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帰国子女。趣味は海外旅行と読書。名探偵コナン検定1級。適応障害治療中。 日記、旅行記、…

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帰国子女。趣味は海外旅行と読書。名探偵コナン検定1級。適応障害治療中。 日記、旅行記、読書感想文、コナン考察などを書きます。

記事一覧

会社を辞めたくなってから転職活動を始めてはいけない

「会社、辞めた〜〜〜い!!!!」 と思ってから転職活動を始めてはいけない。 なぜかというと、今の会社を辞めたいあまりに、変な求人、妙なオファー、おかしな雇用条件…

エティー
7か月前
18

適応障害闘病記 発症からセルフ人体実験、そして寛解までの道のり

適応障害になった。 理由は長時間労働による自律神経の乱れだそうだ。 自分でいうのもあれだが、わたしはあまり責任感がないため病みにくい。 昔から「あなただけは絶対に…

エティー
7か月前
15

コンプレックスをお金で治す〜絶対に爪を噛む癖を治す2024〜

わたしの爪は深爪だ。深爪でなかったことなんて人生で一度もない。 というのも、わたしには子供の頃から爪を噛む癖があるのだ。どのくらい噛んでいるかというと、誇張抜き…

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8か月前

外国人嫌いに思うこと

外国人嫌いって普通の感情だよなと思い始めている。 自分の言葉も常識も通用しない相手との接触は怖い。それはとても自然な感情だ。 私はたまたま帰国子女で、そのコミュ…

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1年前
11

思い出はほじくり返さないほうがよい

よき思い出は思い出だからこそ輝くものであって、思い出をほじくり返してはその輝きも台無し。  高校の頃好きだったクラスメイトに数年ぶりに会ってデートをした。けれど…

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1年前
18

灰原哀について 『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を観て

 コナン検定1級を持っているくらいのコナンファンなので、今年2023年の『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を見て爆発したオタク感情を整理するためのメモ…

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1年前
20

身体が小さかったらしい元カノ

 大学時代に一年ほど付き合った元彼の元カノは、身体が小さかったらしい。  元カノは彼氏の地元の女の子だったそうで、東京の大学に通うわたしが彼女のことを見知る機会…

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1年前
4

ひとりと寂しいの区別、そして彼女たちの善意

 高校生のとき、友達と英語を勉強していたときのことだ。  彼女が英単語「alone」の和訳として「さみしい」と書いていたから、それは間違いで、正しくは「ひとりで」だと…

エティー
1年前
5

丸の内の卵

 有給を取って丸の内に行った。  職場も丸の内なのに、休みの日まで丸の内に行くなんて我ながら変な奴だ。  わたしは街としての丸の内が好きだ。  まず変な人がほとん…

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1年前
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育ちのよさと、汚れが目立つ色のTHE NORTH FACEのフリース、そして小学館の図鑑

 こないだ山手線で、THE NORTH FACEのフリースを着た、小学生らしき男の子を見かけた。お母さんと見られる女性のとなりに、お行儀よく座っていた。  いわゆる「育ちのい…

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1年前
5

あの鼈甲色のおしゃれ眼鏡と自意識の話

 中高生のとき、おしゃれな眼鏡をかけることができなかった。  学生時代のわたしは真面目で勉強ができ、先生からも覚えめでたい優等生だった。少なくともそう自認してい…

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1年前
3

名付けについて

そのことばはあなたが人生で最もよく聞くことばだが、あなた自身がそのことばを言うことはほとんどない。そのことばとは? はい、答えはあなたの名前です。あなたは毎日あ…

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1年前
7

18歳とからあげ

 年末年始は実家へ帰る。  風呂の脱衣所で体重計に乗った。脱衣籠の下にひっそりと置いてある体重計は、たまたま脱いだ靴下をポロリと落としてそれを拾うために屈まなけ…

エティー
1年前
5
会社を辞めたくなってから転職活動を始めてはいけない

会社を辞めたくなってから転職活動を始めてはいけない

「会社、辞めた〜〜〜い!!!!」

と思ってから転職活動を始めてはいけない。

なぜかというと、今の会社を辞めたいあまりに、変な求人、妙なオファー、おかしな雇用条件を飲んでしまうことがあるからだ。

「一刻も早く今の会社を離れたい」という気持ちがあるとき、人はまったく冷静ではない。冷静になるのが難しい。

今の会社を離れたい理由が、人間関係なのか、業務内容なのか、長時間労働なのかわからないが、いず

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適応障害闘病記 発症からセルフ人体実験、そして寛解までの道のり

適応障害闘病記 発症からセルフ人体実験、そして寛解までの道のり

適応障害になった。
理由は長時間労働による自律神経の乱れだそうだ。

自分でいうのもあれだが、わたしはあまり責任感がないため病みにくい。
昔から「あなただけは絶対に病みそうにないよね」とよく言われてきた。

が、適応障害となってしまった。
青天の霹靂だった。

Xデーは突然くる

その日は突然きた。

まだまだ残業が続きそうだったから、休憩がてら会社近くのカフェで夕食をとっていたときだった。
急に

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コンプレックスをお金で治す〜絶対に爪を噛む癖を治す2024〜

コンプレックスをお金で治す〜絶対に爪を噛む癖を治す2024〜

わたしの爪は深爪だ。深爪でなかったことなんて人生で一度もない。

というのも、わたしには子供の頃から爪を噛む癖があるのだ。どのくらい噛んでいるかというと、誇張抜きで、これまで手の爪を爪切りで切ったことがないほどだ。

爪を噛む癖は、ストレスを感じたときや、眠っている間に現れる。起きているうちならば、「あ、いけないいけない!爪を噛んじゃいけない」と自覚して噛まずに済むこともあるのだが、寝ている間はさ

