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昔より少ない?境界性人格障害
30年ほど前は境界性人格障害の患者さんは時々いた。私たち治療者は境界性人格障害の患者さんをボーダーと言って病棟で担当医になったら、「面談してください。不安なんです」と呼び出されたりして、ものすごく忙しく、辛い思いをすることを覚悟していた。
この障害は「今すぐ来てくれなきゃ、死ぬから」と激動の表現とともにどうしても他人を振り回したくなる病気である。芸能人にもそれらしい振る舞いをする人もいて、あの人
認知症新薬レカネマブ
患者さんのご家族から、レカネマブの事を聞かれる事がとても多くなりました。商品名はレケンビです。
期待の認知症新薬!というテレビなどのメディア広報のおかげでしょう。
レカネマブの最後の語尾 〜マブは抗体薬ということを示しています。
元々抗体は、例えばIgGやIgMという抗体なら細菌を破壊する武器としてヒトが免疫として持っているものです。