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CECIL Mc BEE閉店ニュースを通して考える日本ブランドのアイデンティティ
「ギャルブランド『CECIL Mc BEE』の店舗閉店が決定」
つい先日目にしたニュースだ。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響をモロに受けてしまったとのことだった。
ニュースを受けてSNSには
「大好きだったセシルが…」「あのショッパーで学校行ってたなぁ…」
といった悲しみの声が次々に寄せられた。かく言うわたしも中高生の時よくお世話になったものだ。イケイケの音楽が大音量で流れる109
自己肯定感が低すぎる。③(〜向上心編〜)
「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」
これは夏目漱石の「こころ」で先生と呼ばれる男がその親友Kに放った言葉だ。教科書に載っている「こころ」、そしてこの一節を読んだ高校生のわたしは、先生の行動はともかく、このセリフに関しては「その通りじゃないか」くらいに思っていた。この言葉がなぜこんな風に「こころ」の中で目立つのか、Kが命を絶つという道を選んだ原因が恋敵の先生に卑怯な手を使われ裏切られてしまったこ
自己肯定感が低すぎる。②(容姿編)
容姿に対する自己肯定感の低さと戦っている女性は、意外と多いのではないかと思う。わたしもその一人で、未だに悩みの一つである。実はこの悩み、なかなかに苦しく辛いもので、こんな悩みを持っている人がたくさんいると思うとどうにかならないものかと思ってしまったりもする。
わたしは弱視を疑われるほど視力が悪く、小さい頃からいわゆる「牛乳瓶の底のような」分厚いメガネをかけていた。近視があまりに強いもので、メガネ
伊坂さんが悩みを解決してくれるかもしれない〜「逆ソクラテス」を読んで〜
伊坂幸太郎さんの本との出会いは中学一年生の時だった。中学一年生の3ヶ月ほど、不登校をしていたのだが、たまに図書室にだけ行っていた。そんな時、本を探すわたしに図書室の先生が声をかけてくれたのだ。
「何か探してるの?」
「探してるんですけど、新しい作家さんを開拓したくて…どうしようかなと思ってるんです」
「それなら!このへんがオススメかな!」
と差し出してきたのは伊坂幸太郎さんの「ゴールデンス
自己肯定感が低すぎる①(自分の産み出すもの編)
最近、「自己肯定感」という言葉をよく耳にするようになった。自信がないとか、自分が嫌いとか、色々な言い方のあるそれを総称できる「自己肯定感が低い」というフレーズ。とても便利だ。
かく言うわたしもとても自己肯定感が低い。自分の容姿も性格もなにもかも自信がなくて、認められなくて、正直とても生き辛い。少しでも楽になりたいからいわゆる自分磨きをするのだけど、周りに評価されてもなかなか信じられず、自信はない