認知症って

初めまして😊認知症診療をメインに働く精神科医です。今の状況やこれからの世界のことを発信していきたいって思うアラかんのエッセイです♪

病院には医師、看護、介護などの若い医療関係者や学生さんが数週間程度で見学したり、実習に来る事があります。彼らは将来的には小児科や外科希望で働きたいけど、数カ所は救急や精神科などの他科で実習することは、必修だったりする。
外来でも、孫がおじいちゃん、おばあちゃんに付き添いで来ることも多くなった。
80代の認知症の患者さんだと、その方の子は60代、孫は30代だったりする。そのうちひ孫の付き添いで来るかもしれないな^ ^
こういった10-30代の若者に認知症の患者さんの話をすると、
「えっ。歳とると皆んな忘れたりしますよね、それですよね？」
ってお答えされる事が多いです。
“神経の病気です””遺伝したりするんですよ”って言うと、
「病気なんですか！」とびっくりされたりします。
なんだか色々忘れちゃう自分のおばあちゃんをみて、
”歳をとっちゃったんだねー、”と
”病気…、”
では受ける感じ方、接し方が違くなります。
病気なら、おばあちゃんが病気、何かしてあげたい…
そんな気持ちになります。
歳だよ、だと、おばあちゃんが歳でぼけて、ふーん大変だね。
で終わっちゃう事もありで、
受け止め方がこんなにも違うんだって驚きます。。
正しいことを知る、って人の気持ちを変える力があるんですよね。
そんなこんなで、色々なことを伝えていきたいと思います^ ^。
最後まで読んでいただいてありがとうございます♪

#認知症 #エッセイ #精神科医 #物忘れ #介護