タケさん

合唱大好きおじさんで、港南台アカペラシンガーズ、合唱団お江戸コラリアーずで歌っています…

タケさん

合唱大好きおじさんで、港南台アカペラシンガーズ、合唱団お江戸コラリアーずで歌っています。薩摩琵琶も語っておりまして、錦心流琵琶全国一水会横浜支部長 武部丈水。

最近の記事

令和版一揆?

オヤジブログ怪気炎 vol.111 先頃山城国一揆に関する古文書が多数見つかったとのニュースを読みました。 もう我慢ができねえ! 堪忍袋の緒が切れた時、人々は結束して一揆を起こした。一向一揆、土一揆、百姓一揆・・歴史の授業で教わって覚えている方も多いでしょう。 明治時代に入り、政党政治や普通選挙に移行すると、人々の要求を議員が聞き入れ国政に反映できるパイプが一応できた。けれど足尾鉱毒問題の田中正造のような例もあり、今に至るまで代議員制がどれだけ役割を果たしているかは、絶えず

    • 蒸気機関車が動くまで

      オヤジブログ怪気炎 vol.110 今はあまり走っていないが、昭和前期まで鉄道の主力は蒸気機関車であった。煙をモウモウと噴き上げて爆進する姿は、高度経済成長に邁進していたオヤジの姿と重なり、多くのSLファンがカメラを片手に蒸気機関車を追いかけて、全国を飛び回っていた。 この蒸気機関車。現在でも運行している路線がありますが、実にメンテナンスが大変で手間のかかる代物であります。そこが人間くさいと思える所以なのでしょうが。 動き出すためには、まず石炭をガンガン燃やして高温のガスを

      • AI育成計画

        オヤジブログ怪気炎 vol.109 仮想空間でさまざまな試練を経験させて、それを乗り越えられるAIを育てている人がいらっしゃる。それは200万年分の学習に相当するらしい。実際にそのAIを搭載したロボットは転倒してもすぐに起き上がり、およそ移動困難な環境をものともせずに動き回っている映像が紹介されていた。ロボットは自分の構造を認知できていない。いわば目隠しされた状況で動いているのと同じだと言う。しかしながら、仮想空間で学んだ「経験」を元にどう身体を制御したらよいのか? 判断し

        • 身近な人に曲をつくる

          オヤジブログ怪気炎 vol.108 生まれて初めて、ピアノトリオの曲を書いてみた。そんな大それた曲ではなくて、ただ身近にチェロやバイオリンを弾く人がいたので、ピアノパートはボクでも弾けるように易しくすれば、三重奏曲ができるかなぁ・・と思いつきで短い曲をつくってみたのです。 オヤジブログ怪気炎95の「楽譜という紙切れ」にも書きましたが、演奏されない楽譜はただの紙です。バッハは教会のミサのために、ハイドンは仕えていた宮廷のために、シューベルトは仲のいい音楽仲間のために作曲をして

        令和版一揆?

          BWV227

          オヤジブログ怪気炎 vol.107 すぐれた作曲家は身体が曲想に支配されてしまったかのように、次から次へと曲を作るので、自分の作品を整理することに無頓着な、またはその暇さえも惜しい人がいる。 モーツァルトのケッヘル番号やシューベルトのドイチェ番号は、彼らの作品を整理した番号として、よく使われている。そしてバッハにはシュミーダーによるBWV番号がある。作品が作られた順番ではなく、ジャンル別に整理されていることが特徴です。 BWV227は「イエス 我が喜び」と言う邦題で呼ばれて

          演奏会前の気持ち

          オヤジブログ怪気炎 vol.106 現役の教員だった頃、運動会や卒業式の朝は、張り詰めた気持ちで迎えていた。今その緊張から解き放された生活に浸って、日々のんびり昼寝しながら暮らしているのだけど、演奏会に出演する日、またイベントをマネジメントする日はそれなりにテンションを上げて、気持ちを整えている。 車で長距離走ドライブする前にあちこちをチェックする作業にいるかもしれない。明日は琵琶演奏会。演奏者兼マネージャー。市内の先生方をお招きしての演奏会なので、それなりに心して迎えたい

          演奏会前の気持ち

          宿題の効果

          オヤジブログ怪気炎 vol.105 アメリカにハリス・クーバーという研究者がいらして、彼の調査によると小学生に宿題を出しても成績との間に何の相関関係もないらしい。 小学校教員の頃「まぁ学習習慣が身につくし、復習にもなるし・・」と宿題を出し続けていた立場としては、何の言葉もありません。 ただ、宿題を出すと当然それをチェックする作業が伴いまして、特に漢字練習などは正しく書いているかどうかをみないといけない。実は多忙化が指摘されている職場で、このチェック時間を捻出するのは一工夫必

          宿題の効果

          佐藤さんだらけの国

          オヤジブログ怪気炎 vol.104 夫婦別姓が進まなければ、500年後には日本人は佐藤さんだらけになってしまうという試算が発表された。現時点で佐藤姓が増加してしていることだけは間違いないようだ。おそらくは藤原氏の荘園経営に関わっていた姓がここまで拡大するとは、「光る君へ」の登場人物もさぞかし驚いていることだろう。 他地域との交流が盛んでなかった時代には、屋号で呼び合う習慣があったので、それでいいじゃん! とボクは楽観的に考えているのですが・・。 ちょうど今、網野善彦さんの本