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外国人嫌いに思うこと

外国人嫌いに思うこと

外国人嫌いって普通の感情だよなと思い始めている。
自分の言葉も常識も通用しない相手との接触は怖い。それはとても自然な感情だ。

私はたまたま帰国子女で、そのコミュニティにおいて私のほうが「外国人」であった期間が長い。さらに大人になった今は外国人クライアントを相手に仕事をしている。

まれに「外国人は民度が低いから、民度の高い我らが日本から出て行け!」と言うような人もいるが、私の知る限り相当少数派で

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思い出はほじくり返さないほうがよい

思い出はほじくり返さないほうがよい

よき思い出は思い出だからこそ輝くものであって、思い出をほじくり返してはその輝きも台無し。
 高校の頃好きだったクラスメイトに数年ぶりに会ってデートをした。けれども、今はあんなデートしなければよかったと後悔している。

 高校の頃好きだったクラスメイトの男の子は、とにかく勉強ができた。特に数学が抜群にできた。色白のあっさりした顔立ちに上背もあった。端的に言ってカッコよかった。けれども彼はクラスで目立

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灰原哀について 『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を観て

灰原哀について 『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を観て

 コナン検定1級を持っているくらいのコナンファンなので、今年2023年の『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を見て爆発したオタク感情を整理するためのメモを書いておく。

劇場版コナンとサブ主役、『ゼロの執行人』後について

 今作のサブ主役は灰原哀である。コナン映画では2018年『ゼロの執行人』以降、主人公江戸川コナンの他にサブ主役を映画に置いている。歴代のサブ主役は以下のとおりである

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身体が小さかったらしい元カノ

身体が小さかったらしい元カノ

 大学時代に一年ほど付き合った元彼の元カノは、身体が小さかったらしい。
 元カノは彼氏の地元の女の子だったそうで、東京の大学に通うわたしが彼女のことを見知る機会は当然なく、わたしは彼女の顔も名前も知らないのだが、彼女の身長が151cmだったことは知っている。聞いてもないのに元彼がペラペラ喋るからだ。

 わたしは身長が173cmあり、体力もその辺の成人男性並みにある。一緒に旅行に行き、わたしと同じ

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ひとりと寂しいの区別、そして彼女たちの善意

ひとりと寂しいの区別、そして彼女たちの善意

 高校生のとき、友達と英語を勉強していたときのことだ。
 彼女が英単語「alone」の和訳として「さみしい」と書いていたから、それは間違いで、正しくは「ひとりで」だと教えた。
 そうすると彼女はこう言った。「何が違うの?」と。

 彼女の言葉は当時の私にとって、そして現在の私にとってもあいもかわらず衝撃的だった。
 この世には「ひとり」と「さみしい」の区別がつかない人間がいる。ひとりでいることすな

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丸の内の卵

丸の内の卵

 有給を取って丸の内に行った。
 職場も丸の内なのに、休みの日まで丸の内に行くなんて我ながら変な奴だ。

 わたしは街としての丸の内が好きだ。
 まず変な人がほとんどいない。これは重要なことだ。新宿、渋谷、池袋といった繁華街を有する街に1日いると、必ずと言っていいほど様子のおかしな人に遭遇する。コンビニの店員に要領の得ない怒りをぶつけるオッサン、ぶつくさと独り言を言いながらまるでそこにある雑踏が見

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育ちのよさと、汚れが目立つ色のTHE NORTH FACEのフリース、そして小学館の図鑑

育ちのよさと、汚れが目立つ色のTHE NORTH FACEのフリース、そして小学館の図鑑

 こないだ山手線で、THE NORTH FACEのフリースを着た、小学生らしき男の子を見かけた。お母さんと見られる女性のとなりに、お行儀よく座っていた。

 いわゆる「育ちのいい」子どもは、一目みるだけでそうだとわかるのだなあと知ったのはかなり最近、少なくともわたしがしっかり大人になってからのことだ。

 子どものときは、自分があるいは友達が、クラスメイトのみんなが育ちがよいかどうかなんてわからな

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あの鼈甲色のおしゃれ眼鏡と自意識の話

あの鼈甲色のおしゃれ眼鏡と自意識の話

 中高生のとき、おしゃれな眼鏡をかけることができなかった。
 学生時代のわたしは真面目で勉強ができ、先生からも覚えめでたい優等生だった。少なくともそう自認していた。

 中高生のころ、伊達メガネがファッションとして流行っていた。当時読んでいたSeventeenでは、キメにキメたモデルさんが外しアイテムとして伊達メガネをかけていたものだった。

 今思うと、あの時期はおしゃれ眼鏡誕生期だったのかもし

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名付けについて

名付けについて

そのことばはあなたが人生で最もよく聞くことばだが、あなた自身がそのことばを言うことはほとんどない。そのことばとは?

はい、答えはあなたの名前です。あなたは毎日あなたの名前で呼ばれるけれど、自身の名前を口にする機会はあまりありませんよね。

といったクイズなのかなんなのか、車のラジオで聞いたことを覚えている。たぶん小学生だか中学生だかの頃だ。
いや、自分の名前を口にする機会はそこまで少ないわけでも

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18歳とからあげ

18歳とからあげ

 年末年始は実家へ帰る。
 風呂の脱衣所で体重計に乗った。脱衣籠の下にひっそりと置いてある体重計は、たまたま脱いだ靴下をポロリと落としてそれを拾うために屈まなければ、その体重計があったことすら思いださなかっただろう。
 そういえばこんな体重計があったな、と思いながら体重計にのった。わたしの一人暮らしの部屋に置いている安価な体重計は体重しか計ってくれないシンプルなものだけれども、いくぶんか裕福な実家

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