には付き物だが、アウグストゥスとアウグスティヌスも覚えにくい。アウグストゥスはオクタヴィアヌスで呼べばよいのだろうが、Augustの語源でもあるのでそう簡単にはいきそうもない。ボクは合唱を続けていまして、中世音楽に足を踏み入れようとすると「教会音楽」と「世俗音楽」が厳選と分けられている。キリスト教では
2024年7月12日 04:42
世界史の「この人、気になる!」6オヤジブログ怪気炎 vol.164古代ローマの五賢帝の最後を飾るのが、マルクス=アウレリウス。彼の治世下において、ローマ帝国の領土は最大となり、版図を表す地図に彼の名前が見える。ローマからはおよそ離れた黒海沿岸のアルメニアまで戦いに出ているのだから、皇帝とはいえお疲れ様であります。結局彼は最後ボヘニアの戦陣で没してしまう。ところでこの皇帝はストア学派の影響
2024年7月9日 06:01
世界史の「この人、気になる!」5オヤジブログ怪気炎 vol.163政治家にして文学者としても名を残しているような存在は、ローマ帝政以降ではゲーテくらいしか思いつかないのですが。しかし、言っていることとやっていることが違うのは、政治家としての宿命なのだろうか? たいそう立派な言説を垂れながら、実際には政治行動に首尾一貫性がない。中世の詩人ペトラルカが、彼の書簡を発見した際、ガッカリしたのも
2024年7月8日 06:05
世界史の「この人、気になる!」4オヤジブログ怪気炎 vol.162「何が真理なのか」よくわからないのは、古代ギリシアも現在も似たようなもの。「人間は万物の尺度である」プロタゴラス先生、よくぞ言ってくださいました! 一人ひとりがそれぞれ正しいと感じたことを主張し合うのは「みんな違って、みんないい」にどこか似ている。真理や正義を上から目線で押し付けられるより、だいぶマシな気がします。しかし
2024年7月7日 06:06
オヤジブログ怪気炎 vol.161企業理念としてフィロソフィーを掲げている大企業があると聞きます。また現在の教育界に対して教育勅語や修身の復活を訴える方もおられます。それもフィロソフィーなのでしょうか。日本文化の歴史全般を眺めてみると、思想家よりも歌人俳人・文芸家の活躍が目立ちます。なぜでしょう? 薄っぺらく言えば、その場が楽しくおかしく豊かに暮らせればそれで満足というのが、現在に至る大多数
2024年7月6日 06:15
オヤジブログ怪気炎 vol.1604月6日に「哲学を必須科目に!」とタイトルした記事を投稿をしました。そもそも哲学を実学から遠い学問と捉え、それを学んだからと言って何か役に立つことがあるのかと疑問を抱いている方には、伝わりにくかったかもしれません。ご存知の通り「哲学」は、フィロソフィーに対する西周の訳語ですが、西周以前に中江兆民が「理学」と訳しています。兆民は西洋の先人が考えてきたことと東洋
2024年7月5日 05:35
オヤジブログ怪気炎 vol.159演歌のサブこと北島三郎さんの音域は、A2〜B4。低い音域から一気に駆け上がっていく歌い方はサブちゃんの魅力だ。音域的にはテナーでして、単に「音だけ」ならば出せないこともないなぁと身の程知らずなことを思いついてしまいました。その昔、同じ職場にカラオケが上手いKさんがいて「タケさんなら北島三郎歌えるんじゃないの? ボクには高くてキツイけど。」と言われたことを思い
2024年7月2日 05:51
世界史の「この人、気になる!」3オヤジブログ怪気炎 vol.158ヘシオドスは実在した古代ギリシアの詩人。ホメロス等が英雄の物語を語っていたのに対して、ヘシオドスは日々の労働の価値とその先にある希望を語った。労働とは、パンドラの箱を開いたことによる神ゼウスからの罰なのか? プロテスタント(カルヴァン派)の皆様の労働観に影を落としていると語る学者もいるようだ。また彼は、人類の歴史を五つの
2024年7月1日 06:05
世界史の「この人、気になる!」2オヤジブログ怪気炎 vol.157今日の主人公ペイシストラトスは僭主。非合法な手段で権力を得た者を指し、一般的に暴君と同じ意味であります。しかしながら、それは貴族側からの言い分であり、貴族でない他の階級から見れば、そんなに悪いことでもなかった。当初彼は山地党を率いて政敵と争うが、山地党を支持していたのは貧農や牧人であった。自ら腕を傷つけて、政敵からやられた