          佐藤さんだらけの国

          合唱指揮とのスタンス

          オヤジブログ怪気炎 vol.103 最近、指揮台や合唱メンバーの前に立って指揮をしていない。指揮者は音楽づくりの中心にいて、指揮者によって音楽が変わる。コレは間違いない話。 最近、ボクが大勢の前で指揮をしたのは、数年前の大学グリーOBの還暦演奏だろうか? 元々が独奏の琵琶楽や歌手兼時々合図役のアカペラ、もっぱら歌い手のおえコラなど、最近の音楽生活の中に指揮者というパフォーマンスはなくなっている。 ところが6月に開かれるカルテットコンサートの合同演奏で、なぜか指揮者を依頼され

          合唱指揮とのスタンス

          何度もリセット

          オヤジブログ怪気炎 vol.102 4月に入り新しい仕事や職場・学校で新年度を迎えた方々も、そろそろ環境に慣れてきた頃でしょうか? 4月から新年度という枠組みは、海外の学校と転出入の際は半年近くズレてしまうので、コロナ禍の入口でかなり議論になったが、結局は元のまま。卒業を待って新入社員を迎える会社も4月に入社式をしている。 1月に新年を家族と祝い、初詣へ。テレビでは箱根駅伝。2月の立春前には節分で鬼を外に追い払い、3月は卒業に離退任。ゴールデンウィークで一息入れて、夏まで頑

          何度もリセット

          横綱大鵬

          オヤジブログ怪気炎 vol.101 先日合唱団の練習会場が深川江戸資料館であった。入口に横綱大鵬が等身大で展示されお出迎え。大鵬は江東区の名誉区民第一号らしい。先場所尊富士関が新入幕から11連勝を成し遂げ、大鵬とタイ記録ということで話題になった。お孫さんの王鵬関も力をつけて活躍している。 昭和を代表する大横綱の強さは、やはり語り継いでいきたいと思います。その後も北の湖、千代の富士、貴乃花、白鵬・・その時代を象徴する強い横綱はいたけれど、大鵬は「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉

          時間の感じ方3 時間と音楽

          オヤジブログ怪気炎 vol.100 一昔前、アダージョカラヤンというアルバムが世界的にヒットしました。adagioはイタリア語で「ゆるやかに」の意味。せかせかと時間に追い立てられている現代人の心に、響く何かがこの間アルバムにはあったのでしょう。 けれど所詮は西洋音楽。adagioでもlargoでも曲が一定のテンポで前進していくことに変わりはありません。 ところがアゴーギクという振れ幅を逸脱した何ともまったりした音楽が日本にあるのです。我田引水のようですが、無拍の琵琶楽です。

          時間の感じ方3 時間と音楽

          時間の感じ方2 年齢と速さ

          オヤジブログ怪気炎 vol.99 「年齢と共に時間は加速していく」気がしています。実際の速度で例えると5歳児は持続5km。歩くくらいの速さで進む方向も自由自在です。67歳、これは私の満年齢ですが、67kmはほどほどに速い。見通しのよい広い道路でなければ、スピード違反です。危険を察知してブレーキを踏んでもすぐにはとまれないですし、視野もそれなりに狭い。進む方向を決めたら、それなりにまっしぐら。折り返しやUターンは困難です。 一般的に高速道路を降りたら、一般の道では減速するわけ

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          時間の感じ方1 軽い重い

          オヤジブログ怪気炎 vol.98 物理的に計測できる時間ではなくて、極めて主観的な時間の感じ方について書きます。 時間は長く感じる時とあっという間に過ぎ去ってしまったと感じる時があると思います。とても悲しい出来事や重苦しい雰囲気に包まれた時、時間はなかなか前に進んでくれません。何だか泥沼の中でもがいているような感じです。 反対にとても楽しい時間は、あっという間に過ぎ去ってしまいます。あれっ、もう終わっちゃったの? たしかにそれは幸せな時間ですが、その時間に留まっていると、人

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          歌い続ける

          オヤジブログ怪気炎 vol.97 なにかメッセージを求められた時「生きるように歌いましょう、歌うように生きましょう!」と書いています。人前で演奏するしないはさておいて、人生生きている限り歌い続けていきたいなぁと思っています。 朝ドラ「ブギウギ」では主人公が、さよならコンサートを開いて歌手を引退してしまいましたが、これはあくまでも人前で歌うのを終えただけでその後も彼女は人生と共に音楽があったわけです。 さてボクの話で恐縮ですが、ボクが人前で歌い始めたのは大学のグリークラブ一年

          横浜市西区の謎

          オヤジブログ怪気炎 vol.96 横浜市西区と言ってピンとこない方は、横浜駅、みなとみらい地区、野毛山動物園辺りにかけての地域と言えば、イメージしていただけるだろうか? そもそも横浜市には中区といういかにも「ど真ん中だぞ」と自称する区名があり、昭和19年4月に中区の西側? を分割して新設されたのが西区であります。 謎その1。区民でなければ立ち寄ることもないので、知らなくてもその他の区の住民に不便はないが区役所の場所がわかりにくい。中央一丁目にあるらしい。最寄りの駅は戸部駅

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