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koruri31
2021年10月1日 23:45
風船のようで、渡鳥のような存在。繋ぎ止めてくれないと、どこかへ飛んでいってしまう。飛んで行くことが悪いことでもなく、この場に居続けることが良いこととも限らない。カゴの中の鳥が、飛ぶことを忘れてしまうように。自分で餌を取る本能を忘れてしまうように。けれど遠くまで飛び過ぎてしまうと、きっと家には戻れない帰る場所を残しておいてくれ、なんて言うのは甘えかもしれない行った
2021年9月8日 21:39
とある夜、ボーッと考え事している時だった。白い壁紙にシミがある。黒いシミ。5mmくらいだ。いつの間にできたんやろ〜と思っていたら、動いた。蜘蛛だ。彼の名は、ハエトリクモ。性別は知らないけど。私の同棲相手だ。虫嫌いな人も居るだろうから、写真は載せないが、興味があったらGoogle先生に聞いてくれ。まぁ小さな蜘蛛である。気付いたら家にいる系の虫の中でも、このハエトリクモは益虫だ
2021年6月5日 18:24
夏の夜空を彩る大輪の花火は、地元で毎年のように見ていたけれど、去年は行われなかった。今年も花火大会はないのかなぁ。それでも、この直径3cmにも満たない小さな花火は私の心を熱くする。以前のような日常が訪れますように。
2021年8月8日 23:31
水深5mmの珈琲。カップの底の水面。うっすらと惨めったらしく底面にへばりつく苦味。飲み干して仕舞えば、もうこの場所にいる理由がなくなってしまう。だから、最期の一口を飲み干せないまま。熱が逃げていく。きっと、冷めてしまえば美味しく無くなっていくのだろう。それでも私はそれに手を伸ばすことができない。このまま時間が止まってくれないものだろうか。美味しさも、ここにいる理由も
2021年8月5日 23:05
草原の真っ只中に、身体一つでぽいっと放り出されて、「はい、進んでください!」と言われたら、私は途方に暮れるだろう。どっちに行ったら良いのか分からない。立ち止まり、空を見上げて、地面に寝転んで、お昼寝を始めるかもしれない。思い立って進んだ途端に、「あ、そっちじゃないです」と言われたら、ちょっと怒っちゃうかもしれない。その草原に、一本の道があったのなら、それ
2021年8月1日 21:03
子供の頃は、味がないとか食べ応えがないとか何かとケチをつけて嫌っていた、お豆腐。なのに、今年の夏も、お世話になっています。何も悪い事してないのに、勝手に嫌ってごめんね。なんであんなに嫌っていたのか、理由はもう思い出せないんだけどね。今は、君の有り難みを実感しているよ。
2021年7月14日 20:17
大した能力差もない、見た目が大きく違う訳でもない、似たような色とデザインの多種多様なボールペン達が、整然と並ぶ。誰かが、気に入った!君が良い!と言ってくれるその日を夢見て、理路整然と並んでいる。素敵な出会いで、旅立っていくやつもいるし、何日も何週も何ヶ月も、在庫のやつもいる。逃げ出すこともできず、ただじっと時が過ぎていく。誰かのお迎えの手によって仲間
2021年6月13日 20:55
私はハトも好きだし、カラスも好きなのです。*ハトを見て、悲鳴をあげて逃げ惑う友人がいるのだけど、ハトからしたら良い迷惑よね〜。「ワテの存在の何がご不満なんじゃ⁉︎」ってたぶん言ってますね〜知らんけど。ハトさん、ほぼ無害なんですけどね。何も考えてなさそうだなぁ…気楽に生きてそう。とか思うけど、それを言ったら「ワテかて、ちゃんといろいろ考えとるわいっ!」って怒られそうなので