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大島優子と何の役にも立たないボールペン ~元夫を見送った夏~
初めて降りる駅。駅前からタクシーに乗り、住所を告げる。
同じ住所が何軒もあり迷ったが、表札のような紙が貼ってあり、ここだとわかる。
主のいない家に入るのは、どこか後ろめたくてせつない。
鍵を差し込み、玄関を開ける。
ああ、こういうところに住んでいるのか。
部屋に入ると、大島優子が笑って出迎えてくれた。
ここは元夫の家だ。
8月3日(水)ものすごく暑い日だった。
7月末で仕事を辞めた娘が
『令和版 現代落語論』は談笑師匠から落語への壮大な恋文だ
落語はただ座って、見て聴けばいい。
面白ければ笑って、あー、楽しかった。
それでいい。
それがいい。
小難しい蘊蓄はいらない。
ましてや落語論?
とんでもない。
論じたりするから、ハードルが高いだの、高尚な趣味だのと誤解される。
落語は庶民の娯楽だもんね。
あーだこーだ理屈をこねないでおくんなまし。
と、落語を好きになって5年の私は思っていた。
この本を読むまでは…。
『令和版 現代落語論
上田豪さんに名刺を作ってもらった
きっかけは令和5年5月27日に開催された「第3回ひろのぶと株式会社定時株主総会&第2回株主ミーティング」だった。
私は、ひろのぶと株式会社社長・田中泰延さんが大好きで、ささやかな株主になっている。
この株主総会で、twitterで知り合ったタカハシユカンチさんからもらった名刺があまりにも素敵で釘付けになった!
ボーイッシュでかわいいユカンチさんのイメージにぴったりのしゃれた名刺。
「素敵な名刺で
心が洗われて、表れる『スローシャッター』
毎週金曜日にnoteにアップされる田所敦嗣さんの文章が楽しみだった。
田所さんが書く、仕事を通じて知り合った世界各地の人たちとの心温まるエピソードを読むと、私が行ったことも聞いたこともない街の人が、まるで隣で暮らしている人みたいに思えた。
田所さんのnoteが一冊の本として、ひろのぶと株式会社から出版されると聞いた時、自分のことのようにうれしく思ったのは私だけではないと思う。
どんな書名で、
「全部を賭けない恋がはじまれば」を枕元に置こう
初めて稲田万里さんの文章を読んだのは、noteにコスモ・オナン名義で書かれた「居酒屋で面接されバトンタッチされた事件」だ。
マッチングアプリで知り合った彼の元カノに、セフレとして合格がどうか面接される話。
荒唐無稽で理解を超えた。
フィクションなの?まさかノンフィクション?
知らない世界を見せてくれるオナンちゃん、
いっぺんで、いや一編でファンになった。
そのうちオナンちゃんは「日曜興奮更新
2022年落語協会新作落語台本に応募して
私的老後を楽しむイベント「落語協会新作落語台本コンテスト」。
2022年の最終審査に残った作品がきょう発表になった。
2019年から応募を続けて4回目。
今年は自信があった。
最優秀賞は無理でも、最終選考には残るに違いない。
どう控えめに考えても二次選考には残るはず。
だってだって、すごく面白いものが書けたんだもの。
それがどうよ。
かすりもしなかった。
失礼しちゃう。笑
するってぇとなに
Facebookが毎年教えてくれる父の笑顔
Facebookの「過去のこの日」機能。
8年前のきょう2004年6月21日は入院中の父を家に連れて帰り麻雀をやっていた。
父はゲームとしての麻雀が大好きで、若い頃小島武夫と卓を囲んだことが自慢だ。
小島武夫、誰それ?
知らない。
だから私にはもちろん、私の娘にも保育園の頃から麻雀を教えていた。
最初はおもちゃの「ポンジャン」だったが「物足りないな」とすぐに本物の麻雀になり、娘だけは役なしでも
しおりを、あげたい。
きっかけは、のりみやまもとさんのtweetだった。
「読みたいことを、書けばいい。(田中泰延著、今野良介編集)」という本のブックカバーを作られていた。
表紙は本の表紙そのまま、裏には本文の一部を刺繍。
最初に写真を見た時、あまりにもきれいで、刺繍だと気がつかなかった。
よーく見て刺繍だとわかった時の衝撃!
美しい…。
神技だ。
本や著者への愛があり、なおかつ技術と根気があってこそできること。
心