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真面目な合唱をもっと楽しむためには?

オヤジブログ怪気炎 vol.144

舞台にお揃いのユニフォームを着て、整然と並び一糸乱れぬハーモニーで聴衆を魅了する合唱。
どこか真面目でお堅い合唱のイメージを崩そうと、踊ったり演出を付けたり様々な工夫がなされています
けれどボクは、一目見てわかるのは歌い手の表情だと感じています。知り合いの歌い手がステージに立ったら、まずはその人の表情に注目するでしょう。緊張しているかな、笑顔で歌っているかな、その方が全身でどのように音楽を発信しているかが、確実に聴き手に伝わります。
歌い手側の視点に立つと、どれだけ自分の身体に音楽が入っていて、しかもステージ上で解放されているか。曲によってのめり込み方には、多少温度差があるかもしれませんがステージで演奏する以上は、どの曲も全力で歌いたい。全身で全力で歌うことに、ロックも琵琶うたも合唱も違いはないはずなのです。
思いっきり歌うことは、日常生活のルーティンから自分を解放してくれます。ですからカラオケがこれだけ多くの人々を癒し続けているのでしょう。合唱には周りの人と音や声をかけて合わせなければならないというハードルがあります。けれども音が合ったとき、倍音が響いた時の感動は、カラオケでは得られません。倍音に包まれて歌う楽しさを多くの方と共有できる場所が合唱団だとボクは思っています。

